ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

大洗〜苫小牧航路/札幌紀行 その4 オオトウゾクカモメ コアホウドリ クロアシアホウドリ ハシボソミズナギドリ フルマカモメ等

2018-06-10 | 北海道

6月10日苫小牧〜大洗航路復路後編:朝の7時半を過ぎる頃、船は下北半島付け根の鮫角沖を通過し、三陸海岸沖にさしかかります。リアス式の海岸を遠くに見ながら海鳥ウォッチングを続けます。海鳥たちはよく出てくれ、時にオオミズナギドリやハシボソミズナギドリが数千羽以上の群れでいることも珍しくありません。その中にクロアシアホウドリ、コアホウドリも複数羽、時には数十羽居ることもあります。金華山沖を過ぎると海鳥は、オオミズナギドリばかりとなり、風も強くなり、時に雨交じりですが、塩しぶきが襲ってくるので、今回のウォッチングは終了となりました。
コアホウドリとクロアシアホウドリがランデブー飛行を見せてくれたり、複数羽が同じ画角に収まってくれました。






単独でも船の近くまで飛んでくれる個体があり、楽しめます。コアホウドリです。


オオミズナギドリと交差。大きさの違いがよくわかります。

クロアシアホウドリは近くまで来たら写すことにしましたが、近くなると飛翔が早くてカメラが追いつけません。



オオトウゾクカモメも何度か出現してくれました。



獲物を奪えたかどうかはわかりませんが、オオミズナギドリを襲っていました。名前の通りです。

換羽しているのでしょうか、羽がまだらのフルマカモメです。

餌がたくさんあるのでしょうか、千羽以上の群れのハシボソミズナギドリです。

オオミズナギドリも千羽以上の群れをよく見かけます。

以上で、自身初体験の大洗〜苫小牧航路紀行は終了です。ベストシーズンとはいえ、航路上には思った以上の海鳥たちが飛び交っていたのに驚きました。今度は、少し早めに乗って、ヒレアシシギの群れも見たいものです。
次回からは、6月22日から10日間に渡って、巡った道東紀行を6回に分けて順次アップしていく予定です。初回は、野付半島、知床峠のギンザンマシコなどです。

大洗〜苫小牧航路/札幌紀行 その3 アホウドリ コアホウドリ クロアシアホウドリ アカアシミズナギドリ ハシボソミズナギドリ フルマカモメ等

2018-06-10 | 北海道

6月10日苫小牧〜大洗復路前編:6月9日の札幌近辺での探鳥を日没で終えて、苫小牧港に到着。近くの回転ずしに繰り出し、夕食をとったのち、船に乗り込み、就寝。夜明けとともに起き出し、5時ごろから観察開始です。船は、下北半島北端の尻屋崎まで来ています。一昨日と同様に海鳥たちは飛び交い、海面に浮かんだ群れが飛び立ちます。下北半島付け根の鮫角沖で、アホウドリも出現しました。
先ず、よく出てくれたコアホウドリです。海面から飛び立ったり、船と並んで飛んでくれたりと楽しませてくれます。



続いて、クロアシアホウドリです。一番よく出たアホウドリで、段々と複数羽で出ることも多くなりました。






アカアシミズナギドリが2羽で、船と並んで飛んでくれました。アカアシといっても、足の色はよくわかりませんが、くちばしの薄いピンク色はよく目立ち、これが識別ポイントです。


ハシボソミズナギドリは、羽がきちんと揃った若鳥がほとんどのようです。多くは、複数羽で海面にいます。


フルマカモメもよく出てくれます。


そして往路では出てくれなかったアホウドリが遂に出現。この1回きりでしたが、船と並んで飛んでくれ、たっぷりと楽しませてくれました。まだ全身が黒い若い亜成鳥のようですが、くちばしは、太く、ピンク色です。




次回は、苫小牧〜大洗復路後編として、鮫角沖から金華山沖あたりまでをアップします。クロアシアホウドリ、コアホウドリがランデブー飛行を見せてくれました。
*西日本は、大雨で甚大な被害が出ており、故郷の岡山も相当な被害が出ていますが、実家等は被害を免れているようです。