徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

おでんには詳しい

2005年03月28日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
久しぶりにおでんを作ってみた。
実はおでんには詳しい…。

大学に通っていた頃,おでんのネタの地域性を中心に,少し調べてみたことがあったので…。ほんのお遊びのつもりだったのですが,結局,N=162。下手な論文よりサンプル数は多いかも(笑)

これだけ調べると,いろいろなことが分かるもので…。
西日本(関西)の牛すじ,関東のちくわぶといったわかりやすい地域性から,はんぺんが大好きな東海,鶏肉や昆布巻きがよく入る九州,田舎ほど出現率があがるサトイモ,ニンジン。薬味にも特徴があって,やっぱりみそが多い東海,姫路の周辺では,局所的にしょうが醤油派がいたり…。

写真は,90%以上の人が入れると答えた定番のネタ(だいこん,こんにゃく,ゆでたまご,ちくわ)を中心に,厚揚げ,じゃがいも,ひりょうず(がんもどき),春菊,そして,薬味の練りがらし。“春菊なんて入れるの?”と思った方,料亭とかで出されるおでんには入っているそうです(大学時代によく通った定食屋のおじさん談)。今回も彩り担当として登場して頂きました。ちなみに162人全員が入れると答えたのは,だいこんのみ。

「おでんはだいこんに始まり,だいこんに終わる」

→ もっとおでんの世界へ
コメント (2)
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ベランダの春

2005年03月22日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
「立春」が暦の上ので春なら「春分の日」は名実ともに春の始まり。

振替休日の朝。宿舎のベランダでたまった洗濯物を干していると、ホーホケキョ!ウグイスの鳴き声。足元のプランターでは、ジャンヌダルクという大層な名前の付いたクロッカス(可憐な白い花びらと黄色の花心の組み合わせが気に入って一昨年の秋に購入)が咲き始め。そろそろ春本番のようです(^^)

追記:
「春分の日」は、太陽が春分点を通過する日で、昼と夜の長さが同じなる日ですが、「国民の祝日に関する法律」上では「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日なのだそうです。
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何をするところでしょうか?

2005年03月08日 | ちょっといいとこ,いい景色
丘の上に作られた奇妙な踊り場のような空間。

写真のようにわざわざ足場を組んで造った場所もあれば,2,3段の階段を伴った2m四方ぐらいの平らな場所が,同じ方向を向いて規則正しく並んでいるところもある。何も知らずに見に来ると,中世の砦か,何らかの儀式の場所かと思ってしまいそうな感じである。一体何をする場所かというと,「坂網猟」という加賀市片野町の鴨池周辺に江戸時代から伝わる伝統的な猟を行う場所で,地元では「坂場」と呼ばれている。全身黒ずくめの服を着て,ラクロスのお化けのような網を構え,池を飛び立った鴨が上空を飛び去る瞬間,網を垂直に投げ上げ,鴨を仕留める。

最盛期には,一冬に3000羽を超えた捕獲数も,現在は500羽にみたないそうだが,今も人と鴨の戦い,知恵比べは続く…。

→ ラクロスのお化け
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白波からおもふこと

2005年03月07日 | ちょっといいとこ,いい景色
一月の宮城に続いて,北陸方面へ冬期湛水の調査に…。

一日目の宿は加賀市の元国民宿舎(ビジネスホテルなんてものは,あるはずもない山奥に出かけることが多いので,宿は人気の少ない公共の宿にお世話になることが多々)。現在は,銀座と京都円山に店を持つ「吉水」という宿が経営をしているということだったが,やはりシーズンオフの平日,客は自分たちのほかは一組のみ。とはいえ,テレビや冷蔵庫,自販機等…,無駄な電化製品は置かずに,静かな時間と景色を楽しんで下さいという姿勢には好感。中はごく普通の国民宿舎なのですが,ロケーションが素晴らしく,こんな感じに日本海が望めます。

絶景に素直に感激するはずだったのですが,“こんな風景,何処かで見たことある”という妙な感覚に囚われ,記憶を掘り起こしてみると…。大阪に住んでいた子供頃,よく見かけた某整形外科のCMが…。白波のたつ壮大な海をバックに妙にエコーのかかった声で,連呼される「○○整形」という言葉は,ある種のトラウマに近い形で残っていたようで(^^;

やれやれ…

→ お宿「吉水」
→ 夕方はこんな感じ
→ 「○○整形」気になります…
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それは谷津田

2005年03月02日 | ちょっといいとこ,いい景色
関東に来て,初めて知った言葉は結構多い…。「谷津田」のそのうちの一つ。「棚田」は結構メジャーな言葉になりましたが,「谷津田」まだまだローカルでマイナーな言葉だと思います。台地や丘陵地に枝のように入り込んだ谷のことを「谷津(谷戸、谷地という場合も)」といい,谷津の谷底にある田んぼのことを「谷津田」といいます。千葉や茨城,埼玉や神奈川の一部でよく見られます。最近,身近な生き物の保全等で少し有名になってきました。お近くでこんな風景を見かけたりしませんか,それはただの田んぼではなく「谷津田」です(笑)
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