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老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

898;病院で死ぬ 「7割強」

2018-08-19 05:47:52 | 生老病死
病院で死ぬ 「7割強」


浅川澄一:福祉ジャーナリスト(元・日本経済新聞社編集委員)の統計から引用


1976年に病院死は自宅死と入れ替わり、
病院死は増え続け8割を超えた。
2016年の人口動態統計(厚労省)によると
病院でなくなる人の割は4人のうち3人に下がってきた。

戦後、高度経済成長の発展に伴い
出産も死亡も、自宅から病院に移ってきた。

私が住んでいた(農村集落)は、
内の話がまとまらず
家に電気が点いたのは、小学校5年のとき(昭和38年)だった。

東京オリンピックに合わせ
農協から洗濯機、冷蔵庫、白黒テレビを購入(ゼネラルの商品だった)し、
生活が一気に便利になった。
世間では、もっと早く普及されていた。


生活が便利になったことで、
出産も死亡も、より便利な医療サービスを求め、
病院に任せるようになり、
いまも続いている。

浅川澄一の用いた統計から
全体の割合では施設死はまだまだ低いけれど
最近は施設死が増えてきている。
介護保険サービスと絡み合っていることは確か。

どこで死にたいか
それは本人と家族が決めることなのかもしれないが
望めるものなら
どこで死にたいかは
自分で決めたい。

元気なときに
意思表示をしておくことなのかな・・・・