徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

越後妻有アートトリエンナーレ2012開幕

2012年07月30日 | ちょっといいとこ,いい景色
たぶん,このブログでつくばの次によく出てくる地域が新潟県の越後妻有地域かと思います。

その越後妻有で,昨日から通算5回目となる「大地の芸術祭」が始まりました。

今回は,お世話になっている現地のNPOの方に開会式の案内を頂いたこともあって,日帰りの強行軍でしたが,初日にお邪魔して,オープニングツアーに参加して来ました。夏の日差しの中,屋外駐車場での開会式を終えて,お昼過ぎから作品を回りました。もっとゆっくりみたいという思いを引き摺りながらの駆け足だったにもかかわらず,夕方まで回れたのは20作品弱,今回はこれまでの作品も含めて全360作品らしいので,10分の1も観れていないことに・・(^^;

新しい作品を中心に回るツアーだったのですが,個人的に印象に残ったのは写真の2009年の作品,前回・前々回は空き家や廃校を活用した作品が多かったのですが,これも2005年に閉校となった真田小学校を使った田島征三さんの作品「絵本と木の実の美術館」。初めて訪ねる作品だったこともあるのですが,訪ねた時,ちょうど地元出身のピアニストの方が,作品の展示された元体育館で演奏をされていて,それを訪れた方が思い思いに囲み聴き入っていて,何ともいえないあたたかい雰囲気に包まれていました。

集落や子供達の思いが沢山詰まった小学校に埋め込まれた作品故のものだったように感じました。

9月17日までの1ヶ月半,皆さんも是非,夏の妻有に・・。私ももう1度ぐらいは訪ねられそうです。

→ 圧巻のクリスチャン・ボルタンスキーの作品

→ 越後妻有 大地の芸術祭の里
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何の花でしょうか

2012年07月26日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
一休み中だった夏が戻ってきた感じで,猛暑復活!!日中外にいると溶けそうです。

今回はちょっとお遊び,さて「これは何の花でしょうか?」結構可憐な花ですが・・。ヒントは,皆さんが一度は食べたことのある作物の花だったりします(答えはこの記事のコメント欄)。

今度の職場のすぐ前には,作物見本園ってのがあって,昼休みとかに,時間がある時はたまに見に行っているのですが,少しマイナーな作物も網羅していたり,稲は30品種ぐらい植わっていたりとなかなか興味深いです(一般の方にも公開しています)
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夏の夕焼け

2012年07月21日 | ちょっといいとこ,いい景色
ここで紹介した写真ですが,なかなか見れない感じの夕焼けだったので,こちらでも記事にしてみました。。

この記事で紹介した条件がきっちり揃った感じでしょうか?池に写る様子が幻想的です。

写真の場所は,つくば駅から少し北に歩いたエキスポセンター(写真右の丸いのがプラネタリウム,例のロケットもそのすぐ側に)のすぐ側,公園や図書館とかも近くにあって,つくばらしい場所の一つです。個人的,写真の真ん中に鎮座しているマンションはあまり頂けないのですが・・。

関東では,夏は一休みって感じですが,来週は暑くなりそうです。
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AOMORI CIDRE

2012年07月19日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
予告通り,お取り寄せしてみました(笑)

りんごと言えば青森,青森と言えばりんご,りんごがあるならシードルも・・

という訳で,AOMORI CIDREです。

JR東日本が東北新幹線の青森開業を機に,本場ヨーロッパに負けないシードルを日本一のりんごの産地「青森」に・・と始めたもの(ボトルのデザインとかもシンプルでいい感じです)。

とりあえず,DryとSweetの2本セットを買ってみました(これ以外にStandardというのがあって,実はこちらがメイン)。

青森県産のふじとジョナゴールドを使って造っているそうです。飲むのが楽しみです(^^)

→ A-FACTORY
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朝顔日誌2012「開花」

2012年07月14日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
蝉たちの合唱がはじまった翌日,この夏の一輪目が開花しました。今年は例年(昨年 8月 7日一昨年 7月27日)に比べると少し早めです。

爽やかな青色は何度見ても素敵です。

この夏の目玉は,変化朝顔なのですが,こちらも順調には育っていますが,もう少しかかりそう。葉が丸まっていたりするので(この子は,葉の感じがかなりカオスなので,出物系統かと・・,ちゃんと咲かせることが出来れば,獅子咲の花が見られるかと思います),普通の朝顔に比べるとどうしても成長は遅くなってしまうようです。
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ワインの親戚「シードル」

2012年07月12日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
ワインの蘊蓄レベル強化中ですが,ちょっと寄り道。

とはいえ,ぶどうからワインができるなら,りんごからはシードルができるという訳で,ワインとシードルは実は親戚みたいものなのです。

お酒をざっくり分けると醸造酒と蒸留酒に分かれます。醸造酒の代表格がワイン,ビール,日本酒,蒸留酒は一杯ありますが,醸造酒と同じ原料でつくると,ブランデー,ウィスキー(モルトウィスキー),焼酎(米焼酎)となります。

醸造酒代表の3選手は,それぞれ発酵のタイプが異なり,ワインは単発酵,ビールは単行複発酵,日本酒は並行複発酵。

なんのこっちゃ?かも知れませんが,そんなに難しい話ではありません。ワインはもともと糖分を多く含むぶどうから造られるので,アルコール発酵だけで造られます。複発酵というのは,穀類などの原料のでんぷんをまず糖に変え(ビールの場合は麦芽にすることによって,日本酒の場合はこうじかびによる),その後,アルコール発酵を行う,でんぷん→糖→アルコールという工程を経るもの。この工程を,順番に行うものを単行複発酵,同時並行で進むもの並行複発酵と呼びます(前者がビール,後者が日本酒)。

で,何が言いたいかというと,シードルもワインと同じ単発酵酒ってことです。

とりあえず,酒屋さんで見つけた2本を購入,左はベルギーのStassenというメーカーのもの,右は日本のnikkaが造ったもの。こうやってグラスに注いでみると,ワインというより,ビールぽっい(シードルは発泡性のものが多い)。

アルコール度数もビール並なので,苦みのあるビールは苦手という場合はお勧めかもです。

追記:りんごの産地,青森でヨーロッパに負けない本格的なシードルを・・と頑張ったお酒があるらしいので,是非飲んでみたいと思います。
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庭園都市「江戸」朝顔市

2012年07月11日 | ちょっといいとこ,いい景色
週末,両日とも都内で用事,少し時間があった日曜日に入谷の朝顔市を訪れてきました。

久しぶりではあったのですが,入谷の朝顔市を訪ねるのは実は3回目。昨年は震災の影響で自粛したため2年ぶりの開催。歩行者天国になる前の時間帯だったせいもあって,朝顔市が並ぶ歩道は凄い人混みでした。

「庭園都市」と呼ばれた江戸で栄えた園芸文化の名残の一つがこの朝顔市。入谷周辺は,江戸の末期から御徒町の下級武士たちによって盛んに朝顔栽培が行われていた場所(先に紹介した「変化朝顔」の栽培の主役も彼らのような下級武士)。明治に入り,入谷周辺に集まっていた栽培農家(植木屋)によって「朝顔市」が始まり,明治中期には数十件の農家が軒を連ねるなど最盛期をむかえます。その後,都市化にともない入谷周辺での朝顔の栽培が困難となり,栽培農家(植木屋)が移転・廃業などにより減少,大正2年に一端途絶えたものの,戦後(1948年)に地元の有志によって復活,現在に至ります。

後に用事があったのと,今年もベランダで2鉢朝顔を育てていることもあって,朝顔は購入しませんでしたが,入谷鬼子母神(真源寺)で朝顔のお守りを購入しました。

→ 入谷朝顔まつり(朝顔市)
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緑のカルタ

2012年07月04日 | ちょっといいとこ,いい景色
いつもとはちょっと違う棚田の写真をアップ。

圃場整備がなされた感じの四角い田んぼもあるのですが,整然と並んでいる訳ではなく,カルタをばらまいたようなワイルドな感じ,稲架木にも使われる畦畔のスギの木もしっかりアクセントになっています。

この棚田で耕作されている農家の方にお話を聞くと,田の大きさ,斜面の方向,田面の位置など複雑な棚田故に,一枚一枚条件が随分違うのだそうです。耕作の条件は決して良い訳ではないので,農地の集約化はあまり進んでおらず,集落の住民の方が数枚ずつを所有し,それぞれ御自身で耕作をされています。高齢化や後継者不足が深刻な山間地域の状況を考えると決して明るい状況ではないのですが。

皆さん,自分の田んぼで出来る米が一番美味しいと口を揃えて言われているという話を聞くと,一枚一枚のカルタが輝いて見えてきて,ほんの少しですが,光明も見えてくる気がします。
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