6月10日苫小牧〜大洗航路復路後編:朝の7時半を過ぎる頃、船は下北半島付け根の鮫角沖を通過し、三陸海岸沖にさしかかります。リアス式の海岸を遠くに見ながら海鳥ウォッチングを続けます。海鳥たちはよく出てくれ、時にオオミズナギドリやハシボソミズナギドリが数千羽以上の群れでいることも珍しくありません。その中にクロアシアホウドリ、コアホウドリも複数羽、時には数十羽居ることもあります。金華山沖を過ぎると海鳥は、オオミズナギドリばかりとなり、風も強くなり、時に雨交じりですが、塩しぶきが襲ってくるので、今回のウォッチングは終了となりました。
コアホウドリとクロアシアホウドリがランデブー飛行を見せてくれたり、複数羽が同じ画角に収まってくれました。
単独でも船の近くまで飛んでくれる個体があり、楽しめます。コアホウドリです。
オオミズナギドリと交差。大きさの違いがよくわかります。
クロアシアホウドリは近くまで来たら写すことにしましたが、近くなると飛翔が早くてカメラが追いつけません。
オオトウゾクカモメも何度か出現してくれました。
獲物を奪えたかどうかはわかりませんが、オオミズナギドリを襲っていました。名前の通りです。
換羽しているのでしょうか、羽がまだらのフルマカモメです。
餌がたくさんあるのでしょうか、千羽以上の群れのハシボソミズナギドリです。
オオミズナギドリも千羽以上の群れをよく見かけます。
以上で、自身初体験の大洗〜苫小牧航路紀行は終了です。ベストシーズンとはいえ、航路上には思った以上の海鳥たちが飛び交っていたのに驚きました。今度は、少し早めに乗って、ヒレアシシギの群れも見たいものです。
次回からは、6月22日から10日間に渡って、巡った道東紀行を6回に分けて順次アップしていく予定です。初回は、野付半島、知床峠のギンザンマシコなどです。
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