ロシア最高裁、LGBTQの運動を「過激派」認定し禁止に…ロシア正教は判決を賞賛
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2018年、LGBTの権利を訴える人たち(ロシア・サンクトペテルブルクで)=AP© 読売新聞
AP通信によると、ロシアの最高裁判所は11月30日、性的少数者(LGBTQ)の権利を訴える市民運動を「過激派」と認定し、禁止する判決を下した。プーチン政権はLGBTQの権利を訴えるデモを「伝統的価値を破壊する欧米の思想」と批判しており、さらに規制を強める構えだ。
露法務省が「過激派」の認定を申し立てたことに基づき、最高裁は非公開で審理を行った。具体的にどんな行為が禁止されるかは明らかではないが、活動への参加や資金提供などが対象になる可能性がある。
ロシアの憲法は「結婚は男女の結びつき」だと明記している。AP通信によると、同性婚を認めていないロシア正教の報道担当者は、判決に関して、「社会による道徳的な自己防衛だ」と述べて賞賛したという。
判決について、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは「恥ずべきことでばかげている」とし、差別につながる恐れがあると警告した。ロイター通信によると、フォルカー・テュルク国連人権高等弁務官も判決の撤回を求めた。