老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

突き刺された心は、痛み(傷み)を伴う

2024-02-14 21:21:16 | 老いびとの聲
2034 明けない夜はない


               朝は必ず夜になり、夜は必ず朝を迎えます

介護タクシーの運転をしていても、今日の外気温は18℃。
春の陽気です。
白河の関を越えると福島県。

透析治療者の送迎のとき、蕗の薹に遭遇。
蕗の薹は雪の下でジッと寒さに耐え、春を待つ。

雪水は蕗の薹にとり栄養となり
地上に現われた蕗の薹を見ると 春の訪れを感じさせる。

でも東北の地は
3月に入っても雪が降ることがある。
過去において桜が咲いたときに雪が降り積もったことがあった。

透析は1日おきに行うため
透析患者は、せわしく感じてしまい
できたら週2回の透析だったら気分的に「ゆっくり」できるのにな、と言葉にする。

「患者」という感じからどんなイメージを受けますか?
「患」の漢字から「串刺し」を連想する。



魚を串で刺し通す。
痛々しく感じてしまう。



「串」+「心」
2つのものを縦に貫く「象形」+「心」は心臓も象形から
”心を突き刺す
突き刺された心は、痛み(傷み)を伴い
憂えるを意味し
「患」は(病気を)患う(わずらう)
長患う。


上記の漢字の意味から考えると串で突き刺されたとき、躰(体)や心の痛み(傷み)は
計り知れない憂いや「わずらい」があり、絶望感に際悩まれてしまう。

その計り知れない痛み(傷み)に対し
看護師や介護職員はどう思いやり、ケアにかかわっていくのか

他者の痛み(傷み)を自分の痛み(傷み)として感じ取っていく。

言葉が話せない盲導犬を刃物で傷つけてしまう輩がいる
盲導犬は吠えてはいけない、と躾され
目の見えないご主人様に不安を与えてはいけない、と
その痛みをジッと耐えている。

他者の痛み(傷み)がわからないから(わかろうともしない)
平気で無抵抗の生き物や人を虐めてしまう。

透析患者の思い悩むその気持ちを推し量ることも大事であり
透析治療を終えた後の躰の状態は他者にはわからない疲れがあり
酷いときには「歩く」こともやっとで、ふらつき転びそうになることもある。




普通の注射針より太くて長い針を刺す(穿刺)
透析後、血が止まりにくいので血が出ないように圧迫(指で押さえる)します。

自宅に帰るときの送迎車に乗ったとき
「止血は大丈夫ですか」、と声をかけ出血していないか確認をする。

他にも気をつけなければならないこともあります(低血圧症状になることもあります)。
患者のことや病気を理解していくことも大切になってくる。







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