HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

初穂曳でサポート隊参上!

2010-10-15 23:07:55 | お木曳き・式年遷宮
10月15日外宮領の16日は内宮量の神嘗祭(かんなめさい)。
神嘗祭とは、神様に新穀を奉げる行事であり、年間1500あまりある神宮の祭りのなかで、最も重要なもの。神宮にとっては正月にあたります。

その神嘗祭に、神領民と呼ばれる伊勢市民たちは、初穂曳と言って、今年獲れたお米を納める行事を外宮(陸曳)内宮(川曳)それぞれでおこなわれます。

その外宮領の初穂曳では、「特別神領民」と言って、伊勢市民ではないけれど、今日一日だけ、伊勢市民となって祭りに参加しますっ!って方が、全国からたくさんいらっしゃいます。

お木曳の一日神領民のときと同じですね。

あの時もお木曳二年次から始まった、サポート隊。今も続いていて、毎年の初穂曳にサポート隊が集ってきます。まさに同窓会のように…(笑)
懐かしい顔ぶれが集り、なんだか熱い想いが…。

祭り好きな私は、お木曳車を曳いて練って、跳ねて飛んで、暴れて…って時代も有りましたが、それも楽しいですのですが、最近は誰かがしなくてはいけない「おもてなし」をするこがとてもやりがい感じています。

だから、すっかり跳ねたり、飛んだり、暴れたり…なんてことしないのは、決して歳のせいではありません。
ありませんからねっ!

というわけで、15日の外宮領陸曳においての4番車が特別神領民の車。
高齢の参加者や、お木曳車を曳いたことない人など、始めての方々がケガをしたり、体調をくずしたり、なにかあったとき、いや、何かある前にサポート隊の私たちが察知して未然に防ぐという役割なのです。
私は、一応、4番車のサポートリーダーを仰せつかった。
今年は、伊勢市民病院の看護師さんも一緒なので、心強いです。

さて、4番車出発!という、まさにその瞬間。
私の携帯に電話。

取ってみると、祭りの事務局友人から
「前の3番車でコケて頭打った人が●●で休んでいる。車いすと看護師さん連れて、行って」

さ、3番車って地元衆の車だから、確かに練ったりするけど、みんなそれを分かって、気をつけているし、市民以外はいないんじゃ?と思って、走って現場へ。

いました。元気そうですが、まさに頭打った人が…。
県外の方でした。
看護師さんに見てもらって、大丈夫そうだけど、頭ってこともあって、近くの病院まで車いすに乗ってもらい、同行。

病院で必要なことを済ませて、まつりの事務局へ連絡・報告し、看護師さんにしばらくついてもらって、私はさらにけが人が出るかもしれない4番車へ戻りました。

すでに4番車は、サポート隊が綱の両脇について、参加者たちが安全に楽しんでいるかを見ながら、盛り上げてくれていました。

その後、4番車は無事、外宮へ初穂を奉納。
病院に運ばれた、3番車の方は調べてもらったところ、問題もなく、病院を後にしたということで、ホッ。

4番車はサポート隊のみなさんが目配り、気配り、心配りをしてくれたおかげで、けが人もなく、みなさん、初穂曳を楽しんでいただけたと思います。
お疲れ様、ありがとうございました。

来年の初穂曳も何事もなく、みなさんが無事伊勢志摩で良い思い出をつくってくれますように。