Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その33

2007年10月13日 | 制作裏話
バージョン名の決定について Part.1

 ソフビ・Gメモリーズセレクションのシリーズには、「○○バージョン」や「○○カラー」等と全てバージョン名がついています。今日はどうやってそれ名付けているかの話をしましょう。
 別に自由に付けているだけじゃん…と思われるかも知れませんが、100%そうではありません。ゴジラである以上バージョン名も弊社の場合は東宝さんに事前にお知らせし、許可をいただいています。
 ソフビの場合、バージョン名云々についての考え方や仕様はメーカーさんによって様々です。弊社とは違い、ひとつひとつバージョン名をつけずにいくつかのカラバリを発売されているところもあれば、「第一期」「第二期」…とつけられているところもあるようです。
 Gメモリーズセレクションは他社さんよりは比較的短期間にカラバリを発売しているため、購入者の皆さんが混乱しないようにというのがバージョン名を付けている一番の理由です。
 そのネーミングの仕方は様々です。
1 商品のカラーリング(成型色や塗装イメージ)
  例としては「グリーンバージョン」「ブルーバージョン」等。
2 劇中の着ぐるみスーツやスチール写真に近い色
  基本としては「スタンダードカラー」と命名しています。
3 劇中で見られるイメージやシチュエーション
  例としては「ファイアーバージョン」「箱根決戦バージョン」等。
4 13を混合させた意味合いでの命名
  例としては「バーニングオレンジ」「ゴールドファイアー」等。
 また1でのクリア成型の商品の場合、ラメを入れる時と入れない時の両方を企画した場合、入れる方を「シャイニング○○」、入れない方を「クリア○○」と区別かするつもりでネーミングしています。
 ですから弊社の場合は全てのバージョン名に意味や仕様の意図を入れているのです。
 ただ違うゴジラでバージョン名が同じになってしまう場合もあります。もちろん全てのお客さんが一目見ても理解していただけない事もあって、混乱させてしまったケースもたまにあるみたいなので、できる限りそうならないようにこれからもその辺も意識してネーミングするようにしたいと思っています。
 そして、どうせつける名前ならかっこいい名前にしたいとも思っています。可能な範囲でその辺もちょっぴり意識はしているつもりです。

?クリア成型のデスゴジ3つを並べてみました。左から「シャイニングオレンジ」(完売)
「クリアレッド」(発売中)「シャイニングレッド」(完売)


(2008.2.26更新)
「デスゴジ クリアレッド」は完売しました。ありがとうございました。

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