素数ゼミの謎

前々回に続いて話題はセミ

北米に１３年，１７年に一度大発生する変わったセミがいるそうです。ちょうど昨年が当たり年で，あれまーな映像が海外ニュースを賑わしていました。ジュウサンネンゼミ，ジュウシチネンゼミといって，本当に１３年ないし１７年間を地中で過ごし，１３年目，１７年目の夏に一斉に地上に現れる，何とも不思議なセミなのです。

・何で一度に同じ場所で大発生するの？
・何でそんなに長い年月を地中で過ごすの？
・何で１３年と１７年なの？

誰しもが思う不思議なセミの謎を，日本人の学者が解き明かしたという話を思い出し，ネットに繰り出してみたら，下記の本に出くわしました。小学校高学年向けの読み物だったのですが，ちょうど出たばかりで，あまりにタイムリーだったので，買って読んでしまいました。吉村仁さんという先述の学者さんが，自らが執筆した論文の内容を子供向けに書き直したもの，上記の３つの疑問を解き明かす形で進む内容は，さながらミステリー，楽しませてもらいました。

→ 吉村仁『素数ゼミの謎』文藝春秋

→ アメリカの周期ゼミの部屋（セミの家）

【朝顔観察blog】咲きました

さて，今年も朝顔が咲きました。

梅雨明け後も，いまいちすっきりしない天気が続いていて，猛暑だった昨年に比べると若干元気がないのですが，この夏も爽やかな青の花を見せてくれました。

→ 撫子，植えました。

「聴覚」で感じる季節 その弐

梅雨が明けること・明けたことを何で感じますか？

自分は耳で感じます。初夏の頃，アマガエルの鳴き声を聞きながら，「聴覚」で感じる季節について書きました。梅雨明けもまた，耳で感じます。そう，セミの鳴き声。つくばでは，私が耳にした限り，先週の月曜日がアブラゼミの初鳴きでした。今週になって，ヒグラシも鳴き始めて，いよいよ夏も本番って感じでしょうか。ちなみに自分は，何処か切ないヒグラシの鳴き声が大好きで，夕暮れ時はいつも聞き入ってしまっています。

セミの分布にはかなり地域性があって，西日本では結構メジャーなクマゼミの「シャオシャオシャオ・・・」という鳴き声，茨城では耳にすることはありません（昔は，関東ではほとんど観られることが無かったのですが，最近は神奈川や東京でもちょくちょく，その声を耳にするようになっています）。一方で，ＣＭとかでよく使われている「ミーン・ミンミンミンミー」という有名な鳴く声の主，ミンミンゼミは西日本ではあまり見かけません。

→ 兵庫県立 人と自然の博物館（日本のセミの鳴き声）

→ '95身近な生きもの調査（セミのぬけがら調査結果）

大地の恵み

【本日の献立】
・夏野菜と豚肉の辛味噌炒め
・オクラのマヨネーズ和え

一ヶ月前に開墾からお手伝いさせてもらった菜園の収穫に与りました。形のいい綺麗なナス１本と，いいサイズのピーマン２個，ちと堅くなり始めていたオクラ１本。早速，上記の献立でいただきました（オクラのマヨネーズ和えの材料の大部分は，購入分になってしまいましたが…），ピリ辛の炒め物に混じるほんのりの苦みに，大地の香りを感じました。

→　１ヶ月たちました（＾＾）

屋上の次は地下

以前に「東京タワーが見える田圃」について書いたことがありましたが、
こんなところにありました…田圃。

博物館の展示のようですが、正真正銘、本物の稲。人材派遣会社パソナの東京本社の地下２階にある「PASONA O2」という施設。この空間は、もともと都市銀行の金庫だったのですが、農業関連の人材派遣・雇用創出を目指すパソナが、都会の人にも農業を身近に感じてもらえればというコンセプトで造り、この春にオープンしました。稲をはじめ、トマトやハーブ、様々な野菜が、大手町の地下で、ＬＥＤなどの人工の光のもと、すくすくと育つ。何とも不思議な空間です。

→ トマトの木
→ pasona o2