最高のお客さま

曇り空ではあるけれどそれほど暑くはない、朝から「ガイド日和だ！」って思った。
今日は以前にもご紹介した横浜の観光スポット周遊バス「あかいくつ」にボランティアガイドとして乗車することになっていた約一ヶ月ぶりのガイド！張り切って家を出た。

今日で４回目でしょうか？すっかり慣れてきた。
コースも十分に把握しているし、所要時間もわかる。要領よくあそこまではこのくらいの説明が入れられる、、、なんて考えながら説明もほとんど頭に入っていた
これって普通で考えると、良いことのようにも思える。でもガイドをしながら自問自答・・・

最初はもっと必死だったはず！でもその一生懸命さがお客さまに伝わって、評価されていたのでは？
今日はその６０パーセントのエネルギーでできてしまっている。これってどうなのだろう

そういえば、お客さまの反応も冷静なような気もする・・・・・
なんてモヤモヤしながらガイドをする中、最後の復路で予想もしていなかった素敵なことが起きた

大桟橋から５歳くらいのかわいらしい女の子とそのお母さまが乗ってこられた
バスは混んでいたので座ることができず、私のそばで女の子もしっかり立って話を聞いてくれる。

今度の日曜日に花火大会があることを話すと、
「前にパパも一緒に来たね」ってお母さんに言っている。
先月オープンしたばかりの温浴施設「万葉倶楽部」について説明すると、
「おふろなの？」って私にたずねる。
今週末からパシフィコ横浜で恐竜展が始まることを話すと、
「恐竜こわ～～い」なんて、、、なんともかわいいレスをしてくれる。

ガイドをしていて嬉しいことって、やっぱりお客さまからの反応なんですよね。
女の子は「みなとみらい駅」のところでバスを降りると私に向かって手を振ってくれた
とってもステキな笑顔でそれはまるで私に向かって「ガンバッテネ」って言ってくれているかのようで、私も思わず見えなくなるまで手を振っていた。

そうだ！私は同じルートを何度もガイドするけれど、彼女にとっては１度だけのガイドだったんだ
いくら慣れてしまってもいつもちがうお客さま、、、１度だけのお客さまなんだって、、、その女の子が教えてくれたような気がした

ボランティアっていろいろ大変なこともあるけれど・・・
こんな「ステキな出会い」があるからやめられないんだなぁ～って思いながら、すっかり元気になって帰途についたのでした

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