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ヘナチョコ革命 2020年版

世界を変える・・・

人口削減計画、プエルトリコの場合 ~出産年齢層のプエルトリコ人女性の推定35%が永久避妊~

2021-07-08 10:55:53 | 優生思想

Nelson Rockefeller.jpg


John Davison Rockefeller III.jpg




 下記で紹介のウィリアム・イングドールの著作の第4章・第5章は、新型コロナ大騒動下では分離されて緊急出版されてもいい記事なのだが・・・


ちなみに
第4章──優等人種による劣等人種の強制的間引き
     秘密の「NSSM200」国家安全保障検討覚書200
第5章──ロックフェラー資金が、ナチスの優生学も育てていた


 ウィリアム・イングドールの本は中国ではいくつかの大学の教科書にもなっているし、ドイツではベストセラーだ。もっとも中国の一人っ子政策はロックフェラー財団の助言から。


 この国でも優生保護法の成立後の1949年から1994年の46年間に、障害者の同意なしに強制的に行なわれた優生手術は1万6500件に上るから、プエルトリコの事例は人ごとでもない。今回の新型コロナ大騒動を正しく把握するためには、陰謀の主役の過去の行状を暴くしかないのだ。欧米メディアに洗脳されていると、陰謀の主役でも慈善家と称されるし、親日家ロックフェラーの自宅に天皇が招待されたなどという愚劣なニュースになる。3個のオモチャの方が莫大な人命より大切なトンデモを批判できない子どももまた優生思想家だと思えば間違いはない。よって優生思想家同士が寛いだということだ。ネズミの世界では奴らも気を使って疲れるだろう。


 で表題のプエルトリコの人口削減計画の事例がネットではなかなかヒットしない。これ以後は私のブログがヒットする可能性はある。
 次回はブラジルの事例を紹介。
 




■ウィリアム・イングドール 『マネーハンドラー ロックフェラーの完全支配 【アグリスーティカル(食糧・医薬)】編』 為清勝彦 ・訳/ 徳間書店 (2010/4/30)


頁146──


ロックフェラー直営人間モルモット島、プエルトリコ






頁147──


 かくしてネルソン(引用者注:ネルソン・ロックフェラー、JDR3世の弟)はプエルトリコ人に自由企業の精神を教育するのに忙しい毎日だったが、一方のJDR3世は、プエルトリコの貧民に避妊手術をして人体実験していた。プエルトリコは、アメリカの外交に蹂躙され主権をどこかに失ってしまった不幸な島だった。それは事実上の米国の植民地であり、最終的な法規制ははるか遠くのワシントンで決定され、理想的な実験用国家となっていた。新設された人口評議会を通じてJDR3世は最初に、人口削減の実験をいくつか実施した。これが後に、キッシンジャーのNSSM200の国務省の世界政策となって結実する。
 JDR3世は、彼の人口調節のアイデアを試すため、1950年代からプエルトリコを巨大な実験室にした。1965年のプエルトリコ島の公衆衛生省の調査によると、その年までに出産年齢層のプエルトリコ人女性の推定35%が永久避妊されていた。ロックフェラーの人口評議会と、米国政府の健康教育福祉省(ネルソンが次官をしていた)が、避妊キャンペーンを指揮した。彼らは、避妊は、女性の健康を守り、子供の養育期間が少なくなれば女性の収入も安定するという虚偽の論理を展開していた。
 プエルトリコの貧しい農家の女性は、米国が建設した衛生的で新しい病院で出産することを奨励された。そこの医者たちは、子供を2人産んだ母親の卵管を括ることで不妊手術
するよう指示されており、通常、母親たちは何をされているのか知らないままだった。1965年の段階で、プエルトリコは少なくとも一つの分野で世界をリードしていた。それは世界最高の不妊化女性率だった。比較してインドは大きく遅れて3%に過ぎなかった。政府がちょっかいを出さない状態で、ロックフェラー家が直々にコントロールできる場合、これだけの違いが生じるものである。


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人口削減計画 キッシンジャーとロックフェラー

2021-07-08 07:04:23 | COVID-19(新型コロナウィルス)


 新型コロナ大騒動を読み解くカギは優生思想なのだが、優生思想でナチスだけを想起すると大間違いを犯す。ナチスが優生思想で手本としたのはアメリカという事実を知らないと無意味になる。アメリカといっても漠然としているが、ズバリ言えばロックフェラー、こういえば誰でもわかるはずだ。この日本低国でもロックフェラーに関しては提灯記事がほとんどだが、そんな記事でも精読して、重要な箇所をチェックすることが大切だ。
 前述で「手本」を強調したのは、実は日本の皇室も英国皇室を手本としていることに注意を向けてもらいためだ。ヒロヒトなど衣食住(寝床)さえも西洋式を真似たようだから、苦笑すべき歴史だ。
 さてナチスが優生思想で手本としたアメリカだが、そのアメリカには強力なスポンサーがいた。それがロックフェラーだ。ウィリアム・イングドールに著作には、以下の見出しにはこうある──「莫大なロックフェラー資金がナチスの「人種浄化」に貢献」。そして本文には──「1920年代、ロックフェラー財団の資金は、ドイツの優生学研究を支配し、舵取りしていた。」とある。
 ウィリアム・イングドールの本以外では、『ナチ・コネクション』『ヒトラーのモデルはアメリカ』がナチスとアメリカの関係に詳しい。



 で、この優生思想のロックフェラー家のある人物の自宅に招待された人物がいて、そいつがアキヒトだ。


■デビッド・ロックフェラー氏死去 101歳、親日家の銀行家
2017年3月21日 7:09
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGN21H0D_R20C17A3000000/

【ニューヨーク=伴百江】米巨大石油会社スタンダード・オイルを興した大富豪ロックフェラー家のデビッド・ロックフェラー氏が20日、ニューヨーク郊外の自宅で心不全のため死去した。101歳だった。同氏のスポークスマンよると、自宅で睡眠中に安らかに亡くなったという。



デビッド氏は石油会社の創業者ジョン・ロックフェラー氏の孫で大手米銀チェース・マンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)の最高経営責任者(CEO)などを務めた。


1915年、ニューヨーク市で6人兄弟の末っ子として生まれた。36年ハーバード大学卒、40年シカゴ大学で経済学博士号取得。ラガーディア・ニューヨーク市長の秘書を経て、46年に旧チェース・ナショナル銀行入行、69年にチェース・マンハッタン銀行の会長兼CEOに就任した。


銀行経営者として海外事業を拡大し、世界の政界や経済界に広い人脈を築き、民間外交に活躍した。芸術や文化などを通じた慈善事業にも力を入れ、母親が設立に関わったニューヨーク近代美術館(MoMA)の理事として長く運営に関与した。


親日家としても知られ、94年の天皇陛下のニューヨーク訪問時にはロックフェラー家の邸宅に招いた。ニューヨークの日米親睦団体、ジャパン・ソサエティーはデビッド氏の兄で故ジョン・ロックフェラー3世が会長を務めた。


デビッド氏の父、ジョン・ロックフェラーJr氏が建てたニューヨークのランドマーク、ロックフェラーセンターを一族が89年に三菱地所に売却した際には、デビッド氏が米国民からの批判の矢面に立った。 


*****


 というわけで、天皇教信者が教祖を仰ぎ見ていると、優生思想家どもを仰ぎ見ることにもなりかねない。殺される側が殺す側を仰ぎ見る事例は数多いが、今回の新型コロナ大騒動でそろそろ気づかないと、手遅れになる。そういえば宮内庁長官にナルヒトがワクチン接種云々の質問をした記者がいたが、私ならこう答える──「生理食塩水なら打ちました
」と。で翌日殺される(笑)。


 され表題の趣旨に戻ると、キッシンジャーといえば戦争犯罪人で有名なトンデモだが、もちろん極悪人だからそこいら中で悪いことをやっている。ロックフェラーの雇われ人だから悪いことしかやらない。


 
■ウィリアム・イングドール 『マネーハンドラー ロックフェラーの完全支配 【アグリスーティカル(食糧・医薬)】編』 為清勝彦 ・訳/ 徳間書店 (2010/4/30)



頁137──


 2000年までに世界の人口を5億人削減するという議論をする一方で、大変奇妙なことに文書の他の部分でキッシンジャーは、人口問題は既に毎年1千万人の死亡を巻き起こしていると述べている。手短にお言うと、キッシンジャーは、食糧不足による死亡問題を解決するという名目で、死亡率を少なくとも2千万人まで倍増させることを唱えている。一般民衆はこの新政策(少なくともその公開部分について)を建設的なものと信じるように誘導されることになるが、1948年の国連条約の厳密な定義では、これは「民族虐殺」
に他ならない。


人口削減ビジネス全盛に尽力のキッシンジャー(不妊手術か、しからずんば飢餓)
 続けてキッシンジャーは、当時の米国の政策エリートが描いたある種の高圧的な手段を示唆した。キッシンジャーは、食糧支援は「国家権力の道具」として見なすべきだと、ずばり述べている。そして、殺伐としたコメントで、「米国は、人口増加をセルフコントロールできない、あるいは、しようとしない人々に手を貸すため」には食糧援助を割り当てないことになると述べている。不妊手術か、さもなくば、飢餓か・・・・・・。この文書が「最高機密」になっているのも無理からぬことだ。
 NSSM200は、いろいろな意味ですごい内容である。これによって、発展途上の外国の人口削減が、初めて米国政府の(秘密にせよ)明確な国家安全保障戦略の優先順位を得ることとなった。また、その後「家族計画」で出産制限を促進する戦略なるものの輪郭を規定し、さらに、人口増加問題を戦略物資の利用可能性と結びつけたのである。しかしながら、NSSM200の最も重要な性質の一つは、アメリカ支配層の最も有力な富裕家系の一部が抱きつつあった共通認識を反映したものだったことである。
 実際、キッシンジャーは、政府内で働く雇われ人であったが、単に米国大統領に雇われていたのではなかった。彼を出世させた支配層のために行動し、交渉するために雇われていたのである。キッシンジャーは戦後米国支配層内で当時最有力一族であったロックフェラー家の後ろ盾のおかげで、権力の階段を上っていくことができた。
 1955年、ネルソン・ロックフェラーはキッシンジャーをCFR(引用者注:外交問題評議会 Council on Foreign Relations)の研究責任者として招き入れた。その1年後、キッシンジャーはロックフェラー兄弟財団の特別研究プロジェクトの責任者になり、そこで彼は一族をファーストネームで呼ぶ親しい間柄になった。後にキッシンジャーは、人脈を確実にするためにロックフェラー兄弟財団で働いていたナンシー・マギンズと結婚している。


*****


 というわけで、キッシンジャーの教え子のクラウス・シュワブがチャールズと同席でグレート・リセット宣言というニュースに接すれば、超富裕層の人口削減計画発動だと
疑うわけだ。なにしろ奴らは過去にも人口削減計画を実行している。
 




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ロックフェラーと人口削減計画「私の頭にある今日の最重要問題として、人口増加よりも重要なのは核兵器ぐらいだ」

2021-07-07 15:42:28 | COVID-19(新型コロナウィルス)
 新型コロナ大騒動下での人口削減計画がよく分からないひとのために、優生思想でよく出てくる名前──ロックフェラーについて勉強しよう。


 悪人は長生きするもので、デビッド・ロックフェラーも長生きした。フィリップも長生きした。まあそれはともかく、今のメディアを見ると、何か失望しかないが、宮坂昌之が記者会見するなら、ちゃんと彼の著作を読んで矛盾点でも探しておけば、豹変の意味の重さを際立たせることもできたのだが。
 例えばウィリアム・イングドールの本でプースタイ博士の事例(※)でも知っていれば、全く違った質問ができたはずである。通常は、免疫学の第一人者が豹変してはいけない。


 で、ロックフェラーが死んだとき、メディアは親日家と称している。優生思想家とはどこのメディアも書かないのだ。記事にはアキヒトがロックフェラー邸に招かれたとかあるが、かように天皇教と優生思想は相性がいい。もちろん王制とも。何しろ奴らは「人間は平等」という真理の例外だからだ。甘やかしておくとつけ上がるのは必然だ。


 というわけで、次回にはロックフェラーによるプエルトリコの人口削減計画に触れるが、ウィリアム・イングドールの本が書店にはないので、私の情報で奴らの前科を知ることになる。ちなみにロックフェラーはこう言っている──「私の頭にある今日の最重要問題として、人口増加よりも重要なのは核兵器ぐらいだ」。(人口増加という)「不快な事実」は、「人類の全ての基本的欲求と対立し、人類がより高次な欲求を達成するのを妨害する」


追記:ちなみに今ワクチン接種を受けているのは人類ではなく実験動物だから、ロックフェラーの言う人類とは陰謀の主役たちのことなのだろう。




※「プースタイ問題」について、まずモンサントがクリントンに話をし、次にクリントンがブレアに直接話を持ち込んだ。そしてブレアはローワットのジェイムズ所長に話をしたというわけだ。その24時間後にプースタイ博士は解雇され、研究内容について口外することを禁止され、元同僚と話すこともできなくなった。
 オルスコフの情報は爆弾証言だった。もしそれが真実ならば、一私企業が、たった一本の電話で、その私的な利益のために、米国大統領とイギリス首相を動かしたことになる。モンサントからのたった一本の電話が、真実を追求する世界一流の科学者の信用を破壊できたのである。これは学問の自由と科学の独立の未来に対して陰鬱な影を落としたことになる。そして同時に、GMO作物の世界への拡散という大きな意味合いを持っていたのである。(ウィリアム・イングドール 『マネーハンドラー ロックフェラーの完全支配 【アグリスーティカル(食糧・医薬)】編』 為清勝彦 ・訳/ 徳間書店 (2010/4/30) 、ページ84)


 
■デビッド・ロックフェラー氏死去 101歳、親日家の銀行家
2017年3月21日 7:09
https://www.nikkei.com/article/DGXLASGN21H0D_R20C17A3000000/


【ニューヨーク=伴百江】米巨大石油会社スタンダード・オイルを興した大富豪ロックフェラー家のデビッド・ロックフェラー氏が20日、ニューヨーク郊外の自宅で心不全のため死去した。101歳だった。同氏のスポークスマンよると、自宅で睡眠中に安らかに亡くなったという。


デビッド氏は石油会社の創業者ジョン・ロックフェラー氏の孫で大手米銀チェース・マンハッタン銀行(現JPモルガン・チェース)の最高経営責任者(CEO)などを務めた。


1915年、ニューヨーク市で6人兄弟の末っ子として生まれた。36年ハーバード大学卒、40年シカゴ大学で経済学博士号取得。ラガーディア・ニューヨーク市長の秘書を経て、46年に旧チェース・ナショナル銀行入行、69年にチェース・マンハッタン銀行の会長兼CEOに就任した。


銀行経営者として海外事業を拡大し、世界の政界や経済界に広い人脈を築き、民間外交に活躍した。芸術や文化などを通じた慈善事業にも力を入れ、母親が設立に関わったニューヨーク近代美術館(MoMA)の理事として長く運営に関与した。


親日家としても知られ、94年の天皇陛下のニューヨーク訪問時にはロックフェラー家の邸宅に招いた。ニューヨークの日米親睦団体、ジャパン・ソサエティーはデビッド氏の兄で故ジョン・ロックフェラー3世が会長を務めた。


デビッド氏の父、ジョン・ロックフェラーJr氏が建てたニューヨークのランドマーク、ロックフェラーセンターを一族が89年に三菱地所に売却した際には、デビッド氏が米国民からの批判の矢面に立った。


■ロックフェラー家当主が死去 3代目デービッドさん
ニューヨーク2017年3月21日 1時40分
https://digital.asahi.com/articles/ASK3P0BHVK3NUHBI01T.html
 デービッド・ロックフェラーさん(米ロックフェラー家当主)20日、心不全で死去、101歳。石油業で巨財を成したロックフェラー家の3代目で、チェース・マンハッタン銀行の最高経営責任者を務めた。国際関係への関心も高く、73年に北米と欧州、日本の民間有識者による政策協議の場「三極委員会」を創設するなどした。(ニューヨーク)




■ウィリアム・イングドール 『マネーハンドラー ロックフェラーの完全支配 【アグリスーティカル(食糧・医薬)】編』 為清勝彦 ・訳/ 徳間書店 (2010/4/30)


頁124──


 この秘密調査活動の背後にあった動機は、ジョン・D・ロックフェラーとロックフェラー人口評議会に由来していた。その核心にあった思想は、1939年のCFR(引用者注:外交問題評議会、1921年設立)の「戦争と平和の研究」のリーダーだったアイザイア・バウマンに遡る。キッシンジャーの下で、世界の人口削減と食糧支配は、米国の戦略的政策となった。これが米国の世界制覇と途上国からの安価な原材料の継続的確保たるものにするための「解決策」となっていくのである。




頁125──


第4章 優等人種による劣等人種の強制的間引き
──秘密の「NSSM200」国家安全保障検討覚書200

頁126──


石油を掌握(コントロール)せよ、そうすれば諸国の政治経済を自在に操縦(コントロール)できる。
食糧を掌握(コントロール)せよ、そうすれば人口を調節(コントロール)できる。


 ── ヘンリー・A・キッシンジャー


米国は「劣等人種の人口削減計画」促進の最前線に立つべき


 1974年4月、世界的な旱魃とアメリカ農業政策の転換が最高潮に達していたとき、ニクソンの国務長官であり国家安全保障アドバイザーであったキッシンジャーは、国防長官、農務長官、国務副長官、CIA長官など特定の閣僚だけに秘密文書を送信した。
 その最高機密文書のタイトルは「米国の安全保障・海外利権にとって世界の人口増加が意味すること」だった。この文書には、食糧政策のこと、人口増加と戦略物質のことが記載されていた。これはJDR3世の勧告を受け、ニクソンが指示した調査だった。ワシントンの官僚たちは、この秘密研究のことを短縮してNSSM200(国家安全保障検討覚書200)と呼んでいた。
 万が一、公表されたり漏れたりすれば、極めて危険な爆弾であると考えられていたため、最終的にカトリック教会系の民間組織が訴訟を起こして公開を強制する1989年までおよそ15年間、MSSM200は秘密のまま保たれた。1975年のウォーターゲート事件でニクソンが不名誉な辞任をすると、彼の後継者ジェラルド・フォードは時間を浪費することなく即座にNSSM200を正式な米国政府の政策とする大統領命令にサインした。


頁131──


 単刀直入に言えば、米国の新政策は、事実上、「安い原材料をたんまり俺たちのものにするのを、あいつら劣等人種が邪魔するなら、蹴散らしてやるしかない」ということであり、官僚言葉から余計な修飾を除去すれば、これがNSSM200の実質的な意味だった。NSSM200は、人口調節について露骨に述べている。


 米国の戦略は、繁殖管理目標の実現の邪魔になる主要問題を克服する活動全般を支援するものでなければならない。例えば、バイオ医学研究を通じた、より効果的でシンプルな避妊法の開発は、急速な人口増加問題を抱える全ての国にとって利益になるだろう。また、人口動態変化を計測する手法の改良はLDC(最貧国)が現状の人口増加率を把握し、人口・家族計画活動の時系列の効果測定をするのに役に立つだろう。


 「バイオ医学研究を通じた、より効果的でシンプルな避妊法」と述べたキッシンジャーはそれが何を意味していたか承知していたはずである。彼は、人口調節の新手法としてバイオ医学研究を推進していたロックフェラー家および米国支配層のロックフェラー派と親密にコンタクトしていた。アウシュビッツでそれを意味する言葉を使用していたことが発覚したため、その言葉には不快なイメージがついてしまった。その言葉とは、第二次世界大戦前には「優生学」と呼ばれていたものである。戦後、その推進者によって遠回しな「人口調節」という言葉に名称変更されたが、「優等人種」による支配を維持するために「劣等人種」と人口を削減するという意味は何ら変わっていなかった。


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デング熱ウイルスのワクチンで人体実験されたフィリピンの事例

2021-07-06 07:32:03 | COVID-19(新型コロナウィルス)

宮坂昌之はある著書(下記参照)でこう書いている──「私はこのようなことから、新型コロナウイルス感染症ワクチンの認可の際には、慌てずに、しっかりと第三相試験の結果を見極めたうえで判定がなされることが必要と考えています。」と。

 記者は宮坂昌之の本も読んではいないのだろう。読んでいれば彼の発言は矛盾だらけだ。


■宮坂昌之『新型コロナ 7つの謎』ブルーバックス、2020年頁225──



 最後は第三相試験です。数千人の被験者が参加して大規模な安全性試験、有効性試験が行われます。予防効果、重症化阻止効果だけでなく、ワクチン接種の感染に対する影響(特にワクチン接種により病状が悪化することはないか)などを調べるので、通常、2年はかかります。この第三相試験は、いわば、最終的な安全確認試験であり、予防効果確認試験でもあります。この試験で確認すべきことは、次の4つです。


① ワクチンが単に抗体を作るかではなく、中和抗体(=善玉抗体)を作る
② ワクチンが十分な感染予防効果を持つ
③ ワクチンが重症化予防効果を持つ(十分な感染予防効果があれば、この点は問題ではありませんが、感染予防効果が低ければ、重症化予防ができるかが非常に重要な点となります。ちなみにインフルエンザワクチンは、感染予防効果は必ずしも高くありませんが、一定程度の重症化予防効果を持つので、よく使われています)
④ ワクチン接種者が感染したときにADEが起こらない


 このうち、①は第二相試験でもある程度は確認できます。しかし、②と③は第三相試験でないと確認できず、④は第三相試験終了時まで確認することはできません。つまり、通常は第三相試験だけで2年程度の時間が必要です。このようなことから、これらの臨床試験を全部終えるためには、最低でも、数年の時間と数百億円を超える費用がかかります。


頁244──
・・・
 しかし日本の場合、これまでに海外の第三相試験の結果だけを基に新薬の認可をして、痛い目にあった経験があります。抗リウマチ薬のアラバは2003年、日本では海外の
第三相試験のデータを基にスピード認可されたのですが、その後、日本では投与された患者に間質性肺炎が多発し(約5000名の患者中、25名が間質性肺炎で死亡)、このために一般使用が一時中止されたという例があるのです。一方、海外の第3相試験では間質性肺炎はほとんど見られていませんでした。その後、日本では第4相試験(市販後臨床試験)が行われ、投与量を下げれば安全ということがわかりました。このようなことが、民族差なのか、それともより単純なからだの大きさの違いなのか、どのような原因によって起こったのかははっきりしていませんが、いずれの場合であれ、海外の第3相試験の結果をそのまま信じるのは気を付けたほうが良いことがわかります。
 私はこのようなことから、新型コロナウイルス感染症ワクチンの認可の際には、慌てずに、しっかりと第3相試験の結果を見極めたうえで判定がなされることが必要と考えています。




コロナワクチン、「フィリピンの悲劇」再来はないのか?
2021/02/10
谷口 恭(太融寺町谷口医院)
感染症

  • 新型コロナウイルス
  • ワクチン
  • 抗体依存性感染増強
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コロナワクチン、「フィリピンの悲劇」再来はないのか?:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)
 まず、誤解のないように「事実」を述べると、僕は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のワクチンを接種する予定だ。集団免疫を獲得するためには接種者を増やさねばならない。だが、患者から「うった方がいいんでしょうか」と尋ねられたときには「現時点では有効で安全性も高いとされてはいますが、中長期的には分かりません」と答えている。

 ファイザー社、モデルナ社ともにワクチンの有効率は約95%とされていて、これは素晴らしい数字だが個人的には有効率が少々低くても安全性の方が大切だと考えている。一部の非医療者の人たちから誤解されているようだが、有効なワクチンが市場に出回ったとしても我々は元の世界に戻れるわけではない。やはり「3密」を避けてマスクを着用するという新しいルールは守らねばならない。だからワクチンは有効率がここまで高くなくても有益だと思う。より重要なのは安全性の方だ。

 アナフィラキシーの頻度が他のワクチンよりもわずかに高いようだが、この程度の数字であれば大半の人が受け入れるだろう。過去に幾つかのワクチンで問題となったギラン・バレー症候群のような神経症状も現時点では報告がなさそうだ。だが、そういった副反応よりも検証に時間がかかるものはどうだろう。既にいろんなところで可能性が指摘されている「抗体依存性感染増強(関連記事:新型コロナのワクチン開発、専門家が気にする“ある副作用”)」だ。

 




コロナワクチン、「フィリピンの悲劇」再来はないのか?
2021/02/10 日経メディカル 谷口 恭(太融寺町谷口医院)

まず、誤解のないように「事実」を述べると、僕は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のワクチンを接種する予定だ。集団免疫を獲得するためには接種者を増やさねばならない。
だが、患者から「うった方がいいんでしょうか」と尋ねられたときには「現時点では有効で安全性も高いとされてはいますが、中長期的には分かりません」と答えている。

アナフィラキシーの頻度が他のワクチンより若干高いようだが、過去に幾つかのワクチンで問題となったギラン・バレー症候群のような神経症状も現時点では報告がなさそうだ。だが、そういった副反応よりも既にいろんなところで可能性が指摘されている「抗体依存性感染増強(関連記事:新型コロナのワクチン開発、専門家が気にする“ある副作用”)」だ。
フィリピンで5年前に起きたワクチンの“ギニーピッグ”
3年前フィリピン人の知人が「フィリピン人はギニーピッグ(guinea pig)にされた」と憤っていた。『ギニーピッグ』とは連続幼女誘拐殺人事件(宮崎勤)で有名となったスプラッター映画で、モルモット、すなわち人体実験だ。
「ギニーピッグ」の“加害者”はフランスの製薬会社サノフィ社。デング熱ウイルスのワクチンは他国では使用されていないがフィリピンだけで開始され「フィリピンで“人体実験”をすることが目的だった」と大勢のフィリピン人が思っている。

2016年4月、フィリピン保健省は公立学校約80万人の子どもに対し、サノフィ社製のデング熱ワクチン「Dengvaxia」の接種を開始した。
時期尚早ではないかとする反対意見が多く、この時点ではWHOもこのワクチンを推奨していなかった。7月、WHOはこのワクチンを条件付きで推奨することにしたが、その頃からワクチンを接種した小児がデング熱に感染すると重症化し、死に至るケースが相次いだ。

ワクチンとの因果関係が否定できず、2017年11月29日、サノフィ社は「Dengvaxiaをデング熱ウイルスに感染歴のない子どもに投与すべきでない」と発表。フィリピン保健省は直ちにこのワクチンの予防接種プログラムを停止し、ワクチンの販売を中止した。12月5日、WHOワクチン中止のフィリピン政府支持。2018年、ワクチンはデング熱の既往が確認された者(抗体陽性者, またはデング熱が検査診断された既往のある者)のみにワクチン接種を行うと変えている(感染研の関連サイト)。

2019年4月時点でフィリピンの約600人の小児が、ワクチンが原因となり死亡した可能性がある。
ところで、Dengvaxiaのプログラムはブラジルではうまくいっている。フィリピンでは失敗しブラジルでは成功しているのはなぜなのか。それは「年齢」だ。ブラジルでは15~27歳が対象なのに対し、フィリピンでは小学生がプログラムの対象だった。
なぜ年齢で差がでるのか
ブラジルではワクチン対象者の多くが幼少時にデング熱に感染しているのに対し、小児が対象となったフィリピンではそうではなかった。つまり、未感染の小学生にワクチンを接種したが故に接種後デング熱ウイルスに感染、抗体依存性感染増強現象が生じた。
以前から、デング熱は2回目の感染時に1回目とは異なるタイプに感染すると抗体依存性感染増強現象が生じ重症化することが知られている。一方、新型コロナにそのような報告は(恐らく)なく、再感染するかも不明だ。

デング熱と同じようにSARS-CoV-2も2回感染することがあるからという理由だけで抗体依存性感染増強現象が生じワクチンがフィリピンのDengvaxiaと同じ運命をたどるといえば論理の飛躍だが、絶対に起こらないと証明することもまた困難なのではあるまいか。

フィリピンのギニーピッグ(人体実験)が起こったのはわずか5年前
しかもDengvaxiaは20年かけて開発されたワクチンなのだ。
それだけの時間をかけ安全性も担保されたはずだったワクチンが市場に登場し、600人以上の子どもが犠牲になった可能性が高く、フィリピン政府は2019年2月に「Dengvaxiaを永久に禁止する」と発表した。

分子生物学は飛躍的に進化しておりファイザー社が販売することになったmRNAワクチンを開発したのはドイツのBioNTech社というバイオテック企業。2008年にUgur Sahin教授と妻のOzlem Tureci教授が夫婦2人で立ち上げた小さな企業だ。
1月武漢で新型コロナが発生した時点でmRNAワクチン開発に取り掛かり、1年足らずで実用化させた恐るべきスピードだ。BioNTech社は、個人的には応援したいが、日ごろ診ている患者に現時点でこのワクチンを勧められるかとなると話は別だ。

アナフィラキシーを除いたファイザー社/BioNTech社製ワクチンの重篤な副作用として、米国の医師に生じた特発性血小板減少性紫斑病(ITP)での死亡、さらにノルウェーの複数の高齢者に起こった死亡事例はあるが、ファイザー社によるといずれもワクチンとの因果関係を示したエビデンスはないとのことだ。

WHOのワクチン安全性諮問委員会は1月22日、ワクチンを推奨するが各国はワクチンの安全性を引き続き監視することも求めている(WHOの関連サイト)。今後、ファイザー社/BioNTech社のみならず、全てのワクチン製造・販売会社は副反応の詳細を可及的速やかに報告してもらいたい。
ちなみに、以前当院にやってきたサノフィ社のMRは「Dengvaxiaでフィリピンに何が起こったか」について全く何も知らなかった。
(抜粋)
2月10日 日経メディカル




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多数派は自らの社会的特権を意識していない ~激しさ増す米国の文化戦争 狙われる「批判的人種理論」~

2021-07-04 05:42:43 | テロ国家アメリカ問題

 この世界の特権(超富裕層・白人・男)社会をちゃんと自覚して生きていれば、今起きている新型コロナ大騒動も容易く理解できるはずだが、「井の中の蛙」状態の名誉白人低国では、共産党でさえこの大騒動を批判できない。差別語「ブラック」を拡散している政党には多くは期待できそうもない。小池晃は医師でもあるから、ワクチン接種後の死亡については、すべての事例が報告されないことを主張していたが、当然ながら、その種の報告がなされれば接種率は下がる。ワクチン接種を高めたいテレビ番組での発言だから、矛盾はしているが、当たり前の発言だと評価すべきかもしれない。
 特権(超富裕層・白人・男)については、チママンダ・アディーチェ『アメリカーナ』(くぼたのぞみ訳 河出書房新社 2016年)から何度も引用しているが、再度引用する──


チママンダ・アディーチェ『アメリカーナ』
■チママンダ・アディーチェ『アメリカーナ』くぼたのぞみ訳、河出書房新社、2016年






頁385──


大学の学者たちがいう白人特権階級とはなにか、そう、貧しいホワイトなのは気の毒だけど、貧しいノンホワイトの身にもなってみて


 そこでこの男はハンク教授に「白人特権階級なんてナンセンス。どうして僕が特権階級なんですか?ウェスト・ヴァージニア州でめっちゃ貧しく育ったんです。アパラチア地方の田舎っぺですよ。僕の家族は福祉に頼ってました」といった。そうですか。でも特権的というのはいつも、なにかほかのものと比較してのこと。では、彼のような人で、貧しくて人生もうまくいかない人を黒人に置き換えてみて。かりに両者がドラッグ所持で逮捕されたとする、そのとき白人の男は治療を受けるよう病院に送られる可能性が高いけれど、黒人の男は刑務所行きになる可能性が高い。人種以外はなにもかもおなじ境遇で。統計値を調べてみて。アパラチア地方の田舎っぺの男が人生に失敗して、これってクールじゃないけど、もしもその人が黒人なら、人生の失敗におまけがつくよね。彼はまたハンク教授に「なんでいっつも人種のことを話さなければいけないんですか?われわれはただの人間ってことになれないんですか?」という。そこでハンク教授は「それがまさに白人特権階級なんだよ。そういえることが。人種がきみにとって現実に存在しないのは、それが障害になったことがないからなんだ。黒人にとって選択肢はない。ニューヨークの通りにいる黒人の男は人種のことなど考えたくない、がしかしそれも、タクシーをつかまえようと声をあげるまでのこと。それに彼だって自分のメルセデス・ベンツを制限速度内で運転しているときは人種のことなど考えたくない、がしかしそれも、警官が彼に停車を命じるまでのこと。ということはアパラチア地方の田舎つぺ男は階級的特権はないとしても、間違いなく人種的特権はもっていることになる」と答える。
<以下略>


*****


 次に、『キミの心の“ブラック・ピーター” (オランダ56分)』(2015年)から──






白人の特権?


※注:『キミの心の“ブラック・ピーター” (オランダ56分)』2015年より──


自転車泥棒の振りをする3人(黒人・アラブ人・白人)の社会実験──。


同じ行動で黒人・アラブ人は疑われ、あるいは警察にも通報されるが、白人は疑われず、それどころか手助けが2人も。白人は無実を証明する必要がない。盗んだという確たる証拠がなければ疑われない。これがいわゆる“白人の特権”というものだ。


ナイジェリア人の作家──チママンダ・アディーチェはこの“白人の特権”を書き記した。


★チママンダ・アディーチェ


白人の特権を語る時、言っておきたいのは、白人を責めているわけじゃないってこと。生まれは選べないものね。でも世界の歴史を振り返ると白人に生まれたということは、白人でない人が受けない恩恵を自動的に受けられるということなの。世界のほとんどの地域ではそれが現実だし、ナイジェリアですら、白人の特権は存在しています。たとえば白人の方が空港でより良いサービスを受けられたりします。アメリカではこの傾向はさらに露骨です。歴史的に権力や社会的地位があるのは白人でしたから、白人の若者にとっては、自分たちが権力を持っているのはあたりまえのこと、多くの人にとっては当たり前じゃないということに気づいていません。白人でなくなってはじめて気づく特権なんです。


*****


 さて、そういうわけで、多数派は自らの社会的特権を意識していないという現実から「批判的人種理論」などが出てくるわけだが、日本低国の現実でいえば、選択的夫婦別姓でも法体系を牛耳る男によって、男女平等が退けられるわけだ。また性暴力では、大阪高等検察庁・田中嘉寿子検察官によると、「懲役10年程度の重罰を科し得る性犯罪の未検挙者は、強盗犯の未検挙者の約50倍の約7万人、性犯罪には常習犯が多いことを考慮しても、膨大な性犯罪者が野放しにされている。」という恐ろしい現実がある。スーザン・ブラウンミラーはこういう──


■S・ブラウンミラー『レイプ 踏みにじられた意思』幾島幸子訳、勁草書房、2000年


頁313──


 現代法を全面的に見直し、性的暴行に関連する法律に新しいアプローチを採用するには、法の執行面でも新しいアプローチをとることが必要になる。制定法を誰が解釈し執行するかは、法律の内容そのものと同じくらい重要なのだ。現時点では、性的暴行の被害者が法的正義を求めるには、警察や裁判所の複数の男性に依存しなければならないが、彼らはその男性的指向性や価値観、内面に抱えた不安などから、加害者側の陣営に安穏と身を置いているといわざるをえない。
 レイプにまつわるもっとも痛烈な皮肉といえば、聖書に出てくるヨセフとポティファルの妻の逸話以来さまざまな民間伝承に受け継がれてきた、犯してもいない強姦の罪で告発される男の恐怖だろう。この恐怖は、ジグムント・フロイトとその弟子たちの精神分析理論において新たな生命と意味を付与されることになる。そしてこれが狡猾で嘘つきで執念深い女から男を守るという集合的目的だけを念頭において作られた特殊な証拠基準(同意、抵抗、貞節、補強証拠)に助けられ、レイプの告発に対する弁護の核心をなすにいたったのである。
 どんな犯罪においても、虚偽の告発に対する恐怖は──たとえば、悪意にもとづかない人違いといった場合もあるのだから──まったく故なきものとはいえない。だが男たちが、女はレイプされたといとも簡単に嬉々として触れて回るという説を世の中の男女に首尾よく流布させている一方、現実には被害にあった女性は被害を届け出て法の正義を求めようとせず、泣き寝入りすることが多いというのは、まったく皮肉な話である。女性が被害を届け出ない理由は、事件を公にするのは恥だという思い、性的攻撃を受けていながらそれが自分の過失だと感じてしまう複雑な二重基準、加害者から復讐されることへの恐怖(1度でも強姦された女性にとっては、再び同じ目に遭うのではないかとの恐怖は当然大きくなる)、そして自分の供述が皮肉や嘲笑を買うことへの不安(それを十分に裏づけるだけの証拠を、女性たちはこれまでいやというほど見せつけられている)などさまざまである。
 1965年に出されたFBIの『統一犯罪統計報告書』によると、警察に被害届が出された強姦事件の20%は「捜査の結果、根拠なしとの結論に達した」。1973年にはこの数字は15%に減少しているが、それでも強姦は依然として「もっとも届け出が少ない犯罪」であった。虚偽の告発が15%というのはどう考えても多すぎる数字だが、その後ニューヨーク市が性犯罪分析特別班を設置し、婦人警官に届け出た被害者の面接にあたらせたところ、同市における虚偽告発率はわずか2%にまで下がった。これはその他の暴力犯罪における虚偽告発率とぴったり一致する。この統計の謎が何を物語っているかはいうまでもない。女は女の言葉を信じるが、男は信じないということだ。
 警察署から検察官事務所、陪審員席から判事席、はては最高裁判所にいたる法律の執行にかかわる重要な領域において、女性が伝統的に締め出されてきたという事実は、男性の考案した法律の下で正義を求める強姦の被害者にとって、二重のハンディキャップとなってきた。したがって、単に法律の文言のみならず、法律の執行と正義の確立という重大な責任を負っている人びとの顔ぶれも変えていかなければならないのだ。
 完全な男女平等を勝ちとるためには、この法の執行というきわめて重要な分野における男女の均等を達成するための闘いの成否が試金石になると私は信じている。法の執行とは文字どおり、必要に応じて強制力を行使しつつ社会秩序を維持することである。そして強制力とは、古くは復讐法の時代以来──体格や力の強さ、生物学的構造、そして慣習的に女性を排除してきたきわめて意図的な訓練のおかげで──男たちの特権とされてきたのだ。






頁332──


 もちろん私は、男女を問わずどんな年齢の人も、暴力犯罪の徴候があれば十分に警戒し、護身に努め、不案内な土地での夜道や不意の来訪者といった危険な可能性の潜む状況に気をつけなければならないと思う。だが女性にだけ特別な警戒という重荷を背負わせることは、何の解決ももたらさない。レイプに個人的解決法などありえないのだ。この種の忠告に一字一句素直に従い、それで社会の利益──あるいは自分の利益──に寄与していると考えている女性がいるとしたら、それは大きな思い違いである。その人個人に危険が及ぶ確率はたしかに多少は緩和されるかもしれない(もっとも塀に囲まれた修道院で強姦された尼僧もいるくらいだから、その効果とて疑わしいと私は思う)ものの、社会に野放しになっている潜在的レイピストの数はまったく減らないばかりか、レイプが最終的に女性の精神的・情緒的健全さに与える影響は、その行為が実際に行われることなしに、達成されてしまうのだ。なぜなら、自己防衛という特殊な重荷を受け入れることは、女性は恐怖に怯えながら生きていかねばならず、男性と同等の自由や独立や自信を手に入れることなど不可能だという考え方を強化することにほかならないからである。  


*****


 よって表題についていえば、特権(超富裕層・白人・男)を享受してきた白人側からのより良い世界を拒否する反対運動だということになる。もちろん新型コロナ大騒動は特権を持つ超富裕層が人間に──言うまでもなくあちら側も人間だが、冷酷で強欲で利己主義者で優生思想であるということが私たちとは違う──仕掛けてきた侵略戦争だが、多数の人がまだその本質に気づいていないということだろう。


批判的人種理論の有効性 ヘイトスピーチ規制を実現するために 藤井 正希
社会情報学部研究論集 (gunma-u.ac.jp)


4. 人種的忘却性または透明性 批判的人種理論の重要概念として、“人種的忘却性”または“人種的透明性”(以下、人種的忘却性 で統一)が主張されている。人種的忘却性には 2 つの意味があるとされている。一つは、①マジョリ ティが自らの人種に根本的に無自覚であるという特徴のことであり、もう一つは、その反面で、②マ イノリティにはマジョリティの人種がつねにはっきりと見えているという皮肉な事実のことである。 すなわち、①マジョリティは、自己の人種にもとづく社会的特権を意識していない。例えば、アメリ カの白人(マジョリティ)は、自分たち自身を人種に関わらせては考えようとしない。その結果、白 人は、自分たちの生活が人種というものの影響を受けているという事実に気づかないのである。具体 的には、白人であるがゆえに社会から与えられている様ざまな利益(例えば、支配的優越性や特権性) に気づかないのである[レヴィン 2008:86]。よって、人種差別の存在すら認識されず、人種差別が 法制度や社会制度の中に構造化されてしまい、それが是正されることは決してない。これに対して
②マイノリティは、マジョリティの人種的特権をつねに見せつけられ、意識させられている。例えば、 アメリカの黒人(マイノリティ)は、白人であるがゆえに丁重な扱いを受け、嫌がらせを受けず、受 験や就職で無意識に優遇され、社会的にも高い地位につける機会が開かれているという事実等を幼少 時から見せつけられ、意識させられる。そして、このような法制度や社会制度の中に構造化された人 種差別は、あまりに自然で強固なものなので、逆らい難く感じてしまうのである。よって、結局、黒 人は白人の人種的特権を受け入れさせられ、人種差別を黙認することになる。 また、前述の桧垣伸次も、①の点について、白人が持つ自らの人種的特権についての“無自覚”性 を問題にする。すなわち、ここにいう無自覚性とは、特権集団が自らの人種がもたらす特権について の認識を欠いていること、換言すれば、マジョリティが特権を享受していながら、そのことに根本的 に無自覚であることをさしている。白人は、しばしば白人文化にもとづき採用された規範を人種中立 的なものと解釈し、それらの規範が実際は密かに人種特有のものであるかもしれないということを認 識していない。そして、そのような無自覚性は、白人の日常生活に組み込まれて社会構造となってお り、一つの社会的な制度とすらなっている。このような状況においては、行為者本人すらも気がつか ないほど巧妙に隠蔽された偏見にもとづく“無意識のレイシズム”や、被差別者の劣等化と被支配が 理論化や科学的な正当化の必要がないほどまでに当然のものとなった“制度的レイシズム”がうまれ ることになる。また、既存の法学は、レイシズムが組み込まれている社会システムの一つとなる。現 代社会において、このような無意識のレイシズムや制度的レイシズムは重大な問題をはらみ、ヘイト スピーチもその現われの一つである。この点、批判的人種理論が強調するマイノリティの視点から浮 き彫りにされる無意識のレイシズムや制度的レイシズムは、十分にヘイトスピーチ規制を正当化する 根拠となるとともに、マイノリティの視点に立つ新たな法学の構築を要請するのである。この批判的 人種理論からすれば、人種的、民族的なヘイトスピーチはそもそも表現自体が人びとを悩み苦しませ る力を持っているとし、ヘイトスピーチ規制がむしろ表現の自由そのものを守ることになるとする[桧 垣 2017:48-55]。 さらに、社会学者の塩原良和は、②の点について、歴史的に形成されて遍在するマイノリティに対 する不公正な社会構造が、日々の経験を通じてマイノリティに内面化される過程を強調する批判的人 種理論について、つぎのように述べている。すなわち、自らにとって不公正な社会構造のなかで育つ ことで、マイノリティは差別や不平等に対する敏感さをその内面に抱え込みがちになる。換言すれば、 レイシズムはマイノリティに対して“傷つきやすさ”を不公正に過剰配分するように歴史的に形成さ れてきた社会構造なのであり、そのなかで育ったマイノリティの自己と身体は、そうしたレイシズム に対して圧倒的に“傷つきやすい”ものとして構築される。この“傷つきやすさ”は構造化されたマ イノリティとマジョリティの関係に由来しており、個人の意思や努力では完全に克服できない。ヘイ トスピーチとは、まさにこうした自己責任に帰すことのできない“傷つきやすさ”に対する攻撃であ り、それゆえそれは単なる誹謗中傷よりもいっそう深刻に他者の尊厳を否定する。その標的となった マイノリティは深く傷つけられ、自信を喪失し、ときにはトラウマを抱えることもある。もちろん


激しさ増す米国の文化戦争 狙われる「批判的人種理論」
古本陽荘・北米総局長
2021年7月3日
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20210702/pol/00m/010/010000c


 この数カ月、それまでは聞いたことがなかった批判的人種理論(Critical Race Theory)という言葉を毎日のように米国のメディアで見聞きするようになった。保守系メディアが「教育の現場や職場で批判的人種理論を禁止しろ」という主張を繰り広げ、これを受けて全米各地で論争になっている。


 例えば公共放送PBSが6月24日に放送した南部バージニア州のある小学校の集会の様子。批判的人種理論について学校が親から意見を聴取するために設けられたものだ。この中である女性は「批判的人種理論はマルクス主義にルーツがある。学校で教えられるべきものではない」と主張した。別の男性は「白人は人種差別者だと学校が教えないという確約を得るまで私は何でもするつもりだ」と訴えた。


 このような光景が各地でみられている。各州の立法化の動きも顕著だ。教育専門誌エデュケーション・ウイークによると6月29日現在、全米50州のうち26州で批判的人種理論を制限するための法律や規則が提案され、実際に南部オクラホマ、テキサスなど6州で批判的人種理論を禁止する州法が成立。南部ジョージア州など4州でも規則や決議で禁止を決定している。


 ところが、批判的人種理論を教えている小学校など存在しないのだ。




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