難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の「難聴者らしい」こと。

2011年05月30日 07時03分29秒 | 難聴一般
いろいろな難聴者と話す機会があったが、その人たちはとにかくも自分は聞こえないということを自覚している。しかし、その対応方法はまちまちだ。
例えば、補聴器のハウリングの話題になるとみな他人に指摘されるまで気がつかずに「恥ずかしい」と思った体験は持っている。中にはしょうがないじゃんかという人もいれば、困るんだよねという人もいる。
健聴者みたいに話すと間髪を入れずに反応してくる人工内耳装用者もいれば、首を傾げるので筆談ボードに書く人もいる。ろう者に近い手話を使う難聴者もいる。こうした難聴者が一緒にいるところで交流していれば自ずと自分以外の難聴者とのコミュニケーション方法が身につく。

話が行き違いながら、相手によってコミュニケーション方法を変えながら対応していくというのは難聴者「らしい」ところではないか。単に難聴者に多様なコミュニケーション方法があるというだけでなく、自然にそれに対応した方法で話をすること、スマイルで終わるコミュニケーションもあることなどが「らしい」。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーー
可能性に挑んだ聴覚障害者: ろう者・難聴者50年のあゆみ
ろう者・難聴者・中途失聴者たちは、障害と人生にどう向き合ってきたか。この50年を働きざかりで生きた人々が綴る、人生とみみより会活動。どのように働き、家庭をもち、社会的自立をとげたか...一人ひとりの人生が、日本の聴覚障害者史に新しいページを拓く快挙だった。

http://bit.ly/iFdnI7

最新の画像もっと見る

コメントを投稿