Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

GMKゴジラ雑感 その1

2007年10月05日 | 羽沢組的怪獣見聞録
はじめは違和感が合ったけど……

 今日はGMKゴジラについて思う事を書きます。
 GMKゴジラの雛形の写真を初めて見たのは制作発表の翌日の新聞でした。黒目がなく、それまでのゴジラに比べて恐竜を思わせるようなスタイルには驚きました。『ゴジラ2000ミレニアム』の公開前に富山プロデューサー(当時)がイベントだったか本のインタビューで「ゴジラは少なくとも3作はこれ(ミレゴジスーツ)でいく」とおっしゃっていたので、この雛形への驚きはさらに増したのです。
 私は当時ミレゴジそのものはかっこいいと思っていたし、『ゴジラ×メガギラス』でも同タイプのスーツでしたので、当然次の映画もこれで行くものと思っていました。
 それが大きく変わった外見のゴジラです。ミレゴジに新しさを感じていただけに、GMKゴジラに感じる昭和の雰囲気にとまどったのは確かです。

 そして劇中のスーツ。雛形とは若干スタイルがかわりましたが、ずっしりした印象で、やはり全体のバランスは昭和を感じさせます。厚底の足、恐竜っぽい背びれ、長いツメ、より大きい犬歯等かなり個性の強いゴジラです。一番の違和感はやはり黒目がない事です。
 正直に言って一回目の映画を見た時は完全にはその違和感は払拭できませんでした。二度三度見るうちに不思議なもので、だんだん慣れてくるのです。そして発売されたムック等を見ていくうちに当然のゴジラとしてとらえている自分に気がつきました。
 おそらくは映画作品としてのテーマだったりストーリー等にマッチしている外見と言う事なのでしょう。劇中のゴジラの存在意義が今までにないあり方だったという点が一番の理由なのかも知れません。
 金子監督と言うとどうしても私はガメラの印象が強いので、映画を見る前まではいつもより重い感じのストーリーになるのかな…と想像していました。確かにそうでした。だからこそこのGMKの造型が合っていたのでしょう。

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