ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

アメリカウズラシギ エリマキシギ ウズラシギ オジロトウネン ヨタカ クロハラアジサシ ムナグロ ノビタキ等/埼玉県

2020-11-05 | 関東地方
アメリカウズラシギ  埼玉県川越市伊佐沼

9月19日伊佐沼: 小笠原紀行を長々とやったため、時節にだいぶ遅れてしまいました。そこで2週間分をまとめてアップしたいと思います。まずは、9月14日頃から埼玉県の沼にアメリカウズラシギが来ているとのブログが散見されました。埼玉で沼といえば伊佐沼しか思い当たりません。こりゃライファーではないかとワクワクしていましたが、事前に行った鳥友Mさんがキッチリ見てきたので、土曜日までソワソワする羽目になりました。迎えた9月19日の土曜日、6時半頃に伊佐沼に着くとCMさんは数人。手持ち無沙汰にしています。でも、「さっきいたんだけどどこかに行っちゃった」様なので、いることはいるとデッキで待ちました。水が抜けて地面になったところを双眼鏡で探索していると、怪しい影!遠いですが、胸の縦斑の境界がくっきりして間違いなくアメリカウズラシギ。やれやれということで、ライファー追加です。しばらくは遠くで、採餌していましたが、飛んで東岸の干潟部分に来ました。慌てて移動、しっかり撮れました。
コチドリと並んで。
飛び立ちも。
また遠くに飛んで行ったので、沼を回ってみると、シマアジがいました。まだエクリップスで分かりにくいですが。
あまり被写体にしないアオサギですが、飛翔と口開けの表情が面白いなと。
沼を後にして、南古谷の田んぼに行くとムナグロの群れが飛んでいました。タシギではないジシギもいましたが、どうにも同定の決め手が得られませんでした。

9月21日狭山丘陵: 狭山丘陵で、秋の鳥達を探索。シーズンらしくミズキにエゾビタキが数羽ひっきりなしにやってきました。

9月22日伊佐沼: 初見の日は雲が垂れ込めていて暗かったですが、今日は良い天気なので、再び伊佐沼に。まだまだアメリカウズラシギはいてくれました。
イソシギも。
アメリカウズラシギは相変わらず泥に嘴を差し込んで、採餌に余念がありません。
上空を見上げて警戒のポーズ。
セイタカシギの幼鳥もいます。

9月27日狭山湖: 渡りのシーズン、狭山湖にはノビタキ 、セッカなどが入ってきていますが、ふと上空を見ると、オオタカ、サシバが続けて通過。更にハヤブサ類が通過。写真で見るとお尻が赤い。チゴハヤブサでした。ノスリも飛んで、猛禽類のラッシュでした。
不思議なもんで、そんな日には、いろいろ現れるもので、湖面にいきなり白いアジサシ類が飛んでいます。クロハラアジサシです。ほとんど冬羽になっていますが、しばらく飛んで、すぐにどこかへ飛んで行ってしまいました。
さてノビタキはというと、この日入っていた個体達(3羽ほど)はいずれも警戒心が強く、なかなか距離を詰められませんでした。

10月3日伊佐沼:3週間近く経ってもアメリカウズラシギは伊佐沼に滞在していました。おまけにもう1個体入った様です。更にエリマキシギ、ウズラシギ、オジロトウネン、トウネンもいてこの日は賑やかなことでした。
まずは、オジロトウネンとツーショット。
続いてエリマキシギ(真ん中)が加わりました。
左がエリマキシギ 、右がアメリカウズラシギ 、エリマキが少し大きいですね。なので、♂若でしょうか。
少し歩いてみると近くにトウネン(左)とオジロトウネンがじっとしていました。何かお話ししている様。
4羽が揃い踏み。左からウズラシギ、2羽のアメリカウズラシギ、右端にエリマキシギです。
コガモ達もやって来ていました。
やっとエリマキシギが近くに。
伊佐沼にいると鳥友さん達から、北本にヨタカがいるよ!との嬉しい連絡が入り、移動しました。午後の少し遅い時間に着いたせいか、CMさんは5、6人。昨年と同じ場所にいましたが、ずっと見やすい所に鎮座していました。昨年と同じ個体でしょうね。
暫くすると運の良いことに顔を上げてくれるではありませんか。
お目目もしっかり開けてくれました。足元も見えます。どうやら♀の様です。
おかげで初めて逆光でしたが、全身をスッキリとることが出来ました。

10月4日狭山湖:セッカ が秋らしく伸びて来たススキに止まってくれました。

次回は、10月8〜10日に出かけたワイバードの粟島ツアーをアップする予定です。幸いライファーのシラガホオジロが出てくれ、他にノジコ、ミヤマホオジロ等が出ました。それにしても鳥達は皆んな元気!そのため遠くて、中々近くで写真が撮れませんでした。