徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

僕らはくじけない!

2012年01月29日 | ちょっといいとこ,いい景色
後輩の調査に同行する形で,大槌・釜石に行ってきました。岩手県の沿岸部を訪ねるのは,昨年6月にボランティアで訪ねて以来,震災から10ヶ月,復興の兆しが見える部分もありましたが,6月に訪ねた際とほとんど変わっていない点,仮設住宅に入居されている方の状況など,より深刻な状況になってしまっている点もあり,改めてこれからであることを感じてきました。

写真は,大槌湾に浮かぶ蓬莱島。ひょっこりひょうたん島のモデルとなった島として有名だが,今回の津波で少なからず影響を受け,形が変わってしまったらしいが,雰囲気は健在。

小学校の校庭に作られた仮設商店街の壁面には,有名な歌のワンフレーズ

「苦しい事もあるだろさ悲しい事もあるだろさだけど・・・僕らはくじけない!」
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正月の京都-繁忙と閑散-

2012年01月27日 | ちょっといいとこ,いい景色
もう1ヶ月近く経ってしまいましたが,年末年始に大阪の実家に戻った際の帰りに京都に立ち寄ってきました。

高校までお隣だったにも関わらず意外と知らない京都,今回の訪問のテーマは伝建地区(伝統的建造物群保存地区),とっておきの島原シリーズの最後を伝建地区で締められなかったから・・という訳ではないのですが(^^)写真は,町屋(本2階建町屋茶屋様式)の建物が並ぶ祇園新橋通り(祇園新橋地区)の写真,格子とすだれと石畳の組み合わせがとっても素敵です。正月の京都,どこも人・人・人だろうと覚悟して行ったのですが,ご覧の通り閑散した様子,それもそのはず,軒を連ねるお店は皆正月休み,落ち着いた雰囲気を楽しむことが出来ました。

一方で,もう一カ所訪ねた産寧坂地区は,ごらんの通り,人・人・人。繁閑がくっきり分かれる何とも不思議な伝建地区めぐりでした。
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デンマークカクタス開花

2012年01月17日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
当blogで毎冬恒例になっているデンマークカクタスの開花記事。この冬はちょっと遅めです。

実は写真の花は,挿し木で殖やした二代目の花。親(一代目)の株は,下記の記事で書いたように昨年の五月に狂い咲きをしたせいか,短日処理をしても花芽が付かない状況・・。ちょっと残念ですが,この冬もちゃんとピンクとホワイトのグラデーションが楽しめたのは良かったです。

→ どうしたの?(110506)
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とっておきの島原「だんだん畑十選」

2012年01月13日 | ちょっといいとこ,いい景色
とっておきの島原,他にもいろいろ見所はあったのですが,とりあえず,今回が最終回。

前の記事で,伝統的建造物群保全地区で閉めれば,会津の時と全く同じというフリをしておいて,肩すかしかもしれませんが,最後は段々畑。段々畑は平地の少ない長崎ならでは景色,千枚田ならぬ千枚畑という訳です。

長崎県は「だんだん畑十選」という選定しているようで(有名になった棚田百選をもじって見たのだと思います),ここは島原半島の南西部の辺木・小竹木地区,ジャガイモやレタス,かぼちゃなど栽培されているそうです。

長崎県産の野菜は,スーパー等でも結構見かけることがありますが,もしかするとそれは段々畑で栽培されたものかも知れませんよ。

追記:
ちなみに,前の記事で島原半島がグリーンツーリズムで有名であることは少し触れましたが,この段々畑でも体験ができます。

→ 島原半島特産ばれいしょの収穫

→ NPO法人がまだすネット
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古酒のすすめ

2012年01月09日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
訳あって諏訪泉の農家契約栽培の山田錦を使った純米酒のシリーズが手元に揃ってしまいました。

一つは鳥取県旧郡家町の田中農場産の山田錦を使った「田中農場」。
もう一つは兵庫県西脇市の冨田ライス産の山田錦を使った「冨田」。

どちらも精米歩合70%の純米酒を2007年から4年間じっくり熟成させたお酒。

とりあえず,田中農場を頂いてみましたが,数年前に鳥取を訪ねて際に後輩に紹介してもらったお店で頂き,感激した,何ともまろやかでやさしい味わいは健在,美味しい料理と一緒に飲みたいお酒でした。毎日晩酌をしている訳ではない(^^;ので,「冨田」の方を開けられるのは少し先かも知れませんが,こちらも楽しみです。

新酒(ヌーヴォー)とか,新茶とか,新米とか,とかく新しいものが好まれてきた部分はあるのですが,食に限らず,熟成の良さ,古いものを愛でる部分もこれからは大事になってくるのではないかと思います。

→ 諏訪酒造
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とっておきの島原「雲仙普賢岳」

2012年01月06日 | ちょっといいとこ,いい景色
ちょっと間が開いてしまいましたが,とっておきの島原,続いています。

恐らく気付いている人は誰もいないとは思うのですが,このとっておきシリーズ,前回の会津と同じセレクトだったりします。城,温泉,山,まあ,日本の観光地の多くはこの3つの要素で構成されているので,あまり意識しなくても,こうなったかも知れませんが(笑)島原編も4回のつもりなので,最後は伝建地区といきたいところですが,どうでしょうか。

さて,雲仙普賢岳です。20年前に大噴火し,火砕流で50名近い方が亡くなれたことは記憶にある方は多いとは思います。写真は現在の普賢岳,褐色の山肌から噴火当時の様子がうかがわれます。実は,写真を撮影している場所も,目の前の農地や新しい住宅地も,火砕流等の被害を受けた地域で,噴火の収束後に復興した地域。津波の被害を受けた地域も,いずれはこんな風に復興するのだろうかと考えてしまいました。写真の撮影場所は,雲仙岳災害記念館の展望台なのですが,印象に残ったのは,雲仙普賢岳の噴火による被害の後にも多くの復興事業が展開され,そのいくつが現在の島原地域の特徴的な取り組み(例えば,島原地域におけるグリーンツーリズムの取り組みなど)に繋がっていること,東日本大震災の被災地でも10年先,20年先に繋がる復興の取り組みが展開されていくことを願います。ちなみに,ここから1km南西の旧深江町の道の駅には大火砕流体験館(当時被災した住宅がそのまま保存されています)というよく似た施設があります(この辺りも今回の震災の被災地が学べる部分かと思いました)。
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本年もどうぞよろしくお願いいたします

2012年01月01日 | こよみ・四季・歳時記
予約投稿を使ってみました。

何となく年賀状を出すような気分で記事を書いています。

ってな訳で,写真は今年の年賀状の画像

別にひねくれている訳ではないのですが,ここ数年,自分の出す年賀状は,干支感の全くない写真中心のもの,それなりにこだわって写真選びはしているのですが,あまりそのこだわりを披露できる機会がないことに最近になって気付きはじめて(笑)年賀状を出せなかった方への新年のご挨拶のかねて,ここで年賀状をちょっと解説。

セレクトした5枚の写真ですが,応援したい!という思いを込めて,地震等で被害を受けた地域の写真を選びました。それぞれ,関連するブログの記事があるので,下記にリンクを記します。

■三春滝桜(左上)
福島県三春町のある桜の名木,三春町は避難区域等にはなっていませんが,一部が警戒区域にも指定されている田村市に接する町,写真は十年ほど前に訪ねた際に撮ったもの,咲き始めばかりの時期でしたが,見惚れてしまったことを記憶しています。来春,また会いに行くことが出来ればと思っています。

→ 春が一度に訪れる(2005/04/08)

■猪苗代湖と磐梯山(中央)
会津出身の後輩に「ここからの眺めが一番です!」と教えてもらった場所からの磐梯山。浮世絵に出てきそうな眺めに感激しました。

→ とっておきの会津「磐梯山」(2011/07/13)

■大内宿(右下)
同じく上記の後輩の案内で訪れた福島県南会津郡下郷町の「大内宿」,茅葺き民家の集落は結構訪れていますが,ここまでしっかり残っているところはなかなか無いかと・・。

→ とっておきの会津「大内宿」(2011/07/20)

■星峠の棚田(右上)
新潟県十日町市の棚田,この地域は,昨年,豪雪,地震,豪雨と三度災害に見舞われてた地域です。もともと雪が多く,中越地震の際にも被害を受けた地域ですが,自然から受ける厳しさからちゃんと立ち上がる力を持った強い地域です。今年は三年に一度の芸術祭(越後妻有アートトリエンナーレ)も開かれます。

→ 星峠棚田米(2011/10/28)

■大船渡市崎浜地区(左下)
岩手の津波被災地を訪ねた際に撮った一枚,「1歩ずつ前へ!」その気持ちで,少しでも寄り添っていければ思います。

→ よりそう(2011/06/03)

最後におまけ,実は左右の色にも意味があって,この色の組み合わせ(左は淡紅,右は萌黄)は,春のかさね「桃」。一日も早く春が迎えられることを

→ かさねの色目(2010/02/14)

本年もどうぞよろしくお願い致します。
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