ハルムの動く日記

「はるむ職品工房」子狐はるむの日記というかアニメ・特撮メインの感想及びツッコミ。休止期間を抜けてぼちぼち再開中。

「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」13話(最終話)「時をかけるお雛さま~どれみのないしょ~」

2004年12月13日 | おジャ魔女どれみナ・イ・ショ
 CS、PPVにて視聴。

 ひなまつりが近いある日、おひなさまを早く出して、と父にせがむどれみをこっそり訪ねてきた奇妙な少女(渡辺久美子)。ピンクの髪の、おっちょこちょいな娘。
 一方、3月3日が誕生日で毎年バースディコンサートだというおんぷに、ももこ、あいこ、はづきは今夜早めのバースディ&ひなまつりパーティーを企画する。

 今回はテンポと細かいギャグが最高にイイ! 
 隠れて様子をうかがいつつもドジで見つかりそうになると「ニャー」とごまかす声に、「猫?」「猫だね」「猫だよ」とツッコむルーチンギャグ!
 朝、遅れて来たどれみとぽっぷに、パーティーのコトを「じゃ、そういうコトで!」としか伝えないルーチンギャグ!
 他にも台詞の掛け合いのテンポが抜群っスよ!!

 そしてピンクの髪の娘は、どれみの前に姿を現す。
(以下、ネタバレのため白文字表記します。範囲選択などで読んで下され。あ、今回もオイラ涙しちゃいましたよ。)

 彼女の名はふぁみ。好きな食べ物はステーキ。おばあちゃんっ娘で、魔法を信じてる。
これも、「もう一人のどれみ」。
 サブタイトルからもうバレバレな、未来から来たどれみの孫娘(なんと未来では給食にステーキが!!)。
 「ま・・!ま・・・!」と言われてうろたえたり、「MAHO堂!?」と驚いたりするふぁみは、未来から魔法でやって来た来た魔女見習い。
 おばあちゃんから魔女や魔女界のことを聞いていて、魔女を目指してMAHO堂に行きついたであろう、どれみの後継者。

「おばあちゃんに、「本当に魔女っているんだよ」って教えてあげたくて来たんだよ」
と、どれみの魔女姿を見てつぶやくふぁみ。

 おばあちゃんに「ひさしぶり」に会いに来たふぁみ。
 
 ひなまつりの飾り付けが終わって、どれみに、もう会えないおばあちゃんに、いつもの春風家流「おひなさまにお願いします。この一年、ふぁみちゃんが元気で幸せに過ごせますように」と頭をなでられるふぁみ。
 
 思わず、どれみに「おばあちゃん!」と抱きつく。泣き声でかすれ、おばあちゃんには届かない、その呼びかけ。

 想いは、家族を通して未来へと受け継がれていく。今回はそんなテーマ。

 魔女見習いになれなかった「もう一人のどれみ」の次は、魔女見習いとなった「もう一人のどれみ」の姿を提示して、この「ナ・イ・ショ」のシリーズは幕を引く。未来へと向かって。


 正直、TVシリーズラストで、「魔女にならない」ことを選択し、しかし魔女界と人間界の交流を目的として大人になったどれみ達が生きたハズの未来世界で、まだ魔女界との交流が大きくなっていない、ってのはちょっと寂しすぎないか、とも思ったが、ふぁみちゃんの魔女服姿を見るに及んで、そうじゃない、現状維持に近いけど、良き未来へと向かって進んでいるのだと考えられるようになった。
 まぁ、絶対的な王室が君臨する幸福な未来世界だったりしたら困るし(ってソレは「セーラームーン」だ)。そういや次期女王はハナちゃんか(汗)。

 ふぁみちゃんの声が渡辺久美子で、もうちょっと声質が若い方が、とはちょっと思う(汗)。
しかし、「ファミリー」と、どれみ的音階ネーミングのファ・ミを掛けたネーミングは絶妙だし、帽子を脱いで流れる髪は、たまにどれみがおだんごバラした時とソックリで、ハッとさせるいい効果。ずっと観てるヤツには分かる、みたいなクスグリがたまらん。いいキャラっス。

 しかし、高校生のどれみから始まった今シリーズ、とうとうどれみばあちゃんまで行っちゃいましたか(汗)。いい終幕だとは想うが、アレでしょ、やっぱ。まだ6年生の分あるんだから、もう1シリーズできるじゃん!!

しかし、どれみが名前を書いたという

おひなさまの台座のラクガキが、ウルトラサインに見えてしょうがない(笑)。

 さて、もうDVD3巻は手元にあるんで、また時間を作って(ながら見が出来ないシリーズだからなぁ)観て、ぼちぼち感想アップするっス。
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「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」12話「7人目の魔女見習い~のんちゃんのないしょ~」

2004年12月02日 | おジャ魔女どれみナ・イ・ショ
 CS、PPVにて視聴。

 病院のベッドで呪文を唱える女の子、のぞみ(川田妙子)。「魔女よ、現れよ!」と指さしたドアが開いて入ってきたのは、しおりちゃんのお見舞いにやってきて部屋を間違えたどれみだった。

 魔女を研究し、魔女になりたいと願うのんちゃん。ベッドの横の本棚には魔女関連の本がズラリ。どれみは「あ、私が持ってる本もある!」と。
 どれみは元々、魔女に憧れる魔女マニア少女だったのを思い出して欲しい。
しかし、その本棚に「マキハタヤマリカ」とか「リカの占い」なんて本もあって・・・マジョリカ、本出してたのか(汗)

 そしてのんちゃん「魔法グッズのお店、MAHO堂のオーナーって、魔女だと思わない?」とマジョリカの正体を小学二年の時に看破していた事をささやく。
 そう。彼女はもう一人のどれみ。病気で入院しなければ、もしかしてどれみより先にマジョリカを魔女ガエルにしていたかもしれない、ifの魔女見習い。

 他の魔女見習いの誰よりも、どれみに近い存在。そののんちゃんのために、どれみは行動を起こす。

 ここからは先入観無しで観て欲しいので、白文字表記にします(まさに「ナ・イ・ショ」(汗))。ただ、オイラの感想は「どれみ」の原点の物語であり、高評価だという事を記しておきます。

どれみは、推察力の高いのんちゃんが退院してきたら魔女見習いであるということを見破られてしまう、という名目で、のんちゃんも魔女見習いの仲間にしてよ!とマジョリカに女王様への口添えを頼む。

 卑怯だ。実に卑怯だ。
「過去の物語」である「ナ・イ・ショ」のシリーズで、彼女がどれみの仲間として魔女見習いの新メンバーになれないことを、我々は知っている。
 なのに、どれみは、はりきってのんちゃんを魔女見習いにしてあげるべく頑張る。
そして、不安を暗示する、のんちゃんの無菌室への転室。

 無菌室から戻ったのんちゃんは、気弱になって「魔法って本当にあるのかな・・・」とつぶやく。どれみは夜中に魔女服で訪問し、ぽっぷも含めた他のメンバーの隠れた助力で、のんちゃんを緑色(まさに新メンバーっぽい配色)の魔女に仕立て上げる。魔法(実際は他のおジャ魔女達の)で、同室の入院患者の子らの願いを次々と叶えてあげるのんちゃん。

 幸せな一夜。

 正体を知らせた後も、どれみのお見舞いは続く。

 そして、マジョリカから待望の、女王様直々の謁見許可の知らせが。
だが次の日、積もった雪の中、学校から(それをのんちゃんに伝えるべく、あわてて)帰るどれみを、どれみの家の前で待つのんちゃんのお母さん。
 そういえば、のんちゃんは調子が悪いと言ってはいなかったか。昨日から無菌室に移動していなかったか。
「のぞみは・・・今朝・・・」
 呆然とするどれみに、ずっと病室で「魔女修行のための神経衰弱」に使っていたトランプが差し出される。
「これ、貰ってくれる?」
ハッとするどれみ。

 理解する。理解してしまう。ハッキリと言葉に出さずに、でもどれみと我々は理解してしまう。

のぞみにはたくさんの宝物を貰い、そしてのぞみにも宝物をいっぱい持たせてあげられたと言うお母さん。
「どれみちゃんと友達になれた事も、のぞみの大切な宝物になったと思う」

「友達の悲しい顔を見るのは、苦手な子だったから」というお母さんに、元気になったらお母さんと雪合戦したいとのんちゃんが言ってたのを聞いていたどれみは泣きじゃくりながら言う。
「雪合戦やろうよ」

 そして始まる、泣きながらの「楽しげな」雪合戦。

エンディングテーマもTVシリーズの静かな曲で、このシーンにかぶさる。
 

 過去の番外編シリーズである「ナ・イ・ショ」ならではのドラマ。TVシリーズ中にはキツすぎてできないであろうドラマ。「運が悪い」だけの努力家、のんちゃん。

 先を知っている我々にとって、結末を予測するのは容易だ。いや、これほど容赦なくやってくれるとは思わなかったが。
 その予測された結末に向かって、予兆を感じさせるシーンで不安になり、楽しげな笑顔は悲しみへのブースターとなる。
 淡々としたラスト。それは、衝撃の必要のない、穏やかな着地点。

 泣いた。

 泣いたよ。

これは、もう一人のどれみ
もう一人の魔女見習いの物語である。
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「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」11話「バレンタインディ~はづきのないしょ~」

2004年11月18日 | おジャ魔女どれみナ・イ・ショ
 バレンタイン商戦に突入したMAHO堂。「勇気が出るチョコ」の生産に忙しい中、はづきが矢田君にはチョコをあげてない、というのが気になるどれみ達。マジカルステージで原因を探ると、小一の時に、その日が誕生日のはづきにバースデープレゼントを渡す矢田を、矢田にチョコを渡すはづきの姿を見る。だが他の女の子からのチョコを受け取らないために「チョコなんか大嫌いだ」と言ってしまってはづきと気まずくなってしまう矢田。
(後半白文字↓)
  そしてバレンタイン当日、MAHO堂で「勇気の出るチョコ」を買った女の子が勇気を出してチョコを渡すのを見たはづき。自分にも、勇気を・・・。放課後、MAHO堂へ急ぐもすでに完売。だがどれみ達がひとつ取っておいてくれた「勇気の出るチョコ」を手にしたはづきは、矢田を捜しに街へ駆け出す・・・

 バレンタインのドタバタが楽しいくすぐりとなって散りばめられててホント楽しい。玉木とか!小竹とか!
 こっそり裏口から「勇気の出るチョコ」を買いに来る矢田。彼にホモ疑惑が!

 お互いの気持ちを知っている二人。普段は仲が良く、だけどちょっとしたことで、開いてしまっている、距離。
 バレンタインチョコはきっかけを作るツール。だけど、バースディと重なってしまったことで生まれる、ちょっとした段差。優しさが作り出してしまった、ちょっとした壁。
(以降白文字↓)
 2月14日の放課後、はづきは矢田を捜し、矢田ははづきを捜していた。夕暮れの公園前でやっと会えた二人。同時に二人が差し出す。
 はづきは4年ぶりのチョコを。矢田は花束のバースディプレゼントを。
「勇気の出るチョコ」。はづきの勇気。そしてまた、矢田も「勇気の出るチョコ」を食べて、勇気を出して来たのだと。

 並んで歩き出す二人に、
私ゃもう、マジ泣き。
「勇気の出るチョコ」を軸に、皆が幸せになってくれる感動作でした。

 あ、小竹だけ幸せになってないか(汗)。

 あと、どれみ達の「あ~っ!こんなところに一個だけ「勇気の出るチョコ」が!」てな流れではづきにチョコを買わせようとする一芝居。他の3人が棒読み台詞なのにおんぷちゃんだけちゃんと芝居してるのがポイント高い。


 次回は入院中の、魔女に憧れる女の子の話。
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「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」10話「結婚の約束~幼なじみのないしょ~」

2004年11月12日 | おジャ魔女どれみナ・イ・ショ
 DVD待つのが辛抱たまらんようになってCSのペイパービューで金払って観てしまったのコトよ。

 大阪からいきなりやってきた、あいこの婚約者、有馬。一年生の頃の約束やんか~、とあの手この手で追い返そうとするあいこだが、実は有馬がこちらにやって来た本当の理由は・・・

 アホの有馬。有馬兵衛では無いらしい(笑)。
声はサエキトモ・・・ってあいこと二人で「アベノ橋魔法☆商店街」コンビやんか!!

 大阪であいこが住んでたのは天下茶屋やったんか。「爆裂天使」の大阪篇やないけど、イントネーションだけと違う、台詞の流れちゅーか、「ああ、大阪人やったらこない言うわ」みたいな言い回しがもうバッチリ! 有馬の母親なんかもうホンマに大阪のおばちゃん。

以下、たいしたコトは書いてないハズだが一応ネタバレ予防のため白文字↓

 謎のもも太郎侍も、またももこの新たな芸風。英語サムライに爆笑。

しかし、「ナイショ」3話で出たあいこが泳げなかった設定をまた引っ張り出して水泳勝負、ってのがまたアレですな。

 でもまぁ、大ファンだというおんぷよりもあいこを選んでしまう有馬は漢ですぜ!

ラストのオチに爆笑。ありえないハズの条件を出したあいこだったが・・・

 次回ははづきと矢田のバレンタイン! よっしゃどんと来い!
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「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」3話「泳いでナンボ!~あいこのないしょ~」

2004年11月12日 | おジャ魔女どれみナ・イ・ショ
 登校日のクラス対抗水泳大会で、やる気のない一組に喝を入れたおかげでリレーのアンカーに指名されてしまったあいこ。だが実はカナヅチだったあいこは、夏休みに猛特訓を行い、10mは泳げるようになるのだが・・・。

 あいこ主役だけにボケとツッコミ満載の、笑いと感動の傑作! 今回の設定のために過去エピソードへの苦しいフォローが入ったりするのがアレだが。

 今回も魔法はたいして役に立たないトコロで使う。マジカルステージまで発動して子供用のビニールプールって意味無いじゃん!てな感じ。(役に立たないのがいいんだが)

 水泳だけあって水着ですよ水着。はづきの、上がオレンジ下が黒っていうツートンカラーのワンピースがお素敵!
 そのはづきちゃん、実はスイミングスクールに通ってたことがあって地形対応:水中S!

 水泳大会では結局、あいこに代わってはづきがアンカーを務めることに。眼鏡を外し、決戦に臨む。眼鏡を外したはづきに萌えっスよ!
 ナニ? お前は眼鏡っ娘萌えじゃ無かったのかって?
やだなぁ、眼鏡っ娘じゃなきゃ眼鏡は外せないんですぜ?

 なんか肝心のトコロをほとんど書いてないような気もするが、この回はぜひ観てくれというコトで敢えて書くまい。
 でもホントにツッコミとか間とかバッチリだし、ホロリもあるよ、てな感じで。


 水泳大会だけに(汗)
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「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」2話「N.YのMAHO堂~ももこのないしょ~」

2004年11月12日 | おジャ魔女どれみナ・イ・ショ
 DVD2巻も買っちまったデスよ。 

 夏休み、ニューヨークに帰ってきたももこは、収録のために来てたおんぷと一緒にマジョモンローの店の跡へ訪れる。そこでももこは、バザーのためのブラウニー作りとニューヨークの玉木麗香ことメアリーの思い出話を始める。

 ニューヨークにも眼鏡っ娘2名! いやソレはええねんけど。

 素直になれない子の和解エピソード。「メアリーがどんなにいじわるでも、いじわるで仕返ししたら、ももこたちがいじわるな子になってしまうのよ」というマジョモンローのお言葉が胸にしみる。アメリカのイラク侵攻が・・・・ま、ええか。

 あ、松来未祐出てますな。
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「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」1話「波乱のサイクリング~男の子のないしょ~」

2004年11月12日 | おジャ魔女どれみナ・イ・ショ
(10/15分の過去日記です。ほとぼりが冷めたら日付移動します)

 DVD買っちゃったっスよ~。でも特典のペーパークラフトは不要ナリ。

 夏休みに富士山まで自転車旅行を計画する小竹たち男子。気になるくせに興味ないそぶりのどれみを、あいこ、はづきが引っ張り出して追跡する。トラブルだらけの道中に、調子に乗ってた小竹のリーダーシップが問われる。メシも食えずにキャンプする彼らに、どれみ達は高校生に変身し・・

 いやぁ、まさに「帰ってきました」っつー感じですよ! スバラC!
復帰1話目のメインが男子生徒という脇キャラだというのが「どれみ」らしくて良し。

 そんでもって「ドッカ~ン!」最終回で中学生になった姿を見せてくれたどれみが、今度は高校生の姿で、っつーのが久しぶりで会うコチラの身としてはもう泣けまする。
 ニューヨークへ行って留守のおんぷ、ももこを除いて無印三人組なのもイイ感じです。久々の身としては。
 しかし、バーベキューのメニューにタコヤキの串刺しっつーのはどうかと思うぞ、あいこっち。

 実は9月に箱根行ってきたトコロで、また劇中に箱根湯元の駅が出た時にはなんつーか、地続き感があってジンと来ましたわ。あの旅行の時にこのDVD持ってたらネタになったのにのぅ。

 予告も、ももこの英会話レッスンバージョン収録。チャリンコマッスィーンは英語じゃないぞ、あいこっち。

 メインストーリーのイベント篇をすすめなくていい分、「どれみ」の一番の持ち味であるクラスメイトエピソード、要するに魔法でスパッと解決するワケではない、考えさせられるじんわりエピソードばかりで進められる、っつーのが良い。今回ももちろんその路線。
 どうすることが必要なのか、何が大切だったのか。後味さわやかっシタよ。
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