ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

戸隠紀行2020年10月 その1 ムギマキ マミチャジナイ アカハラ クマタカ ハヤブサ ゴジュウカラ等

2020-11-19 | 中部地方
ムギマキ♂成鳥 10月24日長野県戸隠植物園

ムギマキに会いたくて、10月24日25日に戸隠植物園に遠征して来ました。今季は戸隠に行こうかどうか迷っていましたが、5日ほど前に出かけた鳥友Mさんからの「たっぷり出ているよ」との連絡と写真を見せられると、居ても立っても居られない状況で、行くことに決めました。3年ぶりの戸隠でしたが、ムギマキ♂♀成鳥幼鳥とマミチャジナイをたっぷり収める事が出来ましたので、3回に渡ってお送りしたいと思います。さて、植物園はバーダーで大賑わい、神社参道も観光客で大賑わい、コロナどこ吹く風でしたが、GoToにも関わらず、宿は空いていました。
10月24日午前8時〜午後2時 戸隠植物園: 植物園には朝8時ごろ到着、すでに無料駐車場は満杯、参道近くの有料駐車場に停めて、まずは鳥居のポイントへ。頻出のポイントは植物園内のツルマサキに移った様ですが、それでも10人程度のCMさんがいて、中に何人かの鳥友さんの姿がありました。早速、様子を尋ねると植物園内の木道はごった返しているそうなので、余裕のある鳥居のポイントで待つことにしました。すると隣の黒い実を付けたキハダでしょうか、マミチャジナイが頻繁にやってきます。こりゃ凄いと退屈せず待っていると8時40分ごろムギマキ♀が登場してくれました。
やれやれ良かった良かったと安心しましたが、登場頻度は少なかったです。1時間ほどして、上空に猛禽が飛んでるとのことで、見るとクマタカ!ここでお目にかかれるとは、と感心しました。
黒い実を食しにマミチャジナイはよく来るのですが、高い!枝被り!でなかなか良いのが撮れません。入っているマミチャジナイの数が結構多いようで、これほどの数を見たのは初めてです。
やっと枝被りなしの写真が撮れました。頭部が濃灰色で♂成鳥の様です。
バランスを崩すと羽を広げて持ち直します。
そうこうしているとまたまた猛禽!との事で、見上げると今度は、ハヤブサでした。
やっぱりムギマキの登場回数は少なかったですが、マミチャジナイが頻繁にやってきますので、退屈しません。
これは割と低い枝に来てくれた時でしょう。
来る割合はマミチャジナイより少なかったですが、アカハラも来てくれました。
キハダの下には赤い実がなっていましたが、誰か食しているのは見かけませんでした。
マミチャジナイは時にツルマサキにもやってきます。
これはゴジュウカラと鉢合わせした時のものです。
今度はツグミと鉢合わせ。
マミチャジナイが頻回やって来るので、退屈しませんでしたが、ムギマキの頻度が少なく、少し場所を移動。園内園外にツルマサキはそこかしこにあるのですが、どれにもやってくるわけではないです。この木は美味しいのか、何羽か来ていました。♀の様です。
こちらは♂ですが、黒色が薄いので、第二回冬羽の若鳥でしょうか。
ちょっと風景写真を。戸隠神社の参道をしばらく登った所にある隋神門です。苔むした屋根が雰囲気ありますね。
これは、園内の紅葉の様子。多くはもうすでに葉っぱを落としていましたが、中にはまだまだのもありました。
さて、午後1時を過ぎて、そろそろ園内に移動しようと隋神門のあたりから植物園内に入って、降って行くと木道脇のツルマサキに多くのCMさんが並んでいます。なんとか列の北の端に位置してカメラを構えると来ます来ます!ムギマキの♂、♀、若いのやらが頻繁にやってきます。時刻は午後2時ごろでしたが、すっかり成鳥羽になった♂をしっかり収める事ができました。
撮りたいけれど腕が追いつかないホバリングでの採餌シーンがたまたま撮れました。こんな格好で実を咥えています。器用なもんですね。
この子は♂ですが、黒色が薄いので、2歳児にあたる第二回冬羽でしょうか。
ここのツルマサキは実がそんなに残ってないのですが、よくやって来ます。ところが翌日の朝にも行ってみましたが、さっぱり。なぜか午後にしか来ないようで、不思議なものです。
次回は、この続きでムギマキをたっぷりアップしたいと思います。