「ペイチェック 消された記憶」を観ました。
フィリップ・K・ディック原作、ジョン・ウー監督だったのに何で劇場で観なかったんだろう?
「トータル・リコール」も「マイノリティー・リポート」も劇場で観たのに。
多分この映画、あんまり宣伝にカネを掛けなかった→気付いたら上映終了。
こんなことだろうと思います。
流しのコンピュータ・エンジニアのマイケル(ベン・アフレック)は友人ジミー(アーロン・エッカート)から秘密の仕事を依頼されます。
「ある極秘プロジェクトに関わってくれれば、報酬を9,000万ドル上げよう。ただし、三年後にはそのプロジェクトに携わっていた間の記憶を機械によって全部消去すること」
こういった内容の胡散臭い話ですが、マイケルは迷いながらも契約書にサインします。
三年の月日が経って、報酬を受け取ろうとしたら、何故か受付で「報酬の権利はあなた自身が放棄している」と言われます。
受け取ったのは私物のガラクタ(サングラス、煙草、電車の一日乗車券、鍵etc・・・)の入った茶封筒のみ。
記憶を消去されているので、何故自分が9,000万ドルものギャラを棒に振ったのかさっぱり判らないマイケル。
戸惑っているうちに、FBIに連行され・・・。
うん、面白かったです。
A級かと訊かれれば、「ビミョー」と答えますが(笑)。
茶封筒の中身の一見ガラクタに見える小物を使って、主人公が逃げ延びるのがこの映画のキモ。
次は何を使うんだろう、とドキドキ。
「バイオ・ハザード」などのゲームを連想しました。
正確にはゲームの方が、ディックの小説からインスピレーションを得てるのかもしれませんが。
カー・チェイスやアクションも迫力あり。
そしてやっぱり鳩が出てきました・・・。
思わず「鳩かよ!」と画面に突っ込み。
中国語で「鳩好」と書いて「ジョン・ウー」と読みます(ウソ)。
ジミー役のアーロン・エッカートが良かった。
「お前の笑顔は絶対に信用できん!」という笑顔です(笑)。
悪役にピッタリ。