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ヘナチョコ革命 2020年版

世界を変える・・・

差別語「ブラック」の大氾濫で差別語「腹黒い」も大氾濫?

2021-11-08 05:47:15 | 言葉刈り言葉生み
差別語「ブラック」の大氾濫で差別語「腹黒い」も大氾濫?
 名誉白人低国では白人の特権社会を生きる時には白人に尻尾を振り続ける人生を選ぶ。よって、白人英語の差別イデオロギーに満ちたトンデモ語にもすぐとびつく。だが「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」運動からアメリカなどではブラックに悪を含意させることにはブレーキがかかった。だが「ブラックリスト」とかいう差別語はまだ流通している。


労働運動家の河添誠の最悪事例が以下──
 
★河添誠(2013年12月1日)カナダのトロントで開かれたレストラン労働者の権利向上の国際会議で、日本の労働状況を話した時に「ブラック企業大賞」を私が紹介。移民の活動家から「いい運動だけど、ブラックじゃなくてホワイトだよね」と皮肉をこめて指摘された。アメリカなどでは、「ブラック」を否定的に使うことは許されない。


★河添誠「日本の『黒』『ブラック』という言葉には、黒人差別的な社会的・政治的文脈はない。それに『腹黒い』などの(黒を否定的に使う)日本語も全て変更しないと一貫性がない」


 言葉は人間がつくったものだから簡単に変えられる。川添誠は簡単にできることをやらないと言っているわけだ。
 「移住者と連帯するネットワーク(移住連)代表理事」・鳥井一平は当然ながら差別語「ブラック」に反対している。アジアの移住者は肌の色が濃いからだ。


 差別語「腹黒い」も平安貴族用語だとすれば、日焼けで肌の色が濃くなる交通誘導員の皆さんは使う気にもならないだろう。貴族が屋内で遊んでいたときに、肉体労働者は野外の太陽の下で働いていたのだから、肌の色は濃いのである。この後、交通誘導員文学が生まれれば、差別語「腹黒い」は真っ先に駆逐されるだろう。


 もちろん、差別語「腹黒い」は非科学の最たるものだ。人間の腹(腸)には1kg以上の細菌が住みついているが、腹で思考しているわけではない。悪巧みとか陰謀は脳でやっていることだ。人口削減計画という隠謀も超富裕層が脳でやっているわけだ。


 差別語プラス非科学な言葉を喜んで使う人間とは何者なのだ?今からでは平安貴族にもなれないし、皇室は超富裕層の仲間だから、その何者も人口削減計画の対象だ。


【巨人】松原聖弥 師匠・亀井善行のゲキに「野球の勉強不足。使える頭が全然ないので、もっと引き出しを増やしていきたい」
https://hochi.news/comment/?comid=20211107-OHT1T51234
no nameID: 1eb35b
こういう有望な原石選手を磨き上げられる指導者が見当たらんのが今のGの弱みだが、来季からの亀井さんに、それを期待することとしよう。是々非々で一家言を持って、ハラグロに盾突いて欲しい。


日本には黒を使った名字が沢山ありますね──大黒 、小黒、 目黒、 石黒、 黒坂、 黒岩、黒崎、黒川、黒柳、黒沢、黒沼、黒沢、黒瀬、黒田、黒石、黒須、黒木、黒江、・・・。よって黒に悪を含意してつかってはいけません。「腹黒い」などという非科学な差別語は、平安貴族だけが使っていれば良いのです。

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差別語で禁固刑(英国) 差別語「ブラック」拡散者の金髪コンビ(荻上チキ・内田良 )の反応は?

2021-11-05 02:32:15 | 言葉刈り言葉生み
差別語「ブラック」が大氾濫する名誉白人低国には反差別法がない。この国では労働運動や市民運動が率先して差別語「ブラック」を拡散しているのだから、ある意味お手上げである。
 首都・東京では名誉白人の石原慎太郎が300万票を獲得した歴史もあるから、この国では名誉白人が多数派を占めていると考えても間違いはない。


 で、表題の記事に差別語「ブラック」拡散者の金髪コンビ(荻上チキ・内田良 )がどう反応するのか興味もあるが、彼らは多分無視するだろう。


※首都東京では人種主義者の石原慎太郎(日本・南ア友好議員連盟(1984年発足) 幹事長)という名誉白人が熱烈支持されていました。 彼曰く――「アメリカでは黒人を使って能率が落ちている。黒人に一人一票やって も南アの行く先が混乱するだけだ、独立してもやっていけない」


■イングランド選手に差別投稿、男に禁錮刑 サッカーEURO決勝
AFPBB News 2021/11/04 16:10
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%B7%AE%E5%88%A5%E6%8A%95%E7%A8%BF-%E7%94%B7%E3%81%AB%E7%A6%81%E9%8C%AE%E5%88%91-%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BCeuro%E6%B1%BA%E5%8B%9D/ar-AAQiOSy?ocid=msedgntp







【AFP=時事】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝のイタリア対イングランド戦でPKを外したイングランドの黒人選手3人に対し、フェイスブック(Facebook)で人種差別的な投稿をした男に、英ロンドンのウィルスデン治安判事裁判所(Willesden Magistrates Court)が3日、禁錮10週を言い渡した。




 イングランドがPK戦の末に敗れた後、ジョナソン・ベスト(Jonathon Best)被告(52)は18秒の動画を投稿し、その中でPKを失敗したマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)、ジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)、ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)に関して「著しく不快な」暴言を吐いた。


サッカー欧州選手権決勝、イタリア対イングランド。PKを失敗し、チームメートに慰められるイングランドのブカヨ・サカ(中央、2021年7月11日撮影)。© Paul ELLIS / POOL / AFP サッカー欧州選手権決勝、イタリア対イングランド。PKを失敗し、チームメートに慰められるイングランドのブカヨ・サカ(中央、2021年7月11日撮影)。
 今回の判決に先立ち、すでに被告は罪を認めていた。


 イングランドが1966年のW杯(World Cup)以来となる主要国際大会の優勝を逃した後、インターネット上では3人を侮辱するメッセージが多く確認された。英警察は8月、欧州選手権の決勝後にソーシャルメディア上で人種差別的な投稿をしたとして11人を逮捕していた。


【翻訳編集】AFPBB News

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変節の政治屋・河野太郎も使い始めた差別語「ブラック」~ 河野氏「足元が一番ブラック」 職員の仕事増を反省~

2020-10-17 13:00:16 | 言葉刈り言葉生み
河野太郎を直撃! かつて主張していた「脱原発」はどうなったのか
「次の総理」とおだてられ、反骨の志を捨ててしまったの?
2018年07月13日
|社会・事件

https://friday.kodansha.co.jp/article/4888

本誌に書いた「脱原発」の色紙を見て一瞬、苦笑いを浮かべ、怒ったような表情で無言のまま去っていった
――河野先生、この色紙にご記憶はありませんか。
「おー、昔書いたやつね」
――この気持ちはまだ忘れていない?
「(むっとした様子で)うん」
――実現はいつ?
「…………」
7月上旬、都内のホテルでの講演会を終えた河野太郎外務相(55)は、本誌の直撃にそう語ると、怒ったような表情を浮かべて足早に立ち去った――。

原子力規制委員会は7月4日、茨城県東海村の東海第二原発について、新規制基準に適合しているとの判断を下した。ついに、’11年の東日本大震災で被害を受けた「被災原発」が、再稼働へ向けて動き出すことになる。
「エネルギーの安定供給はアベノミクスの必須条件だ」と語る安倍晋三首相(63)のもと、原発推進を続けてきた自民党だが、与党の全員が同じ旗を振ってきたわけではない。脱原発派の急先鋒として知られていたのが、河野外相だ。
「『原発ゼロの会』の代表として執行部に真っ向から楯突いた河野は、党内では完全に異端児扱いされていた。原発に頼らなくてもエネルギーは確保できる、というのが河野の主張でした」(自民党ベテラン議員)
しかし、’15年10月に発足した第3次安倍改造内閣で行革担当相に抜擢されると、河野氏の過激な脱原発論はめっきり影を潜めた。
「河野さんは当時すでに当選7回でしたが、大臣経験がなかった。それに業を煮やした後援会長から、『自民党の本流で出世するという約束はどうした』と詰められたんです。出世を取るか、それとも『脱原発』にこだわるか。河野さんは前者を選び、安倍首相に追従する道を選んだ」(地元支援者)
河野氏は’11年10月7日号で、本誌に登場。当時俳優だった山本太郎参議院議員と原発を進める政権を猛批判、最後には「脱原発」という色紙まで書いている。はたして河野外相は、長いものに巻かれ、反骨の志を捨ててしまったのか。色紙を持って直撃したのが冒頭のシーンだが、渋面を作るばかりで、原発についての思いは一切明言しなかった。
「脱原発の志自体はまだ持っていることは間違いありません。河野さんは支援者向けに発行している『ごまめの歯ぎしり』というタイトルの国政報告紙で、〈閣僚になることは不自由なこと〉〈原発の再稼働の可否について発言する自由を失いました〉と、苦しい胸の内を率直に語っています」(前出・支援者)
ポスト安倍を決める総裁選は’21年に行われる、と予想されており、河野氏は総裁候補の一人として見られている。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。
「河野氏が菅義偉官房長官や麻生太郎副総理から可愛がられているのは間違いない。しかしそれは、かつての異端児的な言動を封印し、政権の思惑通りに動いてくれるからでもある。次期総裁に推す声があるのは確かですが、実際に総裁選が始まった時に『脱原発』という志を表に出すのかどうか。河野氏自身も自縄自縛に陥っているのかもしれません」
河野氏が総裁選に打って出れば、原発についての思いをしつこく問われるのは間違いない。その時、答えに窮しないためにも、いまこそ、「脱原発」を語るべきなのではないだろうか。
東日本大震災の約半年後、河野氏は本誌で山本太郎氏と対談。脱原発への熱い思いを語り合った
本誌未掲載カット
撮影:吉田暁史(1枚目) 鬼怒川 毅(2枚目)


■ 河野氏「足元が一番ブラック」 職員の仕事増を反省
共同通信社 2020/10/17 10:59
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%B2%B3%E9%87%8E%E6%B0%8F-%E8%B6%B3%E5%85%83%E3%81%8C%E4%B8%80%E7%95%AA%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-%E8%81%B7%E5%93%A1%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B%E5%A2%97%E3%82%92%E5%8F%8D%E7%9C%81/ar-BB1a7bYQ?ocid=msedgdhp


 河野太郎行政改革担当相は17日の読売テレビ番組で、行革や規制改革の推進に伴い、自身の担当部署にいる職員の仕事量が増え「深く反省している」と述べた。国家公務員の長時間労働に触れ「ブラック化した霞が関をホワイト化すると号令を掛けたが、気が付いたら自分の足元が一番ブラックだった」と語った。


 担当部署の業務改善を皮切りに、霞が関全体の長時間労働を是正していくと表明。業務を3段階に分けて優先順位を付けるなど、具体的な改善策に取り組む考えを示した。




******


 名誉白人低国では「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」運動から半世紀後に、差別語「ブラック」を採用した愚者が現れ、引き続き労働運動や市民運動が差別語「ブラック」を拡散した。そして行政も「ホワイト国」なるトンデモ語を使いはじめ、今度は変節の政治屋・河野太郎が「足元が一番ブラック」発言だ。
 米国でBLM(ブラック・ライヴズ・マター、 Black Lives Matter)運動が席巻し、ブラックが黒人の意味があることが分かっていても、差別語「ブラック」を使い続けるとは、ある意味確信犯だ。この世界が白人の特権社会だから、この国では白人になりたい奴ばかりなのだ。差別語「ブラック」をあえて使って名誉白人宣言をしたいのだ。
 白人至上主義者のトランプがテロ国家アメリカの本質──「武漢ウイルス」「中国ウイルス」「シットホール」など──を分かりやすく表現してる現在でも、 差別語「ブラック」使用者である名誉白人はアメリカに行っても白人至上主義者に襲われることはないと暢気にかまえているのだろう。
 名誉白人低国では差別語「ブラック」使用者は、今では多数派であろう。だが、いずれはこの国でも差別語「ブラック」は消え失せるであろう。

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「大坂なおみのマスク」に日本の多くの 選手が沈黙。高橋美穂「残念です」

2020-09-30 03:03:42 | 言葉刈り言葉生み
  「大坂なおみのマスク」に日本の多くの 選手が沈黙。高橋美穂「残念です」
9/29(火) 11:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a54cdca28d52487f7731dbcc7cea28094971aa01?page=1



「彼女の取った行動についてどう思いますか?」 


 先日、アメリカの『TIME』が「世界で最も影響力のある100人」を発表し、2年連続で選出された大坂なおみ。


【写真】闘う美女アスリートたち(6枚)


 9月にニューヨークで行なわれた全米オープンには、警官や人種差別の暴力によって犠牲になった7人の黒人の名前をマスクに記して臨んだ。


 その理不尽な死を風化させてはいけないと全米オープンの初戦に連れ添った名は、女性救急救命士のブレオナ・テイラー。自室にいきなり押し行って来た警官にその場で射殺されたにも関わらず、この事件に関わった警官たちは誰ひとり罪に問われていない。


 以降、職質中に路上で抑えつけられて圧死させられたエライジャ・マクレーン。ジョギング中に白人親子にショットガンで撃たれたアマッド・アーバリー。白人男性との口論から胸を撃たれて絶命したにも関わらず加害者が無罪にされてしまった17歳のトレイボン・マーティン。警官に膝を首で抑えつけられて窒息死させられたジョージ・フロイド。軽佻(けいちょう)な交通違反の任意の質問の最中に恋人と子どもが同乗する車内に警官から次々に発砲されて殺されたフィンランド・カスティール、この警官もまた無罪にされている。


 決勝戦につけてきたマスクは、公園で模擬銃で遊んでいただけなのに同じく白人警官に撃たれて絶命した12歳の少年タミル・ライス。加害者の警官はまたしても不起訴になっている。勝ち進むことで鎮魂を続けた大坂はトーナメントを制し、「7枚どころではない」との言葉を残した。


この経緯と結果を受けて、筆者の知る上でも国内外の複数のメディアの記者が日本のトップアスリートたちに冒頭の問いに対するコメントを取りに向かった。ところが、アプローチをすると、ほとんどの選手が無回答だったという。是でも非でもなく沈黙なのだ。


 その結果に対して「残念ですね」と敢えて声を上げたオリンピアンがいる。バルセロナ五輪のテコンドー日本代表であった高橋美穂である。


 昨年、使途不明の遠征費用や、ほとんどの代表選手が「行く意味がない」と参加ボイコットを表明した不可解な強化合宿のあり方など、問題を指摘されたテコンドー協会の正常化に向けて、決然と声を上げた前アスリート委員長である。


 責任を問う意味でテコンドー協会の会長以下、すべての役員の総辞職を主張するも6時間以上に渡って紛糾した理事会での恫喝を受け、過呼吸(迷走神経反射)で倒れ、救急車で搬送された音声がテレビで流されたためにその名前を知られることとなった。


 選手のための発言を続けていた高橋は、テコンドー協会が新体制に移行する際に自らも身を引いた。アスリート委員長も後輩に禅譲したが、プレイヤーズファーストを貫いて親身になって守ってくれた高橋の元には、今も現役選手たちから多くの声が集まる。


「大坂さんのことをどう思うかと聞かれて、トップアスリートならば、言葉がないのではなくて、誰もが真剣に考えています。なぜならばオリンピアンならば、我々がスポーツをする意味、それは人権の問題の解決に向かうことだとしっかりと学んでいるからです。


 私が現役の頃にはなかったのですが、現在JOC主催でオリンピックの歴史や精神についての勉強会が行なわれています。午前中はオリンピアン精神について、それこそ古代の休戦協定の頃から学びます。OBやOGも積極的に参加しています。


 その研修の過程で絶対的に出てくるのが、人権、差別、平和についての講義です。オリンピックはいかなる差別をも許さない。FIFA(国際サッカー連盟)もレイシズム(人種主義)へのゼロ・トレランス(不寛容)を打ち出しています。


 スポーツの本来の意義は他国の選手とメダルの数を争うのではなく、すべてのアスリートは差別や迫害と闘う。そして、オリンピアンにはスポーツとこのオリンピズムを普及させる社会的責任があると教わるのです。


  今、振り返ってみても大坂さんが発信したことは、いわゆる政治ではなく紛れもなくその人権に関しての大切なメッセージです。東京五輪は迫害を受けた難民のチームを出場させることを宣言していたわけで、それと同じ地平のことだと思います」




言葉がないのではない。オリンピアンならば、おのずと答えは出ている。ならばなぜ、日本のアスリートは声すらあげないのか。高橋はこんなふうに分析した。


「私もスポーツ界を取り巻く同調圧力に、心を痛めています。選手たちも何をどこまで言えばいいのか、判断がつかないのだと思います。協会や所属の企業に属している以上、現在のネット社会においてトラブルを避ける傾向があります。特にトップアスリートは反響の大きさから黙ってしまう。


 それも含めて大坂さんの自立の仕方はすごいと思います。大会の最中にも関わらず、自分の発言は自分で責任を取るという覚悟ですね。そして、大坂さんのスポンサー企業であるナイキも行動を称賛しました。それはナイキもまた企業として差別はNO!だという明確な姿勢を示したことになったと思います。


 大坂さんへの反論は、実は少数だと思うんです。しかし、日本の場合は、ことなかれ主義になってしまう傾向が強いです。例えば、新型コロナウイルスで揺れた今年の3月にJOC理事の山口香さんが『選手がしっかりと練習できない現状では東京五輪は延期すべきだ』と発言されました。選手の立場を考えれば当然出て来る意見です。


 対してJOCの山下(泰裕)会長が『JOC内部の人がそういう発言をするのは残念だ』と諫(いさ)められました。しかし、同じ組織内でも同調する必要はまったくないと思います。そのために複数の理事がいるわけですから。あの時点では山口さんは自分の意見を発言しただけですし、それに活発な議論が加わるべきです」


 山口発言の数日後、東京五輪はその通り、正式に延期が決まるが、この決定のプロセスの場に山下会長の姿はなく、政治主導の判断でことが進み、JOCトップが蚊帳の外に置かれたことで、そのプレゼンス自体がひどく軽視されていることが露見した。


 山下会長は政治に蹂躙されてモスクワ五輪ボイコットの被害者となった背景があるにも関わらず、本人からこのことに対する抗議の声は聞こえて来ない。スポーツに政治が持ち込まれている、というのは、アスリートや選手出身者が政治によって「沈黙」を強いられている現在の状態のことであろう。


山下会長はJOCの理事会を報道陣に非公開にすると決めた人物だが、これも果たして本人の意向であったのか、疑義を感じずにはいられない。そしてそれに反対したのはすべて女性の理事=小谷実可子(シンクロ)、高橋尚子(マラソン)、山口香(柔道)、山崎浩子(新体操)であったことも知られている。


「スポーツ界だけで食べている場合はどうしても保守的にならざるを得ないと理解しています。女性のほうが、しがらみがないのではないでしょうか? そこはよくわかりませんが、私も言い続けるしかないと思っています。透明性を持たせることや改善すべきことを考えている人も多いです。スポーツの当事者が現状に甘んじて発言を止めてしまったら、そこで進歩は終わってしまいます」


 ここで高橋は兵庫サッカー協会の元事務局長が在日コリアンの関係者に対して差別的な言動をしていたという事件についても言及した。スナックで朝鮮サッカー協会の男性に対して「朝鮮、かかって来いや」などという挑発をしたことが事実であったと発覚したにも関わらず、三木谷研一兵庫サッカー協会会長は処分を下さず、朝鮮協会の幹部に、私的な問題にとどめて欲しいと持ち掛けていたことが、明るみに出た。言うまでもなくFIFA傘下にある日本サッカー協会は「差別の禁止」を提唱している。


「以前に比べて、スポーツ界においてのコンプライアンス、ガバナンスの整備については確かに進んでいます。しかし、むしろそのことで表面上の体裁を整えてしまうことだけに汲々(きゅうきゅう)としているという印象も受けてしまいます。うたっていることの本質ではなく、書類や制度の上だけでのガバナンスでは本末転倒ですね。


 兵庫県サッカー協会の会長は、その責任を担っている以上、調査して事実が確認できたのなら、しっかりと謝罪することです。ダメなことこそ表に出す。過ちは誰にでもあるし、そこから学んで行ければスポーツ界はまた評価されます。アスリートファーストを推進するアスリート委員会やスポーツ界から人権侵害を根絶することを目指すスポーツ法学会もせっかく存在しているのならば、この本質に取り組んで欲しいです。そうでなければ、そこにあった問題がなかったことになってしまいます。


 私自身、スポーツは平和を作るためにあると学んで来たし、差別をなくそうと競技団体が声を出し続けることは、結果としてスポーツを守ることに繋がると思うのです」


木村元彦●取材・文 text by Kimura Yukihiko

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大坂なおみの7枚のマスクとブラックパワー・サリュート

2020-09-20 07:53:18 | 言葉刈り言葉生み

抗議のために勝負に勝つことは途方もなく難しいのだが・・・


★ジョン・カルロス(1968年メキシコオリンピック、陸上200メートル3位、1位はトミー・スミス、2位はピーター・ノーマン(豪)) レースは、ただの行為です。表彰台にのぼるために、表彰される資格が必要でした。何よりも大事なのは、表彰台に立つことでした。メッセージを発しようと決意してからは、私の頭の中では試合は二の次で、ともかく行って賞を取らねばという感じでした。表彰台に立つ必要がある、それだけでし


★大会中、過去の暴力で犠牲となった黒人男女の名を記したマスクを日替わりで着けた。用意した7人全員の名を伝えるには、決勝まで残らなくてはならなかった。(『信濃毎日新聞』社説──「大坂選手の快挙 行動で示した勇気と信念」、2020/09/15)


■オリンピックに斬り込んだブラックパワー:1968年メキシコオリンピックで米国の人種差別に抗議して黒い拳を揚げたジョン・カーロス
http://blackisbeautiful2013.blog.fc2.com/blog-entry-10366.html



グッドマン: レースは、どうでしたか。その後で、あの瞬間についても聞かせてください。


カーロス: レースは、ただの行為です。表彰台にのぼるために、表彰される資格が必要でした。何よりも大事なのは、表彰台に立つことでした。メッセージを発しようと決意してからは、私の頭の中では試合は二の次で、ともかく行って賞を取らねばという感じでした。表彰台に立つ必要がある、それうだけでした。レース自体については長い間私のために力を注いでくれた人たちがいましたから、試合に出るなら、その人たちのためにがんばりたいとは思いました。でも、オリンピックに行ったのは、レースのためではありませんでした。メッセージを伝えるために行ったのです。試合中に周りを見回して、相棒に「がんばれ、力を出し切れ」と言い、彼はそれに応じてくれました。


グッドマン: え、周りを見まわした?走っている最中に?


カーロス: はい、そうです。何度もまわりを見回しました。


グッドマン: 後ろを振り返った?


カーロス: そうです。


グッドマン: そんなことしてていいんですか?


カーロス: ふつうのレースでは、だめです。後ろをふりかえったりしてちゃいけない。でも、あの日、我々がやったことは何ひとつ普通ではありませんでした。私はやるべきことをやり、神が力を貸してくださった。首尾良く、表彰台に立てることになりました。思い出が頭をかけめぐりました。子供の頃、描いていたビジョン、キング師から得たメッセージ、第1次大戦について父が語ってくれた物語、ハーレムで黒人の子供として育った体験、米国とその歴史について学んだことなど。





■『信濃毎日新聞』社説
大坂選手の快挙 行動で示した勇気と信念
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200915/KT200914ETI090009000.php


 若いアスリートが秘める大きな力と可能性を示してくれた。


 テニスの全米オープン女子シングルスで、大坂なおみ選手が2年ぶり2度目の優勝を果たした。四大大会3勝目は、アジア勢として単独最多である。


 大会を通じ、米国内で後を絶たない黒人への暴力に抗議するメッセージを発信し続けた。プレーはもちろん、自らの意志を貫く行動力と精神面の成長も見せた。


 8月末の前哨戦で左の太ももを傷め、万全でなかった。決勝は序盤から元世界1位のビクトリア・アザレンカ選手(ベラルーシ)の巧みなショットに圧倒された。


 粘り強く、ラリーに耐えて中盤から徐々に流れを引き寄せる。フットワークも力強く、鮮やかな逆転勝利だった。好ゲームと快挙を心からたたえたい。


 2年前の決勝では憧れのセリーナ・ウィリアムズ選手(米国)を破った。審判から同選手への度重なる警告と罰に場内は険悪なムードに包まれ、表彰式では歓喜もなく、悲しみの涙を流した。


 以前の大坂選手はミスが続くといら立ちを抑えきれない精神的なもろさが目立った。今大会は新型コロナの影響でトップ選手の欠場が相次ぐ中、ランク下の挑戦にも崩れることはなかった。


 ツアー中断の間のトレーニングが充実していた。日本人トレーナーを迎え、体幹を鍛えた。重心を下げ、股関節や肩の動きを改善して打球に鋭さを増した。


 父親がカリブ海のハイチ、母親が北海道の出身。大阪に生まれ、3歳で米国に移住した。マイノリティー(人種的少数派)の立場を自然と意識してきた。


 大会中、過去の暴力で犠牲となった黒人男女の名を記したマスクを日替わりで着けた。用意した7人全員の名を伝えるには、決勝まで残らなくてはならなかった。


 前哨戦でも、警官による黒人男性への銃撃事件を受けて一度は棄権を表明していた。言動への注目度が一気に高まっていた。


 マスクは「みんなが議論を始めてくれたら」という狙いだった。抗議を発信し続けることによる重圧も受け入れて試合に臨む、信念と覚悟がうかがえた。


 日本の同世代の学生からは「意志を示す方法はたくさんあると教えられた」との声が聞かれる。


 勇気を持って一石を投じた大坂選手の行動は、社会の問題に対しアスリートがメッセージを伝える存在となることも教えてくれた。スポーツの持つ力を改めて考えるきっかけとしたい。


(9月15日)

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