HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

式年遷宮が続いていることで伊勢は伊勢であり続けられるのかも

2013-02-23 22:38:53 | お木曳き・式年遷宮
最近中学校の同窓会をして
昨日の白石持ちの会議に出席して
本日祭りやイベント町の様子等を映像で長年撮り続けているNPO知人のN氏と電話で話をしていて
数年前のお木曳のことを思い出して…。

ここ、数か月でいろいろ考えるところがありました。

式年遷宮が20年に一度の理由は伝統継承や風水のことであったり、いろいろ言われていますが…。

もっと民衆の視点で考えてみます。

数年前のお木曳を出来るだけたくさん、町衆のお木曳を見ました。
その中で若者の生き生きした姿。
結婚していなかったら、私あの団の男の人と結婚したいかも…。などと(人視点でなく、団単位で見てしまう…)考えながら見学。

と、そんな風に祭りを見ていた人は私だけでなかったはず。
ここで、男女の出会いがあるわけで、結婚した数年後のお白石持ちで、子ども木遣りに子どもがでているかもしれません。
絶対ありましたよね?この前のお木曳で出会ったカップル→そして結婚。

そして、お白石持ちのこの年。
ビックリするくらい、外宮前をはじめ、伊勢市内ではたくさんお店やら宿泊施設が新しく建てらたり、改装されたりしています。
それに伴い、就職場所も徐々に増えてきているように感じます。

そして最近、遠方に就職していた同級生が続々と地元伊勢に帰ってきたり、帰ってきたいという声を聞きます。
確かに、就職のチャンスは今かもしれません。

そう思うと、遠くに行ってしまった伊勢の若者を戻すチャンスが遷宮でもあります。

お木曳や白石持ちの民衆行事で出会いが生まれて子孫繁栄が促され、20年に一度の遷宮を機に、経済がまわり、新しいものが流れて、人が戻ってくる。

それらが必ず20年に一度やってくる伊勢。
そんな遷宮が続く以上、伊勢は伊勢であり続けることが出来るのかもしれません。

伊勢神宮とは、伊勢市民にとって、そんなことも含めてとても重要な存在なのだと改めて感じました。

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