ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

大洗〜苫小牧航路/札幌紀行 その1 オオトウゾクカモメ コアホウドリ クロアシアホウドリ カンムリウミスズメ トウゾクカモメ等

2018-06-08 | 北海道

6月7〜10日に大洗〜苫小牧航路+札幌周辺の小鳥を観察するALPNツアーに参加してきました。大洗からの太平洋航路は、初体験でしたが、南の海からやって来た想像以上に多くの海鳥たちが次々に出現し、大いに楽しめました。ライファーであるオオトウゾクカモメとコアホウドリを初めとして、アホウドリ、クロアシアホウドリ、トウゾクカモメ、カンムリウミスズメ、シロエリオオハム、アカアシミズナギドリ、フルマカモメ、ハイイロミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ等に会うことができました。苫小牧に上陸後、苫小牧〜札幌周辺の森や草原を探索し、40年ぶりの出会いとなるアカモズ、フクロウ、キバシリ等に会うことができました。3日間の行程で56種の鳥が出現しました。
大洗〜苫小牧航路:7日に鳥友HMさんをピックアップして、大洗港に向かい、ツアーに合流。夜の10時半頃から船に乗り込み、すぐに就寝。初めての太平洋航路に交感神経は興奮し、よく眠れなかった気がしました。翌朝目覚めて、デッキにカメラを設置し、宮城県の金華山沖あたりから、観察開始です。オオミズナギドリは早くから飛び交い、すぐにクロアシアホウドリも出現し、次々に海鳥たちが現れ、ガイドのIさんが見つけてくれます。先ずは、万羽以上は見たのではないかと思われるオオミズナギドリです。

観察開始早々、浮かんでいたトウゾクカモメが出現。しかし、羽を痛めているようで、飛ぶことができないようです。この航路に現れる白黒の海鳥にしては、珍しく、首筋に黄色が入っています。

海鳥だけでなく、カマイルカも出現、ジャンプしながら船に近づいてきます。

海に浮かんでいたハイイロミズナギドリが飛び交い、群れもよく見かけました。

北上している夏羽のシロエリオオハムも結構いました。飛び立とうとしますが、なかなか浮き上がりません。

カモメと名前は付いていますが、ミズナギドリ科のフルマカモメが浮かんでいました。ちょっとずんぐりした体型ですが滑るように飛びます。


そして、本ツアーの目玉であるオオトウゾクカモメです。海に浮かんでいたようですが、飛び立って船と並行して飛んでくれ、その精悍な巨体を存分に楽しませてくれました。



海上は凪いでいるせいか、多くの海鳥たちは浮かんでいます。クロアシアホウドリが飛び立ち、船の近くを飛んでくれます。


そして、昨年4月の八丈島航路では、お目にかかれなかったコアホウドリも次々に現れてくれます。





そして、泳ぎながら北上しているカンムリウミスズメの家族も出現。ムクドリ程の大きさしかないカンムリウミスズメ。海に浮かんだその姿は、フェリーの上からだと小さな点ですが、ガイドのIさんは見逃しません。恐るべき観察眼に脱帽です。


夕方5時頃には雨も強くなり、海鳥の出現も少なくなってきたので、観察終了。苫小牧に入港後ホテルで一泊。次回は、翌朝から1日巡った苫小牧、札幌周辺の鳥たち、アカモズ、キバシリ、エナガ、フクロウのヒナ等をアップする予定ですが、22日から道東に遠征してきますので、2週間後ぐらいでしょうか。