フェイスブックに書いたこと<2012.6.2 日本共産党北陸信越SNS後援会(仮称)オフ会を終えて考えてみたこと>を基にして書き直しました。
■フェイスブックで党北陸信越SNS後援会
3月頃、6月に新潟県上越市で日本共産党北陸信越ブロック(福井、石川、富山、新潟、長野)として初めて、後援会活動の交流を目的とした集会がもたれるとの計画を知りました。
私は、フェイスブック(FB)が党関係者の中にもじわりじわりと広がってきていたこともあり、この集会を機会に北陸信越地域の仲間とFBで連携をとれるのではないかと考えてみました。
インターネット等IT技術を生かした人脈づくり、情報収集力・発信力アップのために、どうすべきか、何をやったらよいのかについて多くの方が模索している事は、党関係者にSNS利用者が確実に広がってきている事にも現われていると思います。私もこの分野の技術・スキルアップは、党活動にとどまらずあらゆる社会運動にとって、もっともっと力を入れていかねばならないものだと感じています。
「北陸信越」の党と後援会というのは、国政選挙の比例ブロックの同じ「くくり」であり、お互いなじみ深い人間関係があります。
特に、昨年3・11以降、党中央が全国の党組織に呼びかけたボランティアが、北陸信越ブロック5県の共同の取り組みとして主に岩手県釜石市・大槌町での支援として結実し、約1年間続けられてきたことによって、ブロック内の党組織間により深い人間的連帯を作ってきていたという事がありました。今回の取り組みはまさに時宜にかなったものだと思いました。
そういう流れを生かしてのSNS後援会グループ構築というワケです。
そこでまずはFBのグループ機能をつかっての仲間づくり。そして、6月2日の当日は、1泊を前提にオフ会と懇親会をするという流れにしました。
【オフ会風景。プロジェクタでFBやUSTの映像を映しながら。党上越地区委員会にて】
■オフ会は、その過程も含めてなかなか有意義だった。
オフ会を単に集まれる人で集まって交流するというのではモッタイナイ話なので、様々なサービスやSNSの利用法を探る意味でも、現場からFBのグループチャットとユーストリーム(UST)を使ってネット上でも話し合いに参加してもらえるようなスタイルとしました。
当日のオフ会には11人が参加、USTには3人がアクセスして頂きました。ホームページやブログの更新がなかなかできないとか、自分の党組織でメールすら活用されておらずこりゃ大変だとか、個々人やそれぞれの組織の生々しい「困った実情」も出されました。また、ブログに動画を貼付けてみた、携帯の画面でみやすくするためにブログの行間を空けている、などいろいろな努力や工夫も紹介されました。USTで映像と会話の流れを見ながらチャットで話に加わり、コメントして下さったりということもありました。へえ~そうなんだ、という発見が多い非常に有意義なオフ会となりました。
これを準備する過程ではほとんどの連絡をFBで行いましたし、UST放送の予行演習などもFBの仲間に協力して頂きました。連絡、情報共有、プロジェクトの共同作業をFBを中心に行うということも私にとっては初めてのものでしたし、USTのイロハも参考本などを買い込んで勉強しましたので、一定のスキルを体得できたのではないかと思います。
FBを利用している関係者のお友達にはかなりお誘いのメッセージも送ったつもりでしたが、思ったより反応が無かったなあというのが実感です。企画のコンセプトが十分伝わらなかったのかもしれませんし、FBの使い方がよく分らないので二の足を踏んでいるという感じだったためかもしれません。
一部では、「何じゃそりゃ、変なことやっている、ちゃんと活動しろ!」みたいな見方もあったようです。また、当日、集会会場で、「○○県の●●さんは、事前に知っていたら参加したかったと言っている」という情報が入りました。内容をきちんと伝え、知り合いを通じて直接声をかけて参加を確認するという作業も大事だなあと思いました。
私的には、このオフ会を通じて得られた副産物として、今後USTで候補者を囲んでの生放送トークを行って、その人柄をまるごと知ってもらう「ダダ漏れ」的な番組なんかを企画していくなど、案外簡単なものなんだと実感したことです。
■ITスキルアップは待ったなしの課題
さて、我々の党の主張や政治の問題点を多くの人に知らせること、諸活動にIT技術を生かして合理化・効率化していくということは、大変重要な待ったなしの課題です。
党の年齢構成が全体として上がっていることもあり、FBやツイッターについて、「そういうものがあるらしい」というのが運動家の一般的な水準です。
パソコンやインターネットを利用できている人とそうでない人とのギャップがあまりに大きく、運動の内部でも何となく両者の間に壁のようなものがあります。運動のIT化に手を打たず現状を放置すれば、その壁は埋まらないまま推移する事は火を見るより明らかです。組織構成員にITスキルを身につけてもらう事が、運動体のレベルを格段に引きあげ、活動を発展させることも明白です。だからこそ、いまどうしても手を打たなければならない課題だと思います。
若い人だからITのレベルが高いかというとそうではないし、高齢の方でもパソコンになじんでいる人は結構有効に活用している。現状は、「やってみたい」「使えるようになりたい」という声も少なからずあるのに、ITスキルの獲得が個人任せになっていて、それをどうにかしなきゃと動く人がおらず、組織的な手立てをとるまでに至っていないというところに大問題があります。そこを突破するための実践に踏み出さないで、「うちの組織はこの分野は全然ダメだ」と嘆いているわけにはいかないのです。
その意味では、今回のSNS後援会(仮称)やそのオフ会の取り組みというのは貴重な試みだったと思います。
このような取り組みやIT活用を促進するためのグループや講座のようなものを、それぞれの県や地域の党や後援会で具体化し、実践していくことがどうしても必要だと思います。富山のようなコンパクトな県なら、県で1つでいいのかもしれません。
■志位さんにもツイッターでつぶやけば・・・
私がどうしても必要だと思うことは、組織のトップがこの課題の重要性をどれだけ理解しているかだと思います。
FBやツイッターでガンガンつぶやいている党長崎県のトップ、山下満昭さんなんて実にスバラシイ。志位委員長の講義を聴きながらtsudaっているとのこと。→大津留公彦のブログ2
組織のトップがツイッターをやれば、その組織に対する内外からの意見(批判を含む)が、その手元へリアルタイム届く。またトップの考えがストレートに有権者に届き、瞬時にそれへのリアクションがある。従来の活動では考えられなかった、国民のその時々の気分をつかみ人脈を作っていく新しい条件を持つことになるんですよね。
やはり、志位さんにもツイッターでつぶやいて欲しいなあ。@C_chan1954ってアカウントで。
志位さんがツイッターで、津田さんとか勝間さんとか江川さんとかと会話する。孫さんとか柳井さん(ってアカウントあるのかな?)とか経団連の会員企業のトップみたいな人たちと、大企業の力をいかした真の成長力ある日本をつくろう!、経団連と共産党でコラボって日本改革やってみましょう!なんてつぶやいてみたり。
ま、そんな有名人とのまじめな突っ込み合いがあると、共産党への親近感も強まるし、評価も高まるんじゃないでしょうか。それをみている万単位のフォロワーからもツッコミが入っていく、その中で共産党も理解されていく、党政策が豊かに肉付されていくって気もします。
トップがそういう水準になっていけば、組織全体の活動の力点の置き方ももう少しネット戦略に移って行くことになるでしょう。
話は戻して、
わが富山の党組織では、「報告はFAXで」、「ツイッターちゃなんけ?(富山弁)」、「携帯メール使えん」、「パソコンはワープロ」という状態がかなり一般的ですが、ここを脱却したい。そのために何ができるかを考え実践したいと思います。まずは問題意識を持っている人がやらないと、前には進まないだろうということを肝に銘じて。
【オフ会では、パソコン、プロジェクター、音源をまとめる機械、カメラ、マイクを使用。UST放送は、それなりの性能の良いマイクがあれば何とかなることが分りました】
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