Ca me plait beaucoup

1歳の娘との生活と日々の出来事、想う事、旅行の事などなどなど

退職願に対する周りの反応

2006-04-25 21:45:34 | フランス留学準備
 昨日の記事の終わりに何気なく「盛りだくさんの1日になりそうです」と書いたのですが、本当に盛りだくさんの1日でした。というか、非常に気疲れしました。ぐったり

 本日の就業中、退職の説明に回りました。私の今働いている会社では一般事務職員を採用していなく、事務職員は子会社で雇っています。私は子会社で採用されて、派遣みたいな形で今の会社に働きに来ているのです。ってな訳で、最初はその子会社の管理部門に説明をしに行きました。

 子会社の担当のおじさんには、昨日メールで退職願を出していました。その人の第一声が「結婚するの?」・・・まぁ年齢的にそう思われても仕方ないけど
 「留学するんです。フランスに半年」と説明すると、怪訝な顔。「景気が良くなったとは言え、女性が正社員で再就職って難しいよ~半年留学するために辞めていいの~?結婚なら分かるけど」(っていうか、今時寿退社って・・・出産なら分かるけど、結婚するから退職するっていう意味がよく分からない)と何だか癇に触る事をいろいろ言われました(弱気な私も今回は負けずに、強気でかつ怒らずに話したけど)。
 「フランスよりドイツが良いよ。特に田舎」とか自分の趣味まで出してくる始末。意味不明。私がパリで半年遊んで暮らす予定にしてるとでも思っていたのか「どこに住むの」との問いに「最初はスイスの近くの町に」と言ったら「へ~じゃあ良いね」と納得されました。・・・
 まぁでも、取りあえず最終的に「希望に沿うように対処します」と言われたので、事務的には一安心して帰社。
  
 次は、課長に説明です。子会社に行く前に簡単に事情を説明して、帰社後そこで話した結果を説明しました。「希望通りにしてくれそうなので、後任はすぐ見つかりそうです」と私が言ったにもかかわらず「そんなにすぐ見つからないよ。連休があるから後2週間しかない。仕事大丈夫かなぁ」と不安そう。っていうか、仕事の心配だけか(私の事は?)、とちょっと興ざめ。まぁビジネスですから、本音のところ一番心配なのはそこよね~と引っかかる所はあるにしろ、納得して仕事に戻ったのですが、私が腹が立ったのは次の対応。
 課長の上の上司には課長から話してくれるというのでお任せしたのですが、なんとその課長、帰社した上司の机でその事を説明し始めたのです!私を含め、課の人たちにも筒抜け。いや、それありえないでしょ。人事的な事なんだから、人に聞こえない所でしてよ!おまけに「ひなたけさんが5月末で退職するそうです。理由はフランスに留学するって言っているけど、ホントの所はよく分からない」とか説明してるんですよ。おいおいなんだそりゃ!しっかりしてくれよ、人の上に立ってるんだから!この行動にはホントガッカリでした。ありえないってば。
  
 そして夕方、私は上司に呼ばれ、隣のカフェでお茶を飲みながら事情を説明しました。今の上司は、3月に定年退職した上司の後任で、4月に技術部門からこちらに来た方です。
 席についてその上司が言った事「もし何か会社に不満があるなら言ってみて。子会社の待遇に不満があるのなら、転籍も検討するよ」。この人の下で働いていた友達が「良い人だよ」と言ってたのを思い出しました。こんな事言ってくれる人は初めてだったので、なんか感動し、退職する事が今日初めて申し訳ないと思いました
 「転職じゃなくて留学するんです」と説明すると「そっか、それじゃあ仕方ないね。でも、短い間しか一緒の部署にいられなくて残念だね。あと少しあるからよろしくね」と言ってくれました。カフェを出ると空気がさわやか上司が今日私が退職の話をする最後の人で良かったと心から思いました。

 突然爆弾(退職願)が投下された時の周りの人たちの反応が様々で、ある意味面白かったです。その人その人の性格・・・退職するまでよく覚えておこう(にやり)と思いました。は~でも、ホントに後戻りできないとこまで来ましたよ。