老い楽の詩

老いは、病を抱え或いは認知症や不自由な躰になり楽よりも苦の方が多いけれど、自分のしたいことをして「楽しむ」でいきたい。

短い秋

2020-09-21 16:54:18 | 阿呆者

               自宅前の桜 葉は衣替え 秋の訪れ 2020,9,21撮影
1686 短い秋

今年の秋は
いつもの年の秋よりも短そうな気がする

猛暑が長く続いた夏が過ぎ去り
今年の長月は朝夕の冷え込みがあり
家の前の桜の葉は色づき 
なかには虫が喰い穴があいている葉もある
何だか速足に秋が通り過ぎてゆく感じがする

秋が短いと
その分寒く冷たく厳しい冬が長くなり
春がさらに遠くなり
老いを重ねて往く者にとり
辛くなりそうな冬の季節
めぐる来る季節の寒々さを思う
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『すみなれたからだで』の「あとがき」から

2020-09-21 05:31:39 | 読書ノート
1685 『すみなれたからだで』の「あとがき」から


「あとがき」のなかで
窪美澄さんは
『「性」の先に「生」がつながっていることは書けるのではないか。』
『性の先に何があるのか』

そして『生のすぐ先に死があることも、年齢を重ねている私は知っています』(窪美澄『すみなれたからだで』河出文庫  260頁)

「性」の先につながっているのは、「命(生命)」である。
「性」の漢字は「心」と「生」からできており、性は心で感じるもの。

窪美澄さんが書かれてあるように「生」のすぐ先は「死」である。
「老い」を重ねた先も「死」である。

「性」も「生」も
深い意味をもつ言葉である。


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紙おむつからポータブルトイレへ

2020-09-20 07:41:26 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
1684 紙おむつからポータブルトイレへ

病院を退院し家に帰ってきた春男さん
夕食を終えた後
ヘルパーの介助により紙おむつを装着される。

なるべく水分を摂らないよう我慢し
翌朝の8時 ヘルパーが訪れ紙おむつを外してもらう。

14時間余り紙おむつをつけることになるが
その生活でいいのかどうか、こちらが悩んでしまう。
自分はどんな生活をしていきたいのか
彼はヘルパーの言いなりになっているようなところがある。
ヘルパーの援助のあり方は後日書く

家の中で4点杖をつきながらひとり歩くことは
転倒のリスクがあることから「禁じ」られている。

ベッドから車いす 車いすからベッド の乗り移り(移乗動作)はできるのだから
ベッドからポータブルトイレに乗り移ることができる
問題は紙パンツの上げ下ろしである。
紙パンツは汗などかくと肌にまとわりつき
片手による上げ下げが大変なときがある。
(脳梗塞後遺症により左上肢は麻痺している)

布パンツにすることで、上げ下げは容易にできる。

ポータブルトイレの用意ができ次第
紙おむつを卒業しポータブルトイレで用足しを行う。
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悪夢 超最悪 ”信じられな~い”

2020-09-19 18:04:35 | 阿呆者

1683 悪夢 超最悪 ”信じられな~い” 

今日の朝の出来事である
元気よく最初の在宅訪問を終え
キャンバスに乗り 発進した
何だかアクセルを踏む右足から
鼻がよじれるような嫌な臭いがしてくる。
1軒目の訪問先の庭で何かを踏んだ・・・・。

だんだん臭いがきつくなり
2軒目の訪問宅に到着した。
急いで車から降り右足のシューズを見てみた
なんと! 糞がベッタリ付いていた
猫の糞なのか⁉ (猫の糞は臭~い) 
悪夢 超最悪
車のマットレスには ”信じられな~い” 光景を眼にした・・・・

それは白い蛆虫(うじむし)が3ぴきも蠢(うごめ)いていた
1軒目の在宅訪問先の庭に糞があったことに気がつかなかった自分
注意力がなかった自分が悪いのか
人間、足元を見つめ行動しなければいけない・・・・

車に積んであった新聞紙と ティッシュ ペーパーで糞を取り除いたが
溝に食い込んだ糞は拭きとれず 水で洗わないとダメだ
手指に便が付いてしまい
訪問先の洗面所を借り手を洗った。
助かった。
在宅訪問先の嫁様には「手に糞が付いたとは言えずじまい」
「ありがとうございます」のお礼の言葉だけを控えめに話す。

2軒目の訪問を終え
桜デイサービスセンターに立ち寄った。
屋外の水道を借り、不用になった歯ブラシで
右足のシューズ裏側の溝にこびりついた糞を取り除いた
糞はなくなったが臭いまでは除去できなかった
明日晴れたら天日干しをしたら臭いがとれるかな

ついていない自分
付いてきたのは糞とは・・・・・

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守る人がいるから 生きれる・・・・

2020-09-19 08:20:18 | 老いびとの聲
snoopyの📅から拝借

1682 守る人がいるから 生きれる・・・・


守る人がいる
その人にとり守る人は誰であろうか

家族
恋人
・・・・

自分にとり守る人は
wifeとbeagle genki
守る人がいるから 人は生きれる

まだ70歳を超えたばかりの男がいる
その男は独身を通し、ひとり暮らし
肺癌から躰のあちこちに骨転移
両親は既に他界

「家に帰りたい」と退院した割には
生きるという気迫が感じられず
ヘルパーに頼りきりで
「できる」ことは自分でやろうという意欲もない
やりたいことはないのか
唯一テレビだけがお友達
スマホはあるものの話す人もいない

彼にとり
守る人は「いる」のであろうか
(そのことを彼に尋ねたことはない)

守る人がいるか、いないか
守る人がいるから 癌という厄介な病にも立ち向かい生きていく
守る人がいるから 限りある残された時間 
最後の瞬間まで尽くし生きていこう、と思う




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在宅訪問

2020-09-18 05:22:11 | 阿呆者

霧に霞む阿武隈川

1681 在宅訪問 

薬は「薬」にもなり「毒」にもなる
いま13種類服用していて
朝は13錠 夜は7錠
他に点眼薬3本あり

薬で気になるのは副作用
貧血や血漿が破壊されたり
また骨粗鬆症も進行
いま貧血が進み疲れがひどく階段の昇りがきつく
足が上がらない
長くデスクに向かうと両足が浮腫む
寝ているのが一番

在宅介護者の苦労に比べたら
愚痴や弱音を吐いてはいられない

今日は在宅訪問6件
明日は土曜日だが、在宅訪問5件
を予定している。

いま私は28人の要介護老人のケアプランを担当している
多いときは39人のときもあった。
コロナウイルス感染の影響で新規の介護相談が入って来ない

愚痴を聴いて欲しくて待っている家族介護者もおられる
8時に自宅を出て、6人目の訪問は16時30分頃である。
さあ、今からbeagle genkiの散歩に行き
その後朝風呂に入り 朝ごはんを食べ 出発だ~。

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死ぬより生きる方が大変

2020-09-17 08:43:40 | 老いびとの聲

草むらに咲く秋桜

1680 死ぬより生きる方が大変

これから更に老夫婦世帯が増えてくる
老いてもお互いに元気なうちは、平穏な日々が続く。
老いを嵩ね病を患い 介護を要する状態になったとき
夫は妻に世話(介護)をしてもらいたい、と欲しているが
昭和二桁の夫婦は、どうなのであろうか。

要介護状態になる前の夫婦関係がどうであったのか
どちらかが先立たれたとき弱いのが男性(老夫)である
自分もその一人であり炊事洗濯掃除の家事をせねばならなくなるが
なかでも厄介なのが「炊事」である。

老いて要介護にならぬようにするには、「歩ける」ことが不可欠。
赤ちゃんも老人も「歩行」の意味は大きい。
赤ちゃんの「第一歩」はアポロの月面歩行以上に遥かに偉大であり
老人の「歩行維持」は移動の自由を失わない意味で大切なことである。

一昨日退院し自宅に帰ってきた春男さん(70歳)
左足に短下肢装具をつけ4点杖でどうにかトイレまで「歩ける」が
左麻痺と左右の腸骨骨転移のため転倒リスクが隣り合わせにあり、ひとりでは歩けない。
彼はひとり暮らしのため、「歩き」による移動は禁じられ、「車いす」で家の中を移動する。
夜は、紙おむつをつけ、朝8時にヘルパーが訪れる。

ず~とひとり暮らしをしてきたから
自分が思っているよりは、夜ひとりで眠ることは「慣れて」いるのか・・・・。

人間ひとりでは生きてはいけないことはわかってはいるが
「歩く」ことができない不自由さは、もどかしく情けなく諦めの気持ちになってしまうのだろうか
できることはなにか、経済的なことも絡むだけに難しい
それ以上に老い末期癌を抱えひとり生きていくのは大変である。




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ゼンマイ時計

2020-09-16 20:46:10 | 阿呆者
路の真ん中で烏が2羽たむろしている


1679 ゼンマイ時計

いま、時計は電池式のものが多い
ゼンマイ時計は味があったような気がする。
ネジを巻かないと時計の針は動かなくなる。

いまの自分、ネジを巻いても巻いても動きが鈍い
ゼンマイが切れた訳でもないのだが
いまひとつパッとしない。

仕事は遅々として進まず
時間は容赦なく時を刻む。
時間は逃げないのだから
時間を無駄にせず、何事も段取りが大切なの哉・・・・。


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月が雲に隠れるように

2020-09-16 05:42:08 | 読書ノート
1678 月が雲に隠れるように

認知症老人は
先ほど話したことも忘れ
また同じことを話す

同じことを「聞く」のは疲れる
こっちがおかしくなってしまう、と
認知症老人を疎む

同じようなことを話しをしていても
本人にしてみれば
常に新しい出来事として話をしている。



『すみなれたからだで』(窪美澄、河出文庫)のなかに「朧月夜のスーヴェニア」という短編小説がある。
その小説のなかで「なるほど」と膝を叩くよう文に遭遇した。
「私は認知症ではない。新しいことを覚えたくないだけ。
新しい記憶がおさまらないほど、古い記憶で頭のなかがいっぱいなのだ。
だから、時折、月が雲に隠れるように、家族の顔や、住んでいる場所や、
自分の名前や年齢がわからなくなる。」
(173頁~174頁)

認知症老人は朧月夜みたいな感じなのかな
朧げではっきりとわからなくなることもあり
「月が雲に隠れるように」、先ほどまで覚えていた記憶も忘れわからなくなる。

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遺  骨

2020-09-15 08:50:20 | 老いびとの聲
1677 遺  骨

窪美澄さんの文庫本『すみなれたからだで』のなかに
老父を東京都の山奥にある特別養護老人ホームに
棄てに行く話がある(「父を山に棄てに行く」)。
(現代版楢山節考なのかな)
その老父が老人ホームでなくなり
兄弟で葬式をあげ火葬を行う話に続く(「インフルエンザの左岸から」)。

「係の人に、大きな骨は隆と俺がそれぞれ長い箸で一緒に持ち、
骨壺の中に入れるように言われる。いくつかの骨を入れていくうちに、
骨同士がぶつかる乾いた音がした。細かい骨や粉はのようになった骨の屑を、
係の人がちりとりのようなものでかき集めて骨壺に入れる。
あっけないもんだ。」
(43頁)

火葬場は遺族にとり深い悲しみに襲われながらも
焼かれ出てきた骨を骨壺の中に入れていく様子に
人間の生死の「あっけなさ」を感じたことは
自分にもあった。

それだけに人間は、死の対極で、生きていることの意味を問い思うのかもしれない。

隆の兄は「(自分が亡くなったときでも、あるいは棺に入ったときでも)額に触れてくれる
誰かの手のひらだけが欲しいと強く思った
」(49頁)
無縁仏のように独り寂しく亡くなりたくない。
亡くなる寸前まで人の温もりを、誰しも求めている。
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棺のなかでどんな形で安置されるか・・・

2020-09-14 16:17:36 | 阿呆者
1676 棺のなかでどんな形で安置されるか・・・


bing.com/imagesより引用


病院からwifeの実家に戻り
昼食をとってから昼寝になった。

私が仰向けで寝ていたら
隣で寝ていたwifeは「死んだらいくらでも仰向けで寝れるから、左側に向いて寝て」
私 「死ぬまでまだ先のことだから、仰向けで寝るよ」
( 寝たら私のイビキが煩いので、左側に向いて寝て、wifeは右側に向いて寝ている)

wife「棺は仰向けで寝ているけど、私は横向けに寝せて欲しいな。
   窓は側面につけてもらって障子タイプにし引き戸にする」
私 「そうか。横向けにして安置した欲しいときは、遺言書に書いておいた方がいい哉」

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止まった記憶

2020-09-14 06:21:52 | 老いびとの聲


1675 止まった記憶

今日は月曜日なので
自治医科大学附属病院感染症科外来受診の日
今日はwifeの実家から病院に行くので
6時30分に家を出る。

話は変わり
深夜に眼が覚め眠りに入れず
枕元にあった窪美澄さんの『すみなれたからだで』(河出文庫)を読みはじめた。
3時過ぎ再び眠りにつき
4時半頃 beagle genki に起こされた。

またまた話は変わり
自分の父親は43歳の若さで病死した
自分は17歳であった。
いま自分は老いの容姿になったが
老いた父の顔を思い浮かべることはできない

父の顔は43歳で止まったままである
死んだ以降の記憶はイメージすることができない
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望郷の念をそそった”露営の歌”

2020-09-13 08:39:24 | 歌は世につれ・・・・
1674 望郷の念をそそった”露営の歌”



NHK連続テレビ小説『エール』が再開する
日中戦争に入り軍歌が流行り、なかでも『露営の歌』のメロディーは
哀調と望郷の念をそそった。

農村などの若者たちを赤紙1枚で戦地に駆り立てられ
親や妻、兄弟、祖父母たちは)心では泣いて見送ったのです。
戦況が思わしくなり、白い箱に入って帰還したのでした。

自分は戦争を知らない子どもとして育ち
軍歌を歌うことに忌み嫌っていた。
古関裕而さんの人柄や曲を聴いて
『露営の歌』が心に沁み、当時の若者はどんな思いを抱き
異国の地で戦闘(たたかい)に挑んだのか
あらためて軍歌や戦争を見つめなおすことができた。

「欲しがりません勝つまでは」の時代のなかで軍歌が浸透し歌われ、
国民を総動員した戦争があったことを忘れてはならない。
こうした「歴史認識」の上で、戦争を繰り返してはいけないし
また、東京大空襲、ヒロシマ、ナガサキの悲惨な状況を繰り返してはいけない。


露営の歌  
作詞:薮内喜一郎
 作曲:古関裕而
 歌唱:霧島  昇
 編曲・制作:滝野細道

勝って来るぞと 勇ましく
ちかって故郷(くに)を 出たからは
手柄たてずに 死なりょうか
進軍ラッパ 聴くたびに
瞼に浮かぶ 旗の波

土も草木も 火と燃える
果てなき曠野 踏みわけて
進む日の丸 鉄兜
馬のたてがみ なでながら
明日(あす)の命を 誰が知る

弾丸(たま)もタンクも 銃剣も
しばし露営の 草まくら
夢に出てきた 父上に
死んで還(かえ)れと 励まされ
醒(さ)めて睨むは 敵の空

思えば今日の 戦闘(たたかい)に
朱(あけ)に染まって にっこりと
笑って死んだ 戦友が
天皇陛下 万歳と
残した声が 忘らりょか

戦(いくさ)する身は かねてから
捨てる覚悟で いるものを
ないてくれるな 草の虫
東洋平和の ためならば
なんの命が 惜しかろか






 



 


 





 
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幸せな爺様

2020-09-12 16:28:29 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
1673 幸せな爺様


         月1回のネイル(右手親指限定)snoopyです! 皺皺の指ですね。

ショートステイ(短期入所生活介護)の利用は
認知症老人にとり「諸刃の剣」になる場合があります。

認知症老人がショートステイを利用されると
おもらしが増えたり、”ぼ~”としていて認知が進んだような感じがしたり、
自分で「できた」ことが「できなくなった」りする。
混乱や不安が増幅し、自宅に戻ってから介護者の手間が増えてしまう。
介護休息の目的で利用したが、かえって疲れてしまう・・・・。

大森昭治さん(90歳)はアルツハイマー型認知症と糖尿病を患っています。
息子夫婦家族と暮らしています
2世帯住宅のため実質的には昭治爺様は1階で「ひとり暮らし」のような状況にあります。
最近は、間に合わず、掃き出しからドアを開け立小便をしたり、紙パンツを換えずに何度も排尿をしています。
ズボンの前は尿で滲みています。

そんなこんなで自宅での生活は難しくなりつつ、長男、長女は将来は特別養護老人ホームの入所を考えています。
それに先立ち、まず特別養護老人ホームが併設しているショートを9月から2泊3日の期間で利用することになりました。

デイサービスは月、水、土と利用していたのですが
ショートの利用によりデイサービスは月と土となり
ショートは毎週水曜から金曜日です。

最初のショート利用は、スムーズにいくかいかないか、不安でした。(コロナで面会できないだけに状況がつかめないが困る)
子どもたちやケアマネの不安をよそに
本人はショートでの泊り先は、「旅館に泊まってきた、温泉に入ってきた、とてもよかった」、と
デイサービスの職員に話され、満足そうな表情でした。

特別養護老人ホームの風景が、どう旅館に映ったのか
昭治さんにしかわからないけれども、彼に「素敵な仲居(介護職員のこと)さんがいたかい」と尋ねると
ニヤッと笑っていました(施設長は支配人になります)。





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”在宅で生活するのは難しいのでは・・・" ➌ ~家で暮らしたい~

2020-09-12 04:03:32 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」

                雨に濡れ色濃く咲く露草

1672 ”在宅で生活するのは難しいのでは・・・" ➌ ~家で暮らしたい~

春男さん(70歳)は、肺癌であることは理解されているが、
癌の症状が予想以上に進んでいることについての認識は甘かった。
ステージ4の段階にあり、彼自身が癌をどう受けとめているかは、知ることはできずにいた。

東京の下町で定年近くまで働き、定年後に生まれ故郷に帰ってきた。
アパート住まいで独身生活を通してきた。
2階建ての家に憧れ、ひとりで住むにはもったいないくらいであったが2階造りの家を建てた。
映画を見るとか、お茶を飲むとか、旅行に行くとか、そんなふうなことをしたことはなく、
年に2,3回、知人と川釣りに出かけるのと盆正月に実家に帰るくらいであった(実家は甥夫婦が継いでいた)。

担当医からは「覚悟してください」、と言われたが、
いま症状は小康状態にあっても、急激に悪化し命が短くなることもあるかもしれない、という意味なのか。
”命ある間に何をしたいのか” ”やりたいことはなにか” と彼に尋ねてみたくなるが、言えずに抑えてしまっている自分。

「痛み」に打たれ弱いのは彼ばかりではなく、一般的には女性に比べ男性は痛みに打たれ弱い生き物なのであろうか・・・・。
ときどき様子を見にきてくれる実姉やヘルパーに対し
彼から「あれが食べたい、これが食べたい」、と話す人ではないので
「食べたい物」を聞き出したり、果実や饅頭が好物なので、買ってきてあげ食べさせて頂きたい、とお願いをした。

残された晩年、残された時間、春男さんの楽しみは何か、何がしたいのか、
自分が建てた家でどう過ごしていきたいのか。
(この問いかけは彼に対してだけではなく、自分自身への問いかけでもある)
癌も進行し痛みも増し拡がっていく。
自宅と病院の間を往復することも増えてくる。

9月15日に退院し、自宅での生活が始まる・・・・。



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