政治がわからないという若い人と

ある青年との会話　【制度解説】
坂本：「今度選挙にでる坂本です」
青年：「えっ、何の？市会議員ですか？」

坂本：「いえ、いえ。衆議院、国会議員の選挙です。富山３区というところです」
青年：「ええっ！！国会議員ですか！。が、がんばってください。ぜひ当選してください」

坂本：「ありがとうございます」
青年：「で、坂本さんは何党ですか」

坂本：「共産党です」
青年：「ふぅーん。そうですか、共産党ですか」

坂本：「なかなか小選挙区で当選するのは簡単じゃないんですよ、これが」
青年：「えっ？　ショ、ショウセンキョク？？…なぜですか」

坂本：「一人しか受からないからですよ。衆議院では、小選挙区といって１名しか当選しないんです」
青年：「一人しか受からない…。それで、選挙には何人出るんですか」

坂本：「５人は出ると思います」
青年：「じゃあ、一人受かったら、あと全部は落ちるわけですか」

坂本：「そうです」
青年：「でも１位になればいいんでしょう？」

坂本：「それはそうです。でも、なかなか１位になるのは簡単じゃないんですよ。共産党はまだまだ小さな政党ですからね」
青年：「あぁ、そうか…」

坂本：「それはともかく、今の自民党とか民主党とか、自民党流の政治の中で似たようなことを言い合って政権争いをして悪政を競い合っているんですよ」
青年：「ほぉ…」

坂本：「今の政治は庶民には増税の話ばかりでしょう。それから、この先、消費税増税やサラリーマン増税が狙われているんですよ。なのに、金持ちとか大企業だけはボロもうけで、そんな人たちには減税しているんですよ。これってひどいでしょ。で、これはダメだと対決しているのが共産党なんです」
青年：「そうなんですか。それはぜひがんばってもらわないと。やっぱりぜひ当選してください」

坂本：「全力でがんばります。小選挙区ではぜひ私にお願いしたいのですが、比例では共産党に頼みますよ」
青年：「ヒ、ヒレイ？」

坂本：「政党名を書く、比例代表というのがあるんですよ」
青年：「そういうのもあるんですか」

坂本：「そうです。いいなと思う党に入れるんですけど、小選挙区は意中の人に入れても落ちることがよくありますが、比例は入れた票は必ず議席になるんです」
青年：「そういうことですか。じゃあ、共産党に入れれば坂本さんは当選できるんですか」

坂本：「いや、僕の場合は比例でなく、小選挙区ですから、比例に共産党で入れても受かりません。でも受かってほしい木島日出夫さん（ほらこのビラに載っている人！）が当選する仕組みになっています」


青年：「ややこしいですね。それにしても、はっきり言って政治のことさっぱり分からないんですよ。テレビをみても何が何やらという感じで」
　「一度も投票に言ったことないんですよ。誰がやっても変わらないと思うんでねぇ…。でも、頑張ってください。応援しますよ」


よく分かりました

　政治の本当の姿が伝わっていない。わかっていない。難しく思われている。
　何となく「小泉が改革者だ」と思っている。自民党に対決しているのは民主党だと思っている。
　自分の１票をムダにしたくないという思いで、勝てそうなところに投票する。
　自民党の内紛はもう飽き飽き。タレント候補さがしもおかしい。民主党もどこかうさんくさい感じ。だから、どこにも入れようがない。

　根本は、政治のことが知られていない、ということです。


「政治がわからない！講座」

　私としては、日本の政治のどこが問題か、そして、この閉塞状況を打開する政策をもっているのはどこの党か、をしっかりと国民の中へ伝えることが重要だと思います。
　そもそもどうなっているの？という初歩的な問題を可能な限りみなさんにお知らせしていきたいと思います。
　「政治がわからない！講座」のカテゴリを新設しました。随時追加していく予定です。