こころラボ

楽しく幸せなこころを育てる実験

必要なものは必要な時にやってくる

2019-07-15 08:31:59 | 日記
先日、出先で書店に立ち寄り
ふと読みたいな~と思って買った本

 日明恩(たちもりめぐみ)著「ギフト」

元刑事と死者が見える少年のお話です。
映画「シックスセンス」みたいだな~と思いましたが
本の中でも「シックスセンス」出てきます。

物語もよかったのですが(終章の「土」で泣きそうになった)
書かれていたことが
「もや~っとするけどどうしていいかわからない」という
ここ最近のわたしのいらだちの解決策を示してくれました。

ある人に対してなんだかイラっとする。
その人は性格もよくて仕事もできる人なんだけど
わたしの中に
その人と張り合う気持ち
褒められたい気持ち
役に立ちたい気持ち
なにかしなくちゃ申し訳ないという罪悪感があるせいで
負けまいとして
その言葉や態度に反応してしまうんだろうな
ということはうっすらわかってた。

でもイライラする。
「これをどうしたらいいんだ~(キィー!)」

それをほどいてくれたのが
「ギフト」の中の「自惚れ鏡」という話。
キーワードは 余裕

この言葉を見た途端、心の中の塊がシュ~ッと溶けました。

あの人はあの人の理想を目指して一生懸命やってるんだ。
わたしよりも人生経験の少ない人に対抗意識燃やして
なにやってんだわたし…。
全然、余裕がないじゃん。


この本を読んだ後(だったかな)
美塾主宰の内田さんのブログを読んだんですね。
55歳以上対象のGrand Bijukuというイベントの報告。
その中で言ってたこと。

 「男性と女性だったら、
 どちらが愛により深く、
 実際に取り組んでこられたと
 思いますか?」

 もちろん個人差もありますし、
 愛情深い男性もいらっしゃいますが、
 おそらく「女性」ではないでしょうか?

 次に、

 「年の若い方と、
 年を重ねられた方、
 どちらが愛により深く、
 実際に取り組んでこられたと
 思いますか?」

 こちらも個人差はあるかと思いますが、
 おそらく
 「年を重ねられた方」
 ではないでしょうか?



そう、わたしにはわたしだけの経験と知恵がある。
いまだに愛されているという実感はなくても
愛されたい、愛したいと思って
長いことじたばたして、一生懸命考えて取り組んできた。

自分の中にその積み重ねは確実にある。
だから、焦らなくたって
自分の良さを証明しようとしなくたっていいんだよ~
と思えた。

じたばたしながらも
今のわたしにたどりついたからこそ
ふと「ギフト」という本を買って
美塾のブログを目にして
それらがつながって
自分の中ですとんと腑に落ちたんだ。

憑き物が落ちたみたいになった。

これからも心のアップダウンはあるのだろうけど
ひとつまた楽になったできごとでした。


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