大戦略パーフェクトのススメ

現代大戦略2007公式ホームページの「現代大戦略のススメ」から名前をもらい、大戦略パーフェクトシリーズを遊んでゆきます。

WWⅡ IMAGE(アメリカ)11ターン目~20ターン目

2007-11-27 19:09:43 | パーフェクト2.0DX
11ターン目~15ターン目
戦況
ヨーロッパ方面
前回の最後のターンに増援としてハリアーGR.7が来ましたが、中距離対空ミサイルを持たず、空戦能力の低いこの航空機では、MiG-29を持つドイツ軍から航空優勢を奪うことはできないようです。次の増援までまたしばらく待ちたいと思います。
また、2正面作戦を行っていることにより、ドイツは史実よりはやく負け始めると思っていましたが、戦線間の距離が短いこともあり、連合軍は意外に苦戦しています。
15ターン目、ソ連軍にSu-33 フランカーが登場しました。長距離対空ミサイルを持つこの戦闘機は、ドイツのMiG-29をアウトレンジできます。

東南アジア方面
ハリアーが役に立たないことはこの方面でも同じでした。さらに、東南アジアには空軍基地がないため失った機体の補充ができません。そのうち、本土の基地で補充しますが、その余裕も今はないので、しばらくは航空機の出番はなさそうです。
当面は、日本より優勢な地上戦力をたえず中国に送り続けることで日本を消耗させていきます。
15ターン目にハワイにアメリカ艦隊が増援として現れました。F-14を搭載したエンタープライズを中心に、アイオワ、タイテンデロガ、オリバー・ハザード・ペリーなどです。
自軍の艦船で日本と戦うと損害が大きいので、この艦隊の動きを見つつ、行動することにします。

詳細
軍資金推移
997982=>993510=>993569=994531=>998091
増援部隊
チャレンジャー2*7(15ターン目、東南アジア)
特殊部隊*5(15ターン目、東南アジア)
チャレンジャー2*6(15ターン目、イギリス本土)
Type23 ノーフォーク(15ターン目、イギリス本土)
Type22 コーンウォール(15ターン目、イギリス本土)

16ターン目~20ターン目
戦況
ヨーロッパ方面
15ターン目に来た2隻の軍艦によってなるべく多くのドイツ軍機を撃墜しようと思います。フランスにはラファールM、ソ連にはSu-33があるので、イギリスがわざわざ援護する必要もないかもしれませんが、なるべくはやく終わらせるためにType22とType23を出撃させます。

東南アジア方面
相変わらず、空海で日本有利、陸でイギリス有利という構図だけは変わりません。
そのため、イギリスはどんどん戦車を送り出し、日本陸軍を消耗させていく、という戦法を取らざるを得ません。日本の場合はその逆で、爆撃と艦砲射撃で敵地上戦力をたたいたのち、地上軍を進出させる戦法が有効となります。
また、なぜかC-1輸送機がシンガポール上空を飛んでいたため、駆逐艦で撃墜しておきました。
米軍は20ターン目前後には日本につくでしょう。米軍による攻撃を援護するために、自軍の艦船(全て修理完了)は全艦出撃させることにします。
今までは損害をなるべく受けないようにする戦い方でしたが、今回は陸海ともに全力で打って出ているため、損害はかなり出ています(特に航空攻撃によって)。アメリカ艦隊も出ているし、日本も残り戦力がそんなにないはずなので、問題ないと思います。

詳細
軍資金推移
998139=>?=>998192=>998307=>?
増援部隊
全て20ターン目、ヨーロッパ方面に登場
チャレンジャー2*5
ウォリアー*2
ランドローバー/ミラン*2
歩兵*7

兵器画像を3DCGで作る(X-36)2

2007-11-24 16:45:08 | エディタ(新ブログに移行)
11月24日、完成しました。

X-36の3DCG作成1

1では下書きと胴体の基本的形状を作りました。できればキャノピーの作成までを1としたかったのですが、本文が10000字を超えてしまったので、キャノピーの作成からX-36の3DCG完成までを書くことにしました。



キャノピーの作成
1の行程を終えるとこんな感じのデータができているはずです。この胴体部分からキャノピーの面を作ります。

  1. (面を見えなく(ここをクリック)してから)F2キーを押して側面図にします。また、「コマンド」=>「辺・点」=>「ナイフ」を選択してください。

  2. 下書きのキャノピーと、前回の最後に入れた切れ込み(このときのこと)を元にこのように切れ込みを入れます。
    次に、うまく180度回転し、左側の側面図にしたのち、同じように切れ込みを入れます。
    変な斜め線が入ったりしますが気にしないでください。

  3. 塗装はまだですが、わかりやすくするために、作ったキャノピー部分を黒くします。
    材質パネルの"新規"ボタン
    を押し、新たな材質mat1を作ってください。オブジェクトと同じようにして、名称を"キャノピー"に変えます。まだ、OKは押さないでください。

  4. 材質設定パネルでこのような操作をし、OKを押して、この材質の色を黒にしてください。

  5. 面を見えるようにしてください。そうしたら、キャノピーの部分をShiftを使った選択で選択します。
    材質パネルを見て、キャノピーが選択されていることを確認し、「選択部処理」=>「面に現在の材質を指定」をして、キャノピーを黒くしてください。
    うまくいけばこのようになります。まだ白いところがあったら、そこを選択して、「面に現在の材質を指定」をして、全て黒くしてください。

  6. 最後に塗装がしやすいようにキャノピーを別オブジェクトにします。再び(?)キャノピーを全て選択して、「選択部処理」=>「切り取り」をします。このとき、キャノピーが一部でも残っていると作業が面倒くさくなるので「Ctrl」+「Z」(「編集」=>「元に戻す」)でやり直してください。キャノピーが切り取れたら、「選択部処理」=>「ペースト」をしてください。obj1という新たなオブジェクトにキャノピーが移っているはずです。このobj1をキャノピーという名前に変えます。

  7. これで、キャノピーの形の作成は終わりです。
インテーク(など)の作成
X-36はF-35やF-15などと同じようなインテークの配置です。この配置の詳しい形(特に後部)はよくわからないのですが、そんなに細かいところまでこだわってもしょうがないので、適当に作ることにします。

  1. 新たに"インテーク"というオブジェクトを作ってください。(本来、この部分はミサイルを格納したりいろいろするのですが、名前はわかればよいのでこれにしました。)

  2. 作った胴体やキャノピーを壊してしまうといけないので、胴体とキャノピーのオブジェクトにもロックをかけてください(ロックのかけ方)。
    この部分はX-36の資料だけでは難しいかもしれません。幸い、YF-22の3面図がWikipediaにあったので、これも参考に作っていきます。

  3. この部分を2つ作るのは面倒くさいので、ミラーリングを使って作ります。
    "インテーク"をクリックしてパネルを出し、「ミラーリング」=>「左右を分離した鏡面」をOnにし、鏡面を作ってください。適用軸はXだけでよいです。
    このとき、ミラーリングされているはずの立体がでてこないことがありますが、気にせずに作っていってください。

  4. 作成されたオブジェクトの色を黒にしないために、新たに材質を作ります。材質パネルの新規ボタンを押し、できた材質を選択した状態にしてください(最初からなっているとは思うけど)。

  5. 選択されているオブジェクトが"インテーク"であることを確認したら、「コマンド」=>「面」=>「基本図形」で四角柱を選び、そのまま作成を押してください。

  6. 移動、拡大(「コマンド=>「編集」)を使い、下書きのインテークと大体同じ位置、大きさに四角柱を動かしてください。下のリンク先ようになるはずです。
    11月11日追記作りやすいように、この四角柱の位置を変えました。
    前から見た図上から見た図

  7. インテークの形を作っていきます。
    まず、この(選択されている)辺を胴体の太さが変わるあたりまで動かします

  8. 上のように、3つの辺を動かします。
      1、この辺下に動かします。
      2、この辺左に動かします。
      3、この辺奥に動かします。

  9. ここからは面をOnにしたほうがやりやすいと思います。
    F1キーを押して側面図にして、ナイフツールを使います。切れ込みを入れるのはここ。この線を元にインテーク部に縦に360度切れ込みを入れてください。(胴体はOFFにしないと無理だと思います。)切れ込みを入れたら胴体をONにし、視点を後ろに移します。

  10. 辺、点を動かします。
    まず、この辺を、ここまで動かします。次に、左下の点上(Y軸)方向に動かします。

  11. ここでやる作業の前に遣り残したことがあったりするとまずいので、別ファイル(僕はX-36で保存しているのでX-36_2とか)にここまでのデータを保存してください。
    保存し終えたら、「オブジェクト」=>「曲面・ミラーのフリーズ」をして、出てきたパネルのOKボタンを押してください。裏側のインテーク部もできたはずです。

  12. これで、インテークの作成が終わりました。後は(3DCGとしては)、カナード、主翼の作成だけです。
カナード、主翼の作成

    インテークのオブジェクトをロックしたほうがよいです。
  1. オブジェクトパネルの「新規」を押して、obj1を新たに作ります。できたら、名前をカナードに変えてください。

  2. 「コマンド」=>「面」=>「面の生成」で、を押して側面図(F1キー)で、下書きをみながらカナードの断面図を書きます。下書きとカナード以外は見えないほうがやりやすいです。

  3. ここからは面をOnにしたほうがやりやすいと思います。
    「編集オプション」=>「範」を押します。

  4. インテーク、胴体を見えるようにしてください。また、材質パネルの材質がmat1(白)となっているか確認してください。
    「コマンド」=>「辺・点」=>「面張り」をクリックしてから、カナードの断面図を範囲選択します。

  5. F1キーを押して、上面図にして、さきほど選択したところを胴体部分までドラッグします。
    このとき色が黒になっていたら、(材質:mat1を選択して)Shiftキーを押しながらカナードをクリックし、「選択部処理」=>「面に現在の材質を指定」で白にします。

  6. インテークをOFFにします。
    真ん中の点だけ動かしたりすると形が変になるので、前に動かすときはこの2つの辺を選択することに注意しながら、下書きに書いたカナードと、実際に作ったカナードをそろえていきます。

  7. カナード以外をOFFにして、側面図(F1)にします。
    横は面ができていないので、「コマンド」=>「面」=>「面の生成(作る面は三角)」を使って、このような順番でクリックして、面を作ります。

  8. 僕が作っているのの場合、インテークの位置が下書きと違います。なので、違和感がなくなるようにインテークをOnにして、移動などを使って整えていきます。

  9. オブジェクト設定パネルを出し、「ミラーリング」=>「左右を分離した鏡面」を選択します。
    「オブジェクト」=>「曲面・ミラーのフリーズ」をして、出てきたパネルのOKボタンを押してください。これでカナードは完成です。

  10. ここからは主翼の作成を行います。まず、Shifキーを押したままオブジェクトパネルのカナードをクリックし、全て選択します。
    そうしたら、「選択部処理」=>「コピー」で、コピーし、そのまま「選択部処理」=>「ペースト」でカナードと同じ、新たなオブジェクトを作ります。

  11. 新たなオブジェクトの名前を"主翼"にします。また、カナードを見えなくします。
    Shiftキーを押しながらオブジェクトパネルの主翼をクリックして、主翼オブジェクトを全て選択します。選択したら、主翼があるべき位置へ移動させます。

  12. ミラーリングで手っ取り早く終わらせるために、どちらかの主翼(左右どちらでも)を「コマンド」=>「面」=>「削除」で削除します
    ここまでできたらカナードを再びOnにします。

  13. 移動を使って、主翼をこのような大きさ、形にします。

  14. このようにナイフを使ったのち(上下両方にナイフを使うこと)、点を動かして、下書きにある主翼の形に近づけます。

  15. 下から主翼を見るなどして、問題ないことを確認したら、カナードやインテークと同じように、オブジェクト設定パネルを出し、「ミラーリング」=>「左右を分離した鏡面」を選択、「オブジェクト」=>「曲面・ミラーのフリーズ」をして、出てきたパネルのOKボタンを押します。これで主翼も完成しました。


↓ここまででできた3DCG



土曜日に、3DCG、火曜日にマップ攻略の記事を書くことにしました。
胴体の作成を中心に、改良点が結構見つかったので次の作成時には改良したやり方で作ります。。
3では、塗装と兵器エディタで使うための加工の2つを書くつもりです。

現代大戦略2008~自衛隊参戦・激震のアジア崩壊!~

2007-11-17 16:25:20 | その他
毎年末に必ず発売される"現代大戦略"シリーズ(今回は2008)のシナリオ、システムなどが発表されました。
パーフェクト3.0と直接関係はありませんが、"現代"シリーズで登場したシステムはパーフェクトシリーズ(つまり3.0)にも登場する可能性が高いので、時々、このように記事を書いていきたいと思います。
また、攻略マップもネタが尽きてきたので、現代シリーズのマップを攻略することもあるかもしれません。




タイトル
毎年、その年の時事を元にしたサブタイトルがつけられます(ちなみに去年はテポドン・核施設破壊作戦)。今回は"自衛隊参戦・激震のアジア崩壊!"となったようです。元ネタは自衛隊のISAF参加構想。サブタイトルとのつながりがさっぱりわからない…

システム
現代2008には"分岐型勝利条件"というシステムが実装されました。
マップ攻略の途中で勝利条件が変わるシステムで、「作戦遂行に失敗したため、撤退戦に移行」「作戦目標を撃破したところ、新たな作戦目標が発生」というような状況が再現されることとなります。
これがマップエディタで使えるのなら結構楽しい自作マップを作れそうです。

シナリオ
11個シナリオがあります(マップは20個くらい)。そのうち4つは過去にあった事件を基にしたシナリオです。
それ以外のシナリオは
 中東や中央アジアに関するシナリオが3つ、
 北京オリンピックまで後1年だからか、中国に関するシナリオが3つ、
 恒例の朝鮮半島シナリオが1つ
となっています。
朝鮮半島関連シナリオは、毎作品恒例だった竹島奪回マップではなくなりました。その代わり北朝鮮が独力で韓国に攻め込んでくるシナリオとなっています。

現代大戦略2008公式ホームページ

WWⅡ IMAGE(アメリカ)1ターン目~10ターン目

2007-11-10 10:29:51 | パーフェクト2.0DX
3DCGの記事が未完成ですが、微調整に疲れてきたので、マップ攻略記事も書きたいと思います。
このマップは、陣営を変えて攻略できるので、今年度中(予定)のパーフェクト3.0発売まで攻略するマップに困ることはないでしょう。

WWⅡ IMAGE入手の仕方
SystemSoft Alpha公式ページの左側に"大戦略ファンクラブ"という項目があります。そこをクリックしてください。リンク先のページ(ファンクラブについての紹介)の"よくあるお問い合わせ"のQ5を見て、大戦略ファンクラブに登録してください。
その後は指示に従い、大戦略ファンクラブのページまで行きます。これの上から5番目、"追加マップ"のところからWWⅡ IMAGEをダウンロードできます。使用方法は一番下に書いてあります。




陣営と方針
今回、ルールは変えません。

最初はドイツでやる、といっていましたが、データを見ると攻略できそうもなかったので、最初はイギリスで攻略します。
マップ
イギリス(Cyan)はヨーロッパと東南アジアに建物を持っています。そのため、本土でドイツと戦い、東南アジアで日本と戦う、という二正面作戦を行わざるを得ないと思います。ただ、最初は本土に部隊がいないので、東南アジアでの対日戦に集中することとなりそうです。

1ターン目~5ターン目
戦況
ヨーロッパ方面
部隊が司令部しかないので何もせず。
ドイツとソ連が戦闘を開始しました。史実では独ソ戦はフランス攻略、バトルオブブリテン後だったのですが、このゲームでは1ターン目から始まっています。
5ターン目にはフランスに戦車隊が出現。ドイツは2正面作戦を余儀なくされました。

東南アジア方面
地上部隊においては日本に対し、圧倒的に優勢です(多分)。しかし、海空軍はおそらく日本のほうが優勢。空軍に至っては、こちらには1部隊も航空機がありません。また、近隣の同盟国である中国にも航空機はありません。
これからしばらくの戦法は、陸軍はどんどん進撃。もし航空機での攻撃を受けた場合はすぐ撤退して、全滅しないように運用します。生産ができないので部隊の全滅は絶対に避けたいところです。
海軍はこのようなルートを通って、日本に見つからないように日本近海まで移動しようと思います。

思ったとおり、日本陸軍は簡単に蹴散らせましたが、艦砲射撃、空爆がうっとうしく、なかなか先に進めません。
5ターン目には増援も到着しました。しかし、戦車と駆逐艦で待望の航空機はなし。有利とも不利ともいえない状況が続いています。


画像左下にいるC-1が気になりますが、対空火器はもっていないので攻撃できません。
また、増援として現れた74式戦車、75式自走榴弾砲には結構苦戦しています。

詳細
軍資金推移
999999=>999923=>999968=>999980=>999915
増援部隊
Type42Batch3 マンチェスター*2(5ターン目)
Type45 デアリング(5ターン目)
チャレンジャー*8(5ターン目)

1ターン目~5ターン目
戦況
ヨーロッパ方面
フランスとソ連に挟撃される形となったドイツは苦戦しています。ちょこっと航空支援をしてやればドイツにはすぐに勝てそうです。ドイツに勝てたらイタリアに勝つのは簡単だと思います。

東南アジア方面
7ターン目に駆逐艦が1隻撃沈されてしまいました。それ以外にも1隻、被害を受けています。敵にどんどん増援が現れるので、これ以上続けるのは難しいと思い、9ターン目に撤退を開始しました。
陸軍は機数の減少から苦戦を強いられています。補給のため、戦力が半分くらいになってしまいそうです。まだ機数の減っていない部隊は日本陸軍部隊をどんどん撃破しています。
10ターン目には、ハリアーや自走砲などが増援として現れました。とりあえずハリアーが出てきたので、航空支援もできるようになりました(数が少ないので難しいけど)。本土にもハリアーが4部隊きたので、これでドイツに対し、攻撃を仕掛けることもできるようになりました。

詳細
軍資金推移
999765=>999346=>999712=>?=>998599
増援部隊
Type45 デアリング*4(10ターン目)
Type22 コーンウォール*3(10ターン目)
FV-432MC*2(10ターン目)
スコーピオン*2(10ターン目)
チャレンジャー*9(10ターン目)
ハリアーGR.7*4(10ターン目)
ハリアーGR.7*4(本土航空基地に)(10ターン目)

兵器画像を3DCGで作る(X-36)1

2007-11-02 21:20:34 | エディタ(新ブログに移行)
前の記事の最後に書いたように、最初から架空の兵器を作るのは難しそうなので、資料が手に入る実際に作られた兵器を作ります。

航空機の3DCGはある程度作れるようになったので、航空機を題材に作っていきたいと思います。
今回作るのはX-36です。




MetasequoiaLEのインストール、設定
今回はMetasequoiaLEというソフトを使うので、インストールや設定の方法と、基本操作を最初に書きます。
インストールと設定

  1. MetasequoiaLEをダウンロード(無償版LE R2.3bをダウンロード)、インストールしてください。

  2. (Metasequoiaを起動してから)[システム]=>[物体パネル]、[材質パネル]の2つをクリックし、物体パネル、材質パネルの2つを出します。

  3. 見やすくするため、物体パネル、材質パネルを一番左までドラックし、このような状態にします。

Metasequoiaの基本操作
マウスのホイールで、拡大、縮小ができます。また、マウス右ボタンのドラッグで画面を回転(?)することができます。
回転させずに移動するには、このボタンを使います。使うことはないと思いますが、横2つのボタンで拡大/縮小や回転をすることもできます。
その他の操作は左にあるパネルと上で一番右に移動させた物体/材質パネルでほとんどができます。


X-36
X-36とは
X-36とは、無尾翼戦闘機の研究のための航空機です。もし戦闘機になったならば、ステルス性を備えているため、第五世代に属することになったと思います。
予算の関係で小型の無人機しか作られませんでした。

イメージを描く
3DCGを作る前に大きさ、長さなどを書き込んだりする絵を描いておくと便利だと思います。
想像や資料(インターネットや図書館で探してください)を元に3面図や斜めから見た絵を描いてみてください。自分でこんな形だ、というのがわかるように描いてください。

↑今回、Wikipedia:X-36を見て書いた絵です。


下書き
edgeで描く時、このような下書きをしました。同じように3DCGでも、最初に下書きをしておくとらくだと思います。

  1. 物体パネルの"obj1"と書かれているところをダブルクリックして、パネルを出し、"基本情報"のところでオブジェクトの名前を"下書き"に変えます。

  2. F1キーを押して側面図にし、「表示」=>「YZ」を押して、側面図の状態でもマス目が見えるようにします。

  3. 下書きの書き方
    「コマンド」=>「面」=>「面の生成」でパネルを出し、ここをクリックして辺を作れるようにします。このコマンドで最初に描いた絵を元に、下書きを書きます。絵が間違っている可能性は高いので資料も見ながら描きましょう(基本は絵を参考にすればいいとは思います)。
    なるべく少ない点で描いたほうが楽だし、見やすいと思います。大まかな場所をクリックしながら辺を作り、微調整は「コマンド」=>「編集」=>「移動」で行ってください。
    移動を行うとき、注意しなければいけないことがあります。黄色い四角を動かすと、点が変な場所へ行ってしまったりするので、黄色で丸をつけたところをドラッグして移動したほうがよいです。

  4. 側面図を描いていきます。X-36はステルス機のため、凹凸は少ないです。頂点は少なくてすむはずです。

  5. 次にF2キーを押して、上面図にして、下書きします。

  6. 視点をいろいろ変えつつ、"移動"で微調整します。

  7. 作成中に変更されないようにロック(ここをクリック)します。

↓下書きの結果(実際のとは違う部分が多そう…)
斜め側面上面


これからの記事は、下書きが上のような形なのを前提に進めていきます。


胴体・キャノピーの作成
胴体は本体(?)とインテークと2つに分けて作ります。なお、ここから先は、特に何も書いていない限り、面をOFFにしてください。

本体の作成

  1. 物質パネルの"新規"をクリックして、オブジェクト"obj1"を作成、名前を胴体、に変更します。

  2. 「コマンド」=>「面」=>「基本図形」で、基本図形パネルを出し、図形を円柱(画像ではクリックされています)に変更。詳細設定をクリックしてパネルを出し、U方向(一番上)を8から40に変えてください。この数字が多ければ多いほど(面倒くさくはなるけれど)きれいなCGとなります。
    ここまで終わったら、"基本図形パネル"の"作成"をクリックして(1回のみ!!)胴体の元となる円柱を作ってください。

  3. 下書きの向きと胴体の向きを合わせます。
    「コマンド=>「編集」=>「回転」でパネルを出し、"X軸"をクリック。下に90と入力してください。
    ここまで終わったらOKを押して、回転させてください。

  4. 「コマンド」=>「編集」=>「拡大」で、作成した円柱を胴体に近い形、大きさに変えます。真ん中の黄色い四角(画像の1)で円柱の太さを胴体の太さ(画像の矢印のところの太さです)にかえ、青い四角(画像の2)で、縦方向の長さを整えます。下書きの微調整で使った「コマンド」=>「編集」=>「移動」で円柱の場所を動かすことも併用し、円柱の太さと長さを下書きの胴体にあわせてください。

  5. 移動や選択にしてから適当な(円柱ではない)ところをクリックして選択を解除します。

  6. 胴体の形を作っていきます。機首は難しいのでまずは後ろからやっていきます。
    一番後ろは円錐のような形状となっています。ステルス性能を考えるとこういう形になるんだそうです。
    まずは「コマンド」=>「辺・点」=>「ナイフ」ツールを使ってこのように下書きの円錐の底面(?)の部分を切ります。画像を見ればわかるように、線の下には、下書きの点があります。今回、ナイフツール使用時は下書きの点を見ながら使ってください。
    また、これだけでは上半分にしか効果が及ばないので下半分にも同じようにして、360度全ての辺に点を作ります。
    このナイフツールとは、ナイフで切って(切り込みを入れてのほうが正しいかも)、辺上に点を新たに作るツールです。点から点へドラッグして使うのではなく、上の画像のように多少余裕を持った点から点へドラッグするのがコツです。あと、Shiftキーを押しながら使うと、画面に対し垂直または水平にツールを使うことができます。上手く使えれば便利だと思います。

  7. 上で約40個、新たに点を作ったわけですが、多分上からのナイフと下からのナイフの位置がずれていると思います。このように2つ点がある辺が2辺あると思うので、この2つの点を選択して、「選択部処理」=>「選択頂点をくっつける」でくっつけておきましょう。後が楽になると思います。
    一応書いておくと、2つ以上の場所を選択するにはShiftキーを押しながら選択すればよいです。

  8. 円錐の頂点(上)を作るために、後ろの点40個全て選択して、「選択部処理」=>「選択頂点をくっつける」で一個の点にまとめてください。
    尾部はこれで終わりです。次は尾部~キャノピーを作ります。

  9. 尾部~キャノピーの部分はそんなに変化がありません(インテークも作らないでいいし)。その分、工程も少なくすみます。まずは、胴体の形(楕円柱みたいな感じ)を作ります。

  10. ナイフツールを使わずにできる下からやっていきます。
    ここからしばらくは点が見えないほうが楽なので、面をOFFにしたときと同じ要領で、点も見えなくしてください。
    まずは、一番下の辺を移動ツールで下書きにあわせてください。こんな感じになると思います。

  11. その他の辺も動かします。動かし方は垂直に動かす(緑の矢印で動かす)ということのみ。きれいな楕円になるように・左右対称になるように、動かします。具体的な基準みたいなのはないので、何度もやってみてください。
    点を動かすより、辺を移動させたほうが楽です。また、左右対称になるよう、Shiftキーを使って選択で左右の線対称の位置にある辺を選択し、移動させると楽だと思います。

  12. 次は上面を作ります。再び点を見えるようにしてください。
    まずは、6のときのように、ナイフツールを使って、このように2本切込みを入れてください。注意する点は、6と違って、上面にしか点を作らない点です。そのため、F2キーをおして上面図にした後、その状態でナイフツールを使うだけで終わりとなります。
    その後、点を動かして、胴体の形を整えます。動かすものが辺から点に変わった以外、10~11と同じなので、10~11を見てやってください。
    このとき、この部分も動かします。忘れがちなので注意してください。
    次はキャノピー~機首を作ります。

  13. 普通の航空機のキャノピーが胴体から飛び出したような形状をしているのに対し、X-36のキャノピーは胴体と一体化したような形状です。おそらくステルス性のための設計でしょう。そこで、キャノピーも胴体と一緒につくり、最後にナイフツールでキャノピーを作ることとしました。

  14. とりあえず機首やキャノピーに必要な点をナイフツールを使って作ります。
    (ここで、機首部分の下書きにおかしい点を見つけたの微調整しました。微調整の内容はこれ(カナードとインテークを後ろに下げました。))

    360度の切り込みを入れる部分=>この3箇所
     ※Aの部分はもともと2つの切り込みをいれるべきところでしたが、位置が近いため工程数が少なくなるように360度の切り込みとしてしまいました。

    上半分にのみ切り込みを入れる部分=>この1箇所のみ

    下半分にもに切り込みを入れる部分=>この1箇所のみ

    わかりやすいように側面図で示すと↓のようになります。

    上のようにナイフツールを使ってください。また、360度の切り込みを入れるときは最後に点をくっつけることを忘れないようにしてください(6参照)。

  15. 胴体、キャノピーの形を作る前に、機首先端を1点にまとめます。7のときのように、周りの点を選択して、「選択部処理」=>「選択した頂点をくっつける」で1点にまとめてください。それが終わったら「移動」を押して、まとめた点をY軸(緑)とX軸(赤)が交わる点に重なるように、移動させてください。このとき、緑と赤の矢印を使った移動以外はしないでください。

  16. 胴体、キャノピーを作ります。まず、左右にある点を下書きに描かれている位置まで移動させてください(上面図でやるとよい)。次に、上下の点を下書きに書かれている位置まで移動させてください(側面図でやるとよい)。

  17. 資料や絵も見つつ、胴体なめらかな感じに整えてください。ここはかなり複雑なので何度も失敗するかもしれません。でも、何度もやっているうちに上手くいくときがくると思います。

2へ続く