この映画は、内田百聞と教え子の交流を描いた、黒澤明監督最後の映画。(1993年作)
「まあだだよ」の詳細は、ここを参照:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%82%E3%81%A0%E3%81%A0%E3%82%88
黒澤監督自身の言葉か、内田百聞(役:松村達雄)の言葉かは分からないが、次の言葉が印象に残る作品。
内田百聞が、第17回摩阿陀(まあだ)会の誕生日にケーキを運んで来た子供たちに向かって贈った言葉。
「君達に言いたいことがある。
みんな、自分が、本当に好きなものを見つけてください。
自分にとって、本当に大切なものを、見つけると良い。
見つかったら、その大切なもののために、努力しなさい。
君たちはその時、努力したなり、みんな、何かを持っているはずだから。
きっと、それは、君たちのこころのこもった、立派な仕事になるでしょう。
(少し、間を置いて)
一寸、難しすぎたかなぁ。
(笑い)
ごめん、ごめん、さあ、どうぞ。」
映画の一コマではあるが、この内容は、「影響の輪」に繋がる話。