アニキすげえ！同じ年の私には真似出来ない不屈の闘志！

　だから、『鉄人』と呼ばれるのだろう。
　悲鳴を上げる左ひざを、アドレナリンで一瞬だけ黙らせた、歯をグイッとかみ、最後は右手１本だけという捨て身のグランドスラムで決着をつけたアニキは、涼しい顔でベースをゆっくりと一周してみせた。
　ヒーローインタビューで「次がダーウィンだったんで、（金本が倒れて）二死になったら代打はないし、監督には『何とかしろ』といわれて、気合が入りました。集中して打てました」と語った時も涼しい顔で笑顔さえ見せたのだ。
　
　杉田トレーナーは「左足の内側のじん帯にボールが当たった。力が抜ける感じ。打撲や」と軽傷を強調するが、左足は主砲にとっては軸足で飛距離のバロメーターで、大事なパワーの源を負傷した上で、気力でバットを振っていたのだ。
　まさに鉄人の成せる業だったといえるだろう。

（サッカーの話題です）オシムジャパン始動！

　日本代表合宿が始まった。
　イビチャ・オシム新監督（６５）が率いる新生日本代表が、９日の初陣トリニダードトバゴ戦へ向けた合宿に入り、始動した。
　集合直後の練習でいきなり平成国際大との練習試合を敢行すると、大幅な選手交代を６度も繰り返しながら、戦術的な指示はほとんど出さない仰天采配を披露したという。
　選手へ『自分たちで考えるサッカー』を求めたのだ。
　一方で対戦相手の学生にはトリニダードトバゴを意識した戦術を要請するという知将らしい変幻自在の計略ぶりを発揮した。