タイトルは、家族の木ではなく、
原題からすると「子孫」らしいよ。
終始、苦悩に満ちた、戸惑い、怒りを抑えたジョージ・クルーニです。
浮気をしてたあげく植物人間になってしまった妻に、
家庭を省みなかった自分に、
手に負えない思春期の娘たちに、
難しい決断を迫られる土地問題に、
それに妻の死を家族でどう迎えるかに。
「なんで自分なんだ」とうらみつつ、
今さら、自暴自棄になることもできず、
日々を問題をこなしていくしかない。
ハワイの自然は美しく、楽園のようだけど、
BGMのアロハは、常に悲哀に満ちたメロディ。
他人から語られる妻は、どんな人だったんだろう。
語る人によって光があたる側面が違って、まるで別人のよう。
一言で語り尽くされる人なんていないだろうな。
やはり妻への別れの言葉。
散々悪態をついた後、
「さようなら、僕の苦しみ、僕の喜び」
本当だなって、泣けました。
最初に、家族をハワイ諸島になぞらえて、
寄り集まっているだけで、一人一人は独立していると言っていたけども、
最後に、ひとつの毛布に足をつっこんでアイスを分け合いながら、
無言でテレビを観るなにげない姿に、
血はつながっているけども、実際は地続きではない家族は、
なにかを乗り越えて、なにかを共有する家族になるんだなと。
ハワイの明るい光と、現実問題の暗い影。
押し付けがましくない演出でとてもよい映画でした。
原題からすると「子孫」らしいよ。
終始、苦悩に満ちた、戸惑い、怒りを抑えたジョージ・クルーニです。
浮気をしてたあげく植物人間になってしまった妻に、
家庭を省みなかった自分に、
手に負えない思春期の娘たちに、
難しい決断を迫られる土地問題に、
それに妻の死を家族でどう迎えるかに。
「なんで自分なんだ」とうらみつつ、
今さら、自暴自棄になることもできず、
日々を問題をこなしていくしかない。
ハワイの自然は美しく、楽園のようだけど、
BGMのアロハは、常に悲哀に満ちたメロディ。
他人から語られる妻は、どんな人だったんだろう。
語る人によって光があたる側面が違って、まるで別人のよう。
一言で語り尽くされる人なんていないだろうな。
やはり妻への別れの言葉。
散々悪態をついた後、
「さようなら、僕の苦しみ、僕の喜び」
本当だなって、泣けました。
最初に、家族をハワイ諸島になぞらえて、
寄り集まっているだけで、一人一人は独立していると言っていたけども、
最後に、ひとつの毛布に足をつっこんでアイスを分け合いながら、
無言でテレビを観るなにげない姿に、
血はつながっているけども、実際は地続きではない家族は、
なにかを乗り越えて、なにかを共有する家族になるんだなと。
ハワイの明るい光と、現実問題の暗い影。
押し付けがましくない演出でとてもよい映画でした。