阿武隈川の辺からみた朝焼け
1727 悪魔の暖房器具
「悪魔の暖房器具」と書くと
何か怖い暖房器具を想像してしまう。
寒くなると炬燵がだされ居間に設置され
春まで炬燵は家族団らんの象徴的家具になる。
猫は炬燵で丸くなり
炬燵の上には蜜柑が転がっている。
私が子どものころ
北海道には炬燵がなかった。
最初は薪ストーブで
東京オリンピックを終えてから石炭ストーブに変わった。
話は元に戻し、炬燵は老人にとり「悪魔の暖房器具」となり
体から水分を奪い脱水症になる危険性が潜んでいる。
とくに認知症を抱えた老人は
寒くなると動くことが億劫になる。
炬燵のなかに脚や体を伸ばし、横になり眠ってしまう。
朝食も昼食も摂らず、夕方16時頃に起きだし
一日三食分の早夕食を摂る。
栄養も水分も不足しているから
足元も頭の働きも心もとない
余計に認知症が進んでしまう。
炬燵のある時期は
脱水に気をつけ水分を摂っていただきたい
そう思いながらも
私も炬燵があると寝てしまい
テレビの画像だけが流れている。