緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

夏バテ対策は飲茶で

2011年08月04日 19時12分50秒 | 文化
8月4日(木)  

 朝から細々と動き回りますと、夕方には魂を抜かれた状態に陥り、しばし回復するに時間を要します。このような時には何か刺激ある出来事か発想を変えますとパソコンの前でも苦痛が襲ってきませんが、はて本日は何かその様なものはないかな?外は台風九号の影響でしょうか、ときおり風と雨とが入り交じった天気模様です。


霧島の山中、場所によっては人間を見ると瞬時にして姿を消す鹿もおります

何はともあれ夏バテから逃れるには、まずは健康管理が第一でしょうが、細やかな対策は人それぞれに有りますでしょう。愚妻の娘夫婦子育て支援が切っ掛けとなり、留守宅で編み出した健康管理の一つが、朝食時に湯を沸かしてペットボトルに日本茶二リットルを急須と茶の葉で一日分として準備します。夏は水分補給が肝心、自家製のお茶が目の前に有りますと、まずは気兼ねなく良く飲みます。自家製ですので飲料水に対する安心感もあります。自分で出したお茶だけにしっかりと飲む意識も芽生えます。外出先へも大き目のペットボトルを携えていきますと不細工な感は有りますが、その分だけ何かしら身近に飲み水が有る事で安心感を頂きます。最近では南九州の畑地にもとみにスプリンクラーが設置された茶園が広がっております。

当然ながら夏バテ気味の五体に水分補給が確実に行き渡り、ややもしますと多めの量となり結果として血の巡りも良くなります。それに尿分として排出も頻繁になります。お茶の効能は古よりさまざまな病治療に効くと言われています。最近、知りました茶の歴史に「茶馬古道」が有ります。中国雲南省の茶が幾つかのルートを伝わってチベット・ラサへ運ばれる経路、代金はチベット馬であると言います。何とも同じアジアで有りながら近代化の波に長らく無縁であった地域、チベット寺院や遊牧民のパオでよく目にする光景、バター茶を飲むシーンがあります。テレビで「茶馬古道」放映で気づきました事は、筆者の勝手な想像ですが、チベット人は中国南部から永い年月五千年~一万年単位で北上して行った民族ではないかと思いました。つまり、チベット人の先祖には、かって、茶を飲む習慣があり大陸を北上すると伴に茶も後を追いかけて行きました。何となく人間と茶の関わり合いが浮かんできます。

ここでお茶の起源をネット情報で検索しますと中国雲南省南西部とあります。雲南省と日本との繋がる要因は何か?まず考える事はアジア南部を横に広がる照葉樹林文化の連なり。代表的な樹木としては椿や樫などの常緑樹があり、また代表的な食材に大豆の発酵食品ミソがあり、芋類を儀式に使うなど郷愁を誘う香りがあります。水田稲作が伝わる前の食文化、雑穀や芋類を常食した文化が照葉樹林地帯には長い年月に渡り稲作文化と混在したと想像します。何とも我ながら心豊かになる想像です。当然の事ながら、茶を飲む習慣も照葉樹林文化の一要因として、住民の体深く染みこんでいるとこれも想像します。

飲茶の習慣が廃れることなく、現在も茶畑が南九州の丘陵地に広がる様を眺めます時に、長い年月にわたり、この地域つまり照葉辞林地帯住民の健康を支えて来た飲茶の習慣を、夏バテ対策として早めに気づくべきでありました。飲茶の習慣は人類の歴史まで空想する切っ掛けです。

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