ほんわかした逃避行

それは今朝も８時からきちんと始まる、、、まさに日本人の "punctuality" か
始まるのはマンションの工事以前もブログで書いたけれども、外壁などの修繕工事の真っ最中なのです。
もちろん修繕は必要なことで、きれいになるのは歓迎しますが、、、しかしこの音はすごいドリルで穴をあけたりタイルをはがしたり、、、、ちょっと家にはいられない。

そこで朝から「逃避行」を企てた
いきなりプランタン銀座で開催中のフジ子・ヘミングの「もうひとつの世界」展に出かけることにした。
魂のピアニストって有名な彼女だけれど、今回は彼女の水彩画や愛用品のめずらしい展示

会場に入るとすごい人、人、人、、、そして大半が中高年の女性だった。
決して恵まれているとは言えない彼女の幼少時代を振り返りながら、彼女の感性で描いた水彩画とそれにそえられたなにげない言葉・・・

「不器用な人だからこそ、、器用な人にできないことができることもある」
「ピアノでも絵でも、だれもやっていないこと、、自分が気に入ることに価値がある♪」
「完璧でない方が、少し乱れている方が服装だって粋なのよ！！」

などなどさすが彼女の世界だと感心する。
そういえば彼女っていつも自然体・・・ミスタッチ（ピアノの弾き間違え）があることもよく言われるし。
服装もちょっと不思議で凡人には理解不能、、、さらに言うとヘアスタイルまでもが不思議かも。

それでも他に影響されることもなく常に自分の世界を持っている、、、かつどこか憎めないかわいらしさを持ち合わせて
きっとそのあたりが同性に受けているのでしょうね。
ふと周りの女性たちを見ると、みなある共通点があることに気付いた・・・
フリフリ、、、ひらひら、、、そして年齢のわりにはあざやかな色合いのお召し物これってどこかフジ子さんチック？
確かに私もフリフリ大好きだけれど（笑）

すっかりほんわか気分を味わって帰途についたのでした。
フジ子さんってたくさんの猫たちに囲まれて静かに絵を描いたり刺繍をしたり、、、なのでしょうねぇ～なんて考えながら、、、

そして帰宅してみると、
やってましたやってました！！これぞ現実！！

ゴゴゴゴゴゴゴォ～～～～～～～～～～～～

ドリルで心臓まで穴があいてしまいそうな音
はぁ～～～仕方ない！私はセキセイインコのぴよちゃんと一緒に騒音の中の暮らし？

マンションの外壁なんて、外壁なんて、、
完璧でなくってもいい！！少し乱れていた方が「粋」なのにねぇ？

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フジ子・ヘミングのコンサートについて書いています。

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