ブカブカの園児服を着ていたあの子も、気が付けば立派なさくらさんに。
ついこの間そう思っていたら、いつの間にか幼稚園から巣立とうとしている。
幼児期は人生においてもっとも短くもっとも重要な時間。
豊かな人間性を身に付け、自立した人間に育ってもらいたいと努めてまいりました。
今、小学校、中学校… 社会においても自立心に乏しい、無気力な人間が増えていると言われております。
子どもは生まれながらに学ぶことに喜びを感じ楽しみます。
その出発点は①「興味・関心」です。
そして、それに②「主体的に関わる」(自由)こと。
③「繰り返し活動=集中」が生まれる。
その活動を見守ること、すると「達成感・満足感」が満ち溢れます。
勿論、その中で活動の能力が身につきます。
能力を身につけると別の興味・関心に引き継がれていきます。
子どもは何度も何度もこの『道筋』をたどりながら、楽しみながら自分で学び育っていきます。
この『道筋』から生まれる意欲や自信、挑戦力は、これからの長い人生を積極的に、肯定的に生きる時の土台です。
つまり、「生きる力」です。
以前にも書きましたが、これはまさに脳の前頭前野の成長でもあります。
この『道筋』は小学校に行ってもとても重要なものです。
どうかそれをご理解いただき、幼稚園を卒園した後も子どもたちを見守っていただきたいと思います。
話が少しそれてしまいました。。。
さくらさんとはあと27日しか一緒に過ごせません。
何だかとても寂しい気持ちになった今日の卒園記念写真撮影でした…。