Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その34

2007年10月15日 | 制作裏話
バージョン名の決定について Part.2

 Gメモリーズセレクションのバージョン名を決める上で、もう一つポイントがあります。
 これまで「キンゴジ」「デスゴジ」「ミレゴジ」「GMKゴジラ」の4つを発売してきました。この4つそれぞれは、バージョン名の決め方に違いがあるのです。それぞれに決める上でのテーマを考えました。
 弊社初のソフビである「キンゴジ」は、成型色や彩色塗装を中心とした全体の色で決めました。購入者の皆さんに覚えてもらいやすくしたかったためです。「グレー」「グリーン」から始まって「クリアグリーン」まで続け、シリーズの中での「キンゴジ」の基本色として「スタンダードカラー」を今年の夏から発売を開始しました。
 次の「デスゴジ」は以前にもお知らせしているように「デスゴジ・カラバリ計画」として、劇中で見られるイメージという枠を設け、それを色で表現すべく決めています。同じ系統の色も当然考えられるため「バーニング~」「シャイニング~」等デスゴジのイメージに合うフレーズを色に加えて名付けて発売したものが多くなりました。
 今年から発売を開始した「ミレゴジ」は、ネーミングそのものは色の名前が中心ですが、内容面でイメージさせるシチュエーションを考えてのネーミングなのです。「スタンダード」は着ぐるみをイメージし、「グリーン」は多くのゴジラファンの持つカラーイメージ、「ブルー」は対メガギラス戦のポスターイメージ、「ファイアー」は劇中ラストシーン&実写ポスターのイメージです。
 そして今夏から発売の「GMKゴジラ」は今までの3つよりさらに具体的に劇中のシーンにこだわってそのイメージを色として表現する事になりました。「ブラック」はGMKゴジラの持つ全体像としてのカラーイメージ、「箱根決戦」はその名の通り劇中の箱根での戦いのイメージです。次のカラバリもそのパターンですし、まだもう一つ企画を考えています。


?「ミレゴジ」3作。左から「スタンダードカラー」「グリーンバージョン」「ブルーバージョン」。
 実はこの「ブルーバージョン」は「メガギラス戦バージョン」もしくは他の名前を考えていました。しかし、劇中ゴジラの着ぐるみスーツは流用しているとは言え、対メガギラスは本来「ミレゴジ」ではなく「ギラゴジ」です。ここでの商品はあくまで「ミレゴジ」なので、ややこしくなって混乱させてはならないと判断してシンプルに「ブルーバージョン」としたのでした。
 この3つの他に「ファイアーバージョン」も含めて計4種類、ミレゴジは現在発売中です。


(08.4.7更新)
 「ミレゴジ ブルーバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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