先日、アシナガバチの巣を撤去しました。初夏に巣をつくりはじめ、そのうちだんだん大きくなった巣には、成虫が数十匹、巣の大きさは直径10センチほどになっていました。先日一緒に釣りに出かけたYさんが来られたとき、「ハチが飛び回っていると思ったら、こんなところに巣が・・・。なんで退治しないんですかー」とひと言。
「うーん、何でですかねー。ハチって、幼虫のためにえさになる虫を一生懸命捕獲していますからね、毎日。数十匹のハチが周辺で虫を退治してくれるってことかな・・・」
「へ~そうなんですか。なかなか面白い考えですね」などと会話。
1匹のハチが1日でどれだけの虫を捕獲するのか、まったく知識はありませんが、とにかく虫を退治してくれていることには違いない。そういえば、家の周りに張り巡らされているクモの巣だって、虫を獲ってくれていることになるなあ…。
そんな考えも、殺虫剤とか、除草剤とか、使いたくないというのが根本にあるからでしょうか。
しかし、このまま巣を放置すればさらにハチが増えて、活発にハチが動き回ることになっていく。薪用の棚に巣をつくっているので、そろそろ冬のために薪を積んだり移動したりすることを考えると、人間の作業にも支障をきたすことにもなりかねない。子どもたちにも危害が加えられるかもしれない。
そこで、思い立って、撤去を決断しました。
そして、ハチの襲撃にあわずに、簡単に撤去する方法が、偶然にもみつかりました。
それは夜襲です。
この頃は晴れた夜には放射冷却で気温もずいぶんと下がるのですが、そのときのハチたちは、完全に動きがストップしているということを発見したのです。
夜中の12時ごろ、薪の上に作られた巣とその周辺にはアシナガバチたちは身を寄せ合って眠って(固まって?)いました。薪ごと、そおーっと持ち上げても、ハチたちにはまったく気付かれません。難なく、用意した厚手のビニール袋の中へ、「一網打尽」でした。
あとは、袋の口を閉じて、放置すればよいだけ。
翌日は、朝から気温が上がり、ハチたちが気付いたころには出口の無い、袋の中。炎天下で気温も上がり、蒸し風呂状態となって、夕方までには多くは死んでしまいました。
ハチにはかわいそうですが、こうでもしないとどうしようもなかったのでした。南無阿弥陀仏。
袋に捕獲できなかったハチは、まだ2~30匹いるようなので、撤去した巣にはおよそ100匹にせまる数がいたのではないかと推測しています。
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