ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

道北紀行 天売島編 その1 ウトウ ノゴマ トラフズク

2017-06-21 | 北海道

サロベツ原野を後に南下し、金浦原生花園に立ち寄った後、羽幌港に到着。オロロンII号に乗り込み、天売島へ向かい、6月21〜23日まで滞在しました。航路上では、天売島に帰還するウトウを見ましたが、ほとんど成果なしでした。
80万羽のウトウが生息する天売島。外海に採餌に出掛けた親鳥たちが、ヒナの待つ巣穴に帰巣するシーンを見るべく、ウトウ帰巣観察ツアーのバスに乗り込みました。夜の7時15分頃、赤岩展望台に到着。この日は曇りだったせいか、早速、帰巣したウトウが飛んできます。赤岩展望台の周りのイタドリの林の中に、ウトウの巣穴が過密気味にあります。今夜は、NHKの取材があって、南こうせつさんも来ています。夜のとばりが降り始めた空に次々とウトウが現れます。暗い条件で飛ぶウトウを撮るのは苦労します。なんとか撮れた写真を見ると嘴に獲物の小魚をいっぱい咥えています。

咥えてないウトウもおり、獲物を横取りしようと待ち伏せているオオセグロカモメやウミネコに混じって、獲物のなかったウトウも横取りするそうです。



暗くなるにつれ、その数はどんどん増え、空を埋め尽くします。


先頭の写真は、道のすぐそばに帰巣して、出てきたウトウです。餌をヒナに与えたウトウがゾロゾロと出てきて、道を埋めてしまう前に、バスは帰宅の途につきます。
21日到着後と22日は島内を散策。海がウトウなら、陸はノゴマです。天売島には、本当にノゴマが多い、島内を歩くとそこかしこから囀りが聞こえ、赤い喉(英名はRubythroat)を間近に見せてくれます。



宿の窓からイタドリの群落と海が見えます。エゾセンニュウの声が響きますが、姿は見えません。しかし、ノゴマは、目立つところで囀り、宿の部屋からも海をバックに見ることができます。

22日は夜半から降り出した雨が止んだので、ノゴマ、クロツグミ、アオジ、カッコウ、ツツドリ等の声を聞きながら島内を散策。しかし、島の北側は、霧と雨。やっと収まった島内の森を抜ける頃、猛禽らしきシルエットが見えます。近づくと数羽が飛び立ち、木に止まったのは、トラフズクのヒナでした。



この日の夜は、宿の栄丸さんの海鮮網焼きを堪能させていただきました。

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1 コメント

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Unknown (mas-san)
2017-07-08 09:32:23
フクロウ類の幼鳥は、かわいいですね。
モフモフ感が何とも言えません。
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