ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

ボルネオ紀行 タビン野生動物保護区 その2/マレーウオミミズク ジャワガマグチヨタカ ミナミカンムリワシ等

2023-09-20 | ボルネオ
マレーウオミミズク 2023年9月1日 ボルネオ タビンWLR

第2日目タビン野生動物保護区でのナイトツアー;午後8時にナイトツアーに出発、トラックの荷台に簡易椅子が設置されて見晴らしは良好です。ガイドさんは明かりを素早く照らしながら探索、我々の肉眼では全然見えませんが、次々に獲物を発見。素晴らしい観察眼です。出発直後のリゾート内で早速、哺乳類。オオムササビとの事。
更にリゾート内で眠るキタカササギサイチョウ。熟睡しているようです。
同じくリゾート内で夜の猛禽が出現。マレーウオミミズク(Buffy Fish-Owl)で、北海道のシマフクロウより少し小さいですが、同様に魚を主食としている様です。この時は、カエルの池と呼ばれる付近だったので、カエルでも狙っていたのでしょうか。
こちらをそれほど気にしてはいない様。ちょっと近かったせいか、木の上方に移動ですが、お陰で、翼がよく見えました。
しっかり撮らせてもらい、ジャングルの中へ進みます。すると、我々に起こされたのかもしれませんが、目を開けたミナミカンムリワシ(Crested Serpent-Eagle)が登場。かつては、八重山のカンムリワシはその亜種だった様ですが、今では別種として扱われている様です。頭部の黒みが強いですが、よく似ていますね。
少し冠を立てて、カンムリワシらしい。
その後はパッとしませんでした。それでも本ナイトツアーの目玉であるガマグチヨタカを捜索しますが、中々に手強い。ガイドさん2人で必死に探すとやっと見つかりました。我々の肉眼ではさっぱり見えませんが、双眼鏡で見ると確かにいました!ちょっと上過ぎて、特徴的ながま口は、かろうじて見えますが、間違いなくガマグチヨタカ。ジャワガマグチヨタカ(Blyth's Frogmouth)との事で、かつてはコガマグチヨタカとの和名だった様。
狙いをなんとかゲット出来て、満足して引き上げる途中に野生のネコがいました。ベンガルヤマネコとの事で、イリオモテヤマネコやツシマヤマネコはその亜種という扱いですが、やっぱりよく似ています。最も野生の両種を見た事はありませんが。
樹上にはジャコウネコも。哺乳類が多いですね。
琉球地方の様にコノハズク類がたくさんいるのかと思ったのですが、全くお目にかかれませんでした。しかし、存分にナイトツアーの醍醐味を味わうことが出来ました。

次回は三日目の様子で、早朝から繰り出したタビン野生動物保護区のジャングル内で出会った鳥たちをアップしたいと思います。ご覧いただきありがとうございます。