徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

相方募集中

2005年04月30日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
さて、この花は何の花でしょうか?

あんまり目立つ花ではないのですが、よく見るとスズランのようでなかなか可愛いらしい感じです。答えは、ブルーベリーの花。数年前に大学の研究室のメンバーにお土産でもらったものが、今年は花をつけました(昨年は,カイガラムシによる樹勢低下のため,花をつけませんでした)。花が付けば,実を期待するのですが,そこにはちょっと問題あって…。ブルーベリーは自家不結実性という自分の花粉では結実しにくい性質があるのです。すなわち、しっかり実をつけてもらうためには、他の品種の花粉が必要な訳です。という訳で、相方募集中。

お見合い写真(笑)

美味しく頂きました050708
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たけのこ御飯 → 竹林の拡大

2005年04月29日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
春らしいものを食べてみようかと思い、今が旬の「たけのこ」を購入。たけのこ御飯にチャレンジ!少し焦がしてしまいましたが、たけのこの食感とミツバの爽やかな香りのハーモニーはなかなかGoodでした。

「タケ」つながり、竹林の話。

昔から竹は、竹の子はもちろん大きく育った竹材も、様々な用途で利用がなされてきました。しかし、近年、その利用が減ってしまったことが大きな問題を引き起こしています。竹は非常に成長が早く、地下茎でどんどん増えていきます。もともとは多くの竹林は、農家の脇や裏庭等に存在し、しっかり利用・管理がなされてきたのですが、近年、農家の庭先を離れ,山を登り始めている例をよく見かけます。特に関西方面では,山の中腹ぐらいまでが竹林になってしまっている例も頻繁に見かけます。竹林の拡大の何が問題かというと,竹は他の植物に比べて,生態的に優位な立場にあり,一度竹が入り込んでしまった森林の多くは,竹しか存在しない林になってしまいます。

野良犬ならぬ野良竹が里山で暴れて回っている様子を見ると,何となく切なくなります。
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「聴覚」で感じる季節

2005年04月25日 | こよみ・四季・歳時記
五感で感じる季節の中,一番贅沢かつ繊細なのは「聴覚」で感じる季節ではないかと思う。

例えば,早春のウグイスの鳴き声,夏の夕暮れのヒグラシの声・・・

とかく音が散乱している今の世の中では…。

先日,訪ねた吉野山も,実は全山に響くような案内放送が絶えず流れていて,目では楽しむことが出来ても,耳では全く楽しめない場所だったりする。

そんな耳で感じる贅沢な季節を,つい先日キャッチすることが出来ました。恐らく都会では感じることが出来なくて,田舎では否が応でも感じてしまうもの。

そう・・・カエルの鳴き声

まだまだ,水田も多く残っているつくばでは,田んぼに水を張り始めるこの時期,一斉にアマガエルの合唱が始まる。真後ろが田んぼだったアパートに住んでいた時には,“うるさくて寝らんない!”なんてことも思いましたが,今にしても思えば,贅沢な環境だったのかも知れません。

贅沢仮想体験
→ 「視覚」も追加 (050428)
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第○のふるさと

2005年04月24日 | ちょっといいとこ,いい景色
「調査対象地域」という堅苦しい言葉をよく使う。

野外での調査やアンケート調査,地理情報等を用いて研究をおこなう際には,必ずといっていいほど付いてくる言葉である。自分の生まれ育った場所以上に色々なことを調べ知り,何度も足繁く通い,沢山の方と知り合いになった「調査対象地域」に,先日久しぶりに足を運んでみた。‘こんなところに道路が出来てる!’‘あっ,これまだあの時のまんまやん’・・・
色々な記憶が蘇る。

これって,まさに故郷に帰った時の感覚?

写真は,その「調査対象地域」内の高台にある展望台から撮ったもの。
丘陵地の二次林は,今が芽吹きの季節,燃えるような緑がとっても印象的でした。
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交換留学生「花水木」

2005年04月23日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
ソメイヨシノがすっかり葉桜になってしまった頃に,白やピンクの花をつける花木があります。

それがハナミズキ。実はこのハナミズキ,ソメイヨシノとはかなり深い関係があります。彼らはアメリカに留学した「染井吉野」の代わりに,日本にやってきた交換留学生「花水木」なのです。正確にいうと,日本が送ったソメイヨシノのお返し(お礼)として,アメリカから送られたのがハナミズキという訳です。どちらも鑑賞用の花木としては絶大な人気があって,まさに優等生同士の交換という訳です。

ちなみにハナミズキは,近年,街路樹として非常に人気が高く(長く街路樹の王様だったケヤキを凌ぐ勢い…),新しく出来た通りや公園では,必ずといっていいほどよく見かけます。戦後間もない頃には,イチョウやサクラ,ヤナギといった生長が早い木がもてはやされたのですが,最近では,大きくなり過ぎる木や管理(剪定等)が大変な木は敬遠される傾向にあります。あまり大きく育たず,春には綺麗な花をつけ,秋には実もなり,紅葉も楽しめる…。こんなところでも,優等生ぶりと発揮している「花水木」君という訳です。

→ 優等生「花水木」
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ライトグリーン×スカイブルー

2005年04月17日 | こよみ・四季・歳時記
街路樹が市の財政を圧迫するほどあるつくばは,今が一番いい季節。みどり色って,こんなに爽やかだっけ?と思うほど,街中がライトグリーンに染まります。

写真は「ケヤキ越しの青空」
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想像のメディア

2005年04月16日 | その他の記事
あなたにとって主要な情報源は何ですか?

と問われて…。TV、新聞、インターネットと答える人は多いと思いますが、ラジオという人はあまり多くないのではと思います。大学入学時に買いそびれて以来、TVのない生活、NHKの集金を堂々と追い返せる生活(笑)を続けている自分にとって、主要な情報源はラジオだったりします。出勤前の時間や出勤・帰宅の途、何となく寂しく感じた時、何気なくつけているのがラジオ。ホリエモン騒動の時、TVとインターネットの間で、道具のように使われた弱小メディアですが、TVやインターネットにはない…『想像力を刺激する』という良さがあるのではと思います。

中学高校の頃、朝起きて、TVや新聞でその日のニュースを眺めていた時、“この映像、どこかで見覚えが…”“このニュース、知っている?”と思うことが良くありました。そういう時は、決まって前の晩に、ラジオをつけっ放しで寝てしまった時。目覚める直前のおぼろげな意識の中で、聞いたラジオから流れる朝のニュースを、頭の中で映像化していたことに気付いたのは、何度かそんな経験をしてからでした。

100年前に生まれた想像のメディア、末永く残って欲しいものです。
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吉野桜

2005年04月11日 | こよみ・四季・歳時記
春らしい話題 其の三

春らしい話題というか,桜にまつわる話題の‘とり’は「吉野桜」。数ある桜の品種の中で何か一番好き?と問われて,ヤマザクラと答える者としては,一度は行ってみたい場所,それが吉野山。好きな桜の品種を答える人はあまりいないと思いますが(^^;長い歴史を持つ吉野山に植えられている桜の多くは,ヤマザクラ(一番ポピュラーなソメイヨシノは,江戸時代後期に作られた園芸品種でそれまではなかった)。山一面が淡いピンク色に染まる様子を一度観てみたいと思い,桜の頃に実家に戻ってきました。あいにくの雨&霧模様で,圧巻の中千本から上千本にかけての桜を見ることは出来なかったのですが,下千本のあたりは,霧も晴れていて,写真のような景色をみることが出来ました。(吉野山の桜は,下千本,中千本,上千本,奥千本と見頃の時期が少しずつ違っている)

ちなみに,ヤマザクラの特徴は,花が咲くと同時にえんじ色の若葉が芽吹くこと。ソメイヨシノのような派手さはないのですが,若葉のえんじと花の薄桃色の感じがとっても上品でいい感じです。

→ 上品な感じ
→ 霧の中の桜も幻想的
→ 吉野 桜 情報
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もも姫の大嫌いなものワースト3

2005年04月10日 | その他の記事
実家に戻ると激しく歓迎をしてくれる人,いや犬がいます(^^)

彼女の名前は「もも」,今年5歳になるウェルシュ・コーギー。桃の節句の頃に,実家にやってきたことから付いた名前です。コーギーのわりには大柄,とにかく胴長。写真のように,後ろ足を伸ばして,前足を万歳のポーズで休むのが得意。

ホントに犬なの?と思うぐらい,人間くさい面が多くて,彼女にまつわるエピソードはつきません。今回は手始めに,大嫌いなものワースト3。

3位:掃除機
子犬の頃に,音をたてる掃除機に興味を示し,先をはずした掃除機に近付き吸い込まれそうになった経験がトラウマに。いまだに,掃除機を使っていると,周りにやってきて激しく吠える。ももの天敵の一つ。掃除の邪魔(^^;

2位:雷
やはり子犬の頃,数時間停電してしまうほどの雷雨を経験。「ゴロゴロさんが来るよ」という言葉だけで,逃げるほど嫌い。雷雨時は,抱きしめてあげないと可哀想なぐらい震えるので,出来れば,雷は少なめにしてあげて下さい。

1位:爪切り
とにかく,痛い思い,怖い思いをしたことはしっかり覚えていて,これは痛い思い(やっぱり子犬の頃)。両親や自分が爪を切っているパチン!パチン!という音を聞いただけで,家から逃げ出そうとしたり,少し伸びている爪を不安そうにながめ,最後には猫のように土壁で爪を研ぎ始めようとしたりするぐらい…,嫌い!!!

→ こうやって,窓の外を眺めるのは好き
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お花見渋滞

2005年04月09日 | こよみ・四季・歳時記
春らしい話題 其の二

職場のある農林団地は,つくば市でも有名なお花見スポット。研究所がつくばに移転してきた時に植えたソメイヨシノの桜並木が立派に生長し,それはそれは見事です。ただ,そこに通う人間がこの時期注意しなければならないことが一つあります。それがお花見渋滞。休日ともなると車は身動き一つ出来なくなります。嘘かホントか,車で行って全く降りることなく帰っていく人もいるとか…(辿りついて帰るまでに,お花見に十分なぐらいの時間がかかってしまう)

→ 休日はさらなり
→ 近くには黄色い絨毯も
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春が一度に訪れる

2005年04月08日 | こよみ・四季・歳時記
春らしい話題 其の一

つくばもようやく桜が満開。ブログのデザインも春モードなので,春らしい話題を続けてみようかと思います。
今年は急に暖かくなったせいか,通常の年なら1週間から2週間ずつぐらいずれている「モクレンやコブシの満開」→「ソメイヨシノの開花」→「ケヤキの芽吹き」がほぼ同時。少し不思議な感じです。福島県に「三春」という地名の場所あるのですが,そこはウメ・モモ・サクラが同時に咲く(三つの春が一度に訪れる)ことから,三春の名がついた言われています。急激に暖かくなる北の方ほど,いろいろな春が一度に訪れるということでしょうか。少し勿体ない気がするのは自分だけでしょうか。

「三春」繋がりで,お気に入りの桜の古木を紹介。

上記で紹介した福島県三春町に「三春滝桜」という日本三大桜(根尾谷淡墨桜,三春滝桜,山高神代桜)に数えられる有名な枝垂れ桜があります。枝振りが見事で毎年沢山の花見客で賑わうのですが,この冬の豪雪で一部枝が折れてしまう被害に遭いました。この春も元気に花をつけてくれればいいのですが。写真は,二年前の夏に訪れた時のもの,夏場は巨大なミドリのお化けですね(^^;

下記のホームページで,開花していく様子をリアルタイムで観ることが出来ます。こちらはこれからですので,お時間があれば立ち寄って応援してあげて下さい。

→ takizakura.com
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