みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

数のお仕事

2011年12月16日 | モンテッソーリ教育


黄組さんにお邪魔すると『ビーズの減法』(引き算)を行なっていたので少しご紹介いたします。

モンテッソーリの数のお仕事はとっても奥が深く分かりやすい、そして楽しいのが特徴です。

以前にも『ビーズの加法』(足し算)をご紹介しましたが、それが終わり、まだまだ数に浸りたい子どもたち。

足し算では『いくつかの小さい数を合わせると、前よりも大きい数になる』でしたが、
引き算は『大きい数から、いくつかの小さい数をとると、前より小さい数になる』

先生が持っている沢山のビーズ(大きいカード)から、子ども達に少しずつおすそ分け・・・

するとすると… 

位ごとに子ども達が数を数えて、小さいカードを持ってきます。

先生のビーズも少なくなってしまいました。そしてカードも小さく。





こちらは『行動遊び』(言語の教具)
引いたカードに描かれてある絵を実際に体を動かしてやってみます。
当てっこで遊ぶと楽しいです♪

将来は『品詞遊び』というお仕事で、「動詞」としても登場します。
少しレベルがあがると「ゆっくりあるく」とか「ばたばたはしる」など『どんなふうに…』が付きます。
これは??? 「副詞」ですね。

他にも沢山の品詞(形容詞や連体詞、接続詞etc・・・)が出てきて盛り上がります。


2歳児保育『子どもの家』募集 19日(月)10時

2011年12月16日 | モンテッソーリ教育




モンテッソーリ教育では「2才頃がこどもの家に入園するに一番の好機」です。

確かに順調に育っている2才児は好奇心旺盛で意欲のかたまりのような存在です。

魅力的な活動が目の前にあると一瞬、大好きな母親の存在も忘れてしまうほどです。

もう少し年令が上がると母親への断ち切りがたい関係がしっかりできて、サラリと別れにくくなることがあります。
母子分離の面からも、タイムリーと言えるかも知れません。

では、親の方はどうでしょうか、2才までは、本当に心も目も離せないほど子育てに専念します。
そして2才になり、歩行も片言のおしゃべりも上手にできるようになると、少し安心します。

教育的配慮は3才になったら考えましょうと、つまり、2才から3才の間はけがをしないで元気に育ってくれれば十分と、保育の中だるみの時期かも知れません。

ところが、2才の意欲は早くも人生のピークを迎えます。

大人用の環境の中でいろいろ試しては叱られることの連続ではないでしょうか、「危なくて目も離せない」とこどもの興味のありそうなものはみんな手の届かない所に隠されてしまったりします。

大人はオモチャを与えているからと安心します。
しかし、2才の意欲を満たすには至りません。

困った2才児はオモチャを分解することで満たそうとします。
親はそんな事情を察しようとはせず、「何でもこわす困った子」と思いがちです。

意欲的だった2才児も叱られることの繰り返しに中で、だんだんと意欲が大きく削がれ、3才の入園のころには、すっかり無気力な子になっていたり、逆にやりばのない意欲を破壊的行為へと向かわせたり。

―意欲的な2才児にその意欲が十分に満たされる環境に出会わせてあげませんかー

人格形成のうえで一番大切な幼児期にモンテッソーリ教育を受けることが出来たか否かは、その子の一生左右すると言っても過言ではないほどです。

「私がひとりで出来るように手伝ってね」と言うこどもの声に応えられる環境を。