キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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庄野潤三漬けな日々

2005年06月19日 | 
ブログ更新休止中は庄野潤三の本を読みまくってました。

「貝がらと海の音」
「庭のつるばら」
「鳥の水浴び」
「うさぎのミミリー」
「けい子ちゃんのゆかた」

子供も独立し淡々とした毎日を送る老作家(庄野自身)とその妻の日々の物語。
本当にあっさりと、絵で言えば淡彩の雰囲気なのに、何故か読ませる作品群です。

不幸中の幸い

2005年06月17日 | 雑感
お久しぶりでゴザイマス。

車上荒しの後日談。
盗まれたノートPCはハードディスクがクラッシュしたため、わざわざ某メーカーにて(有償で)リカバリーしてもらったばかりだった。
「いったん全てのデータが消えますがよろしいですか?」とのことでつれあいは落ち込んでいたが、今思えば不幸中の幸いだったよ、全く。

メール・アドレス、ゼロ。
メール・ボックスの受信箱も送信箱も空っぽ。

もしPCを起動しても、碌(ろく)な情報は得られないだろう。

保険の手続きは取ったし、防犯装置もすでに購入済みです。
ご心配おかけしました。

「ペイチェック 消された記憶」

2005年06月10日 | 映画
「ペイチェック 消された記憶」を観ました。
フィリップ・K・ディック原作、ジョン・ウー監督だったのに何で劇場で観なかったんだろう?
「トータル・リコール」も「マイノリティー・リポート」も劇場で観たのに。
多分この映画、あんまり宣伝にカネを掛けなかった→気付いたら上映終了。
こんなことだろうと思います。

流しのコンピュータ・エンジニアのマイケル(ベン・アフレック)は友人ジミー(アーロン・エッカート)から秘密の仕事を依頼されます。
「ある極秘プロジェクトに関わってくれれば、報酬を9,000万ドル上げよう。ただし、三年後にはそのプロジェクトに携わっていた間の記憶を機械によって全部消去すること」
こういった内容の胡散臭い話ですが、マイケルは迷いながらも契約書にサインします。

三年の月日が経って、報酬を受け取ろうとしたら、何故か受付で「報酬の権利はあなた自身が放棄している」と言われます。
受け取ったのは私物のガラクタ(サングラス、煙草、電車の一日乗車券、鍵etc・・・)の入った茶封筒のみ。
記憶を消去されているので、何故自分が9,000万ドルものギャラを棒に振ったのかさっぱり判らないマイケル。
戸惑っているうちに、FBIに連行され・・・。

うん、面白かったです。
A級かと訊かれれば、「ビミョー」と答えますが(笑)。

茶封筒の中身の一見ガラクタに見える小物を使って、主人公が逃げ延びるのがこの映画のキモ。
次は何を使うんだろう、とドキドキ。
「バイオ・ハザード」などのゲームを連想しました。
正確にはゲームの方が、ディックの小説からインスピレーションを得てるのかもしれませんが。

カー・チェイスやアクションも迫力あり。

そしてやっぱり鳩が出てきました・・・。
思わず「鳩かよ!」と画面に突っ込み。

中国語で「鳩好」と書いて「ジョン・ウー」と読みます(ウソ)。

ジミー役のアーロン・エッカートが良かった。
「お前の笑顔は絶対に信用できん!」という笑顔です(笑)。
悪役にピッタリ。

中途半端に世界と関わる方法

2005年06月10日 | 雑感
・・・・まあ、それがネットの世界だったりするわけですが(笑)。

もともと出不精の横着者だった私。
今のこのネットでのヴァーチャルな人間関係(と言えるのか?)が、自分にピッタリすぎて逆にやばいかも。
メールだけでなく、もっと友達に電話したり、ちゃんとあったりした方がいいのかも。
やっぱヴァーチャルな関わりだけで満足してちゃいけないよな、と思う今日この頃・・・。

「トゥルー・コーリング」の魅力

2005年06月09日 | ドラマ
FOXのドラマ「トゥルー・コーリング」ほんとに面白い。

「過去に遡って人生をやり直す」というストーリーは、SFの世界ではよくある設定で、決して目新しいものではない。
(例:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「リプレイ」など)
「トゥルー」が新しいのは、それを単発じゃなく連続ドラマにしたこと。

「毎週誰かが死ぬ→トゥルーが死ぬのを阻止する」

・・・・・・という、ある意味「水戸黄門的マンネリ・ワールド」(しかし魅力的なマンネリ)をドラマの枠に据えたのが一番の手柄。
毎週誰かが死ぬのも、舞台が死体安置所(モルグ)だから不自然さゼロ。

しかもこのマンネリ・ワールドの中で、脚本家は毎回色々なヴァリエーションを加えてくるので、視聴者が飽きない仕組みになっている。

特に11話なんか面白かったなぁ。

キャラクターも魅力的だし。
(キャラの魅力についてはまた改めて)

日本W杯出場決定!立役者は柳沢、大黒

2005年06月08日 | ニュース
日本が北朝鮮に2-0で勝って、W杯出場を決めた。

立役者は駄目押しの2点目を叩き込んだ大黒だね!

普通はこれだけの大舞台、ビビっちゃってなかなかゴールできないもんだけどね。
(「ジョホールバルの歓喜」のとき、実は野人・岡野はビビッちゃってなかなかシュート打てなかったんだよね。前ががら空きの「どフリー」なのに、無意味にナカタにパスしたりして・・・。
最終的にはビシーッと入れてくれたけど。
岡野を責めてる訳じゃなくって、やっぱ、それくらいすごいプレッシャーなんだと思う、ってこと。)

しかも柳沢が1点入れて後半も残りわずか、「このまま守りきればいいや」みたいな気持ちになるところを、大黒は果敢に攻めに行ったもんね。

単なるラッキー・ボーイじゃない。
今日の勝利のために選ばれた男だと思った。

大黒みたいな日本人選手が出てきたのは喜ばしいこと。
テクニックはもちろん、物怖じしない強いメンタルを持つプレイヤー。
で、攻撃的だけどめちゃめちゃ冷静なんだよね。
なんていうの?
「ハートは熱く、頭はクールに」を体現してる。
ヒーロー・インタビューでも騒いだりせず、終始冷静だったもんね。
若いのに凄いよなぁ。

最近読んだ本、観たビデオ

2005年06月08日 | 雑感
【最近読んだ本】

『デイヴ・バリーの笑えるコンピュータ』 デイヴ・バリー

『図書館の神様』 瀬尾まいこ

『贈る証言 弁護士・朝吹里矢子』 夏樹静子

『猫とみれんと 猫持秀歌集』 寒川猫持

『あなたが変わる「口ぐせ」の魔術』 佐藤富雄

『冬暁 小論集』 橋本治

【最近観たビデオ】

『トゥルー・コーリング』4~7巻


【最近読んだ漫画】

『三国志』2~4巻

うなぎパイの新キャッチコピー

2005年06月07日 | 雑感
浜名湖名産うなぎパイ。
出張や帰省のお土産で頂いて、誰もが一度は食べたことがあるんじゃないでしょうか?
「名物に旨い物なし」と言いますがなかなか美味しいですよね。

そのうなぎパイのキャッチコピーとしてあまねく知れ渡ってるのが
「夜のお菓子、うなぎパイ」
なんかビミョ~にR15指定です(笑)。

このあまりにも有名なコピーが最近はどうも変わったようで。
「朝も昼も夜も、うなぎパイ」
が新しいキャッチコピーなんですが・・・。

「絶倫かよ!」と突っ込んでしまうのは私だけではないはずです。
(え、やっぱ私だけ?)

「芸能界 三大巻き」

2005年06月06日 | 雑感
昨日観に行った「ベルリンの至宝展」なんとイメージキャラがいるのである。
美術展でイメージキャラって珍しいと思う。
で、それがアルフィーの高見沢俊彦氏なんだよね。

  ・・・・・・・・・。

やっぱ、あれだよね?
ルックスで選ばれたんだよね?
ドイツに造詣が深いとか、仕事でドイツに滞在したことがあるとかってんじゃなく、
あのゴージャスな巻き髪と王子様チックな衣装
それが決め手になったんだよね?

加藤(仮名)「山田課長、『ベルリンの至宝展』のイメージキャラ誰がいいですかね~?」
山田(仮名)「あー、あの人がいいんじゃないか、ほれ、あのアルフィーの・・・」
加藤(仮名)「あ、高見沢ですか?」
山田(仮名)「そう、それそれ。なんかベルリンぽいじゃないか、加藤君」

こんなやり取りで決まったに違いない。

・・・・・・と、妄想してたら、意外にたかみーはドイツと縁が深かったらしい。

しっかしたかみーの巻き髪凄いよね。
ちょっとしたOLより完璧だしね(笑)。

「芸能界 三大巻き」というのを考えてみた。

※「アキラ巻き」 中尾彬 例のねじりん棒マフラー。

※「純一巻き」 石田純一 カーディガン 現在はあんまやってない。

※「たかみー巻き」 高見沢俊彦 一説にはコンサバOLを超えたと言われるあの巻き髪。

「ベルリンの至宝展」

2005年06月05日 | アート
「ベルリンの至宝展」へ行って来ました。
行って気付いたんですが、私は今まで東京国立博物館に入ったことが何故か一度もなかった!

美術館なら大きいところはほとんどすべて、小さいところもいろいろちょこちょこ行ってるんですが・・・。

いや~、スンバラシイです。
建物自体が一級の美術品ですね。外観も内装も。
特に本館。
外国人の友達がいたら連れて行ってあげたら喜ぶと思いますよ。

「ベルリンの至宝展」は平成館で開催されてました。
一番インパクトがあったのはやはりエジプト美術でしょうか。

宮殿の壁や、エジプト神話の神像、ステラ(記念碑)などは大迫力。
「あ~、こんなのエジプトから持ってきちゃって・・・・」って感じです(笑)。

ヨーロッパに旅行したとき、パリやローマの街中にでかいオベリスク(石の柱)がドーンと立っていて、そのときにも「あ~、こんなのエジプトから持ってきちゃって・・・・」と思いましたが(笑)。

日本人の私でもこう思うんだから、エジプト人はさぞかし悔しいだろうな。

他に印象的だったのはベルリンの黄金帽、ギリシャの巨大な酒瓶、ボッティチェリのヴィーナス画等々・・・。

欲張って常設展示も観た為、足が痛いです。
常設展示の感想はまた後日改めて。

雷雨とワールドカップ予選

2005年06月04日 | 雑感
夕方の4時から6時くらい、こちらS県は物凄い雷雨でした。
地鳴りがするほどの凄まじい落雷がいくつもあり、大家さんの犬が怯えて鳴き出すほど。

サッカー・ワールドカップ予選、日本はバーレーンに辛勝しましたね。
小野の骨折によって出場の小笠原が得点。
まさにケガの功名。
(使い方ちょっと違うかな・・・)


全く話は変わりますが、小笠原の下の名前「満男」って、今の若い人にはかえって珍しいかもしれないですよね。
今の子供はみんなカッコイイ名前になっちゃって、「○男」とか「○夫」とかいった名前はむしろ少ないので。
でも私はかっこよすぎる名前は逆に気恥ずかしいタイプの人間なので、「満男」――いいと思います。
小笠原満男―――うん、「漢」って感じがして大いに結構(笑)。

北朝鮮戦も気を引き締めて掛からないと・・・。
それにしてもジーコの髪、薄くなったよなぁ・・・。

「隣のヒットマン」

2005年06月04日 | 映画
人の良い歯医者(マシュー・ペリー)の隣りに殺し屋(ブルース・ウィリス)が引っ越してきたことから巻き起こる騒動。

うん、面白かったです。
特に歯医者を演じたマシュー・ペリーが良かった。
間の取り方、小ボケのかまし具合、なかなかコメディー・センスのある男です。
真の主役は殺し屋を演じたブルース・ウィリスじゃなくて、マシューの方だったね。

ただあんまり罪のない人が死んでしまったりして、ちょっと後味が悪し。
やはり「アナライズ・ミー」には及ばなかったかな。

謎の漫画家、福本伸行

2005年06月03日 | 漫画
人の生い立ちにはあまり興味がない。
何処で生まれたとか、何処の学校を出たとか、現在の職業は何だとか。
兄弟はいるのか、妻子はいるのか、etc、etc・・・。
そういう質問をするのって基本的に下らないし、不躾だと思う。
そんな質問で「誰かを理解した」と錯覚するのも馬鹿馬鹿しいし。
「お前は国勢調査官か!」てくらい人を質問攻めにする人間もいるけど(笑)。


でも今たった一人だけ質問攻めにしたい人がいる。
それは「カイジ」の作者の福本伸行氏。
ググッても彼のプロフィールは全然ヒットしないんだよね。

父親の職業は何で、何処の学校を出て、漫画家になるまでの職業はなんだったのか?
兄弟はいるのか?
妻や子は?

例えば浦沢直樹だってやはり凄い漫画家だと思うけど、たとえインタビューできる立場にいたとしても質問攻めにしたいとは思わない。
先生の好きな映画や音楽の話が聞ければ満足だと思う。

何故福本先生のプロフィールがそんなに気になるかと言えば、やはり「カイジ」が凄い作品だから。
一体全体、どんな半生を過ごしたらこんな作品に結実するのか、是非とも知りたいと思う。

私が「カイジ」から推測する先生の半生。

* * * * * * * * *

小さな鉄工所を経営していた伸行少年の父親は、生来の人の良さから不渡り手形を掴まされ工場は倒産。
父親は首を吊って自殺。
家族同然だった従業員も散り散りバラバラに・・・。
高校生だった先生は学校をやめ、昼は印刷工場で働きながら夜間高校に通うことになる。

卒業後、仕事の合間を縫って描いた作品で漫画家デビュー。
現在は母親と妹を引き取って暮らしている。

* * * * * * * * *

・・・・・これくらいじゃないと、あんなヘヴィーな世界を描けないと思うんだよね。

でも「最強伝説 黒沢」を読むと、意外に妄想癖が強いだけの能天気なヒトって気がしないこともない(笑)。
ん~、謎だ・・・・・・。

タツヤに遭遇!

2005年06月03日 | 雑感
昨日、某所で買い物してたらJリーグ浦和レッズの田中達也選手に遭遇しました!

何気に下を向いてた顔を上げたら、「た、タツヤじゃ~ん!」

でも声は掛けずに、そっと店を後にしました。
きっとプライヴェートであんま騒がれたくないだろうな~と思ったから。
内心めっちゃびっくりしたにもかかわらず、超ポーカー・フェイスで何事もなかったかのように出てきちゃったよ(笑)。
今考えたら、握手くらいしてもらえばよかったかな?

タツヤの私服、滅茶苦茶かっこよかったです!
現役Jリーガーを舐めちゃいけない。
(いや、別に誰も舐めてないと思うけどw)
古着っぽいジーンズにウォレット・チェーン、上はうろ覚えだけど(なんせ一瞬だったから)、Gジャンか黒っぽいネル・シャツだったと思う。
で、頭には薄手の黒のニット帽をすっぽり被ってました。

一瞬バチッと目が合ったんだけど、タツヤの目は黒目がちで綺麗に澄んでました。
う~ん、やっぱオーラ出てましたね。

イカシたコンピ! 「歌謡今昔物語」

2005年06月02日 | 音楽
つれあいがTSUTAYAでレンタルした、昭和歌謡の姐さん系シンガーのコンピCD
「歌謡今昔物語」
実は海へ行ったとき、これを車の中でずっと聴いてたんだけど、あとで日記に書こうと思ってるうちに、書くの忘れちゃってたよ(笑)。

うん、すごくカッコイイです。
特にリアル昭和歌謡シンガーの姐さんたちね!

背筋がビッとしてる、っていうか。
媚びてないよね、いろんなものに。
奥村チヨでさえ、男に媚びてるんじゃなくて、実はめちゃ男を手玉に取ってるよね(笑)。

昭和の「歌謡曲」ってすごいエグくて、子供の頃はそれがやだったけど、今はそのエグさが堪んないね。
だってもう恥も外聞もなくエグいもん(笑)。
詞も曲もアレンジも。
もちろん姐さんたちの歌唱もね。

でもそのエグさがいさぎいいんだよね。
スカッとする。

ふー、それにしても大西ユカリのかっこいいこと!
この人のライブ行って見たいな。

ていうか私がDJだったら、「昭和歌謡ナイト」やりたいな~。
ファッションもね、昭和40年代(1960年代)風にして来てくれたら、男女とも入場割引。

そういえば、三宿のWEBの上の方にあった古いJ-POPを流すバーってどうなったんだろ?
私は入った事ないけど、今思えばかなり最先端だったよな。