Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「シェー!」って何ザンス? その2

2008年10月09日 | 羽沢組的怪獣見聞録
正調の「シェー!」って?

 皆さんは「シェー」をする時、どんなポーズをしますか?
 マンガのイヤミのような「シェー」は、人間の人体構造からすれば、かなり関節が柔らかくないと難しいものです。昨日も書きましたが、マンガの中では、まっすぐ上にあげた手は手首から直覚に頭側に曲げ、もう一方の手は胸元で手のひらを顔に向けます。あげる方の足は膝から垂直以上に上にあげ、下の足は爪先立ちです。

 ブームの頃、テレビや雑誌等で多くのタレントが披露していたりしていましたが、もちろんイヤミのようなシェーではありません。あげた手は曲線になってるし、もう一方の手は胸ではなくお腹に位置していたりしています。足はと言うと、右手が上の時でも右足が上だったり、左足が上だったりと統一されていません。それ以前にあげる手が左右両方のパターンがあります。
 ゴジラファンにとっては『怪獣大戦』の宣材写真でご存知かと思いますが、出演された宝田明さんや水野久美さんも劇中衣装で「シェー!」をしております。

 一体、正調の「シェー」はどうなんでしょう?
 実は統一ってあるようでないみたいです。マンガでもイヤミはもちろん他の赤塚キャラも左右両方のパターンがあります。右手が上の時は右足が上、左手が上の時は左足が上……そう思われがちですが、マンガでもごくまれにそのパターンと逆の時もあるようです。いくつか探ってみたら赤塚先生自身の「シェー」の写真でもそういうのがありました。
 先生もあまり気にされなかったのかもしれませんね。左右どちらが上だとか、あげる方の手足の左右をそろえるだとか、手の位置や角度だとか、決めなくて良いものなのでしょう。
 考える必要はなさそうです。第一、ギャグひとつにいろいろと理屈をこねる事自体、センスのない事ですね。「ギャグなんだから面白ければいいじゃないか」……と言われそうです。
 反省。
 でもあとちょっとだけ。明日はゴジラの「シェー」の事を書くザンス。

▲弊社商品「大戦争ゴジラ」の宣材写真のNG。商品ではなく、彩色サンプルの時のものです。
 あげる手足の左右が揃っていません。そのため使用していませんでした。
 でも「シェー」としては、ある意味なんでもありと言えます。
 だからこれでも間違いじゃないと言えばそうなるのかもしれませんね。


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