ハルムの動く日記

「はるむ職品工房」子狐はるむの日記というかアニメ・特撮メインの感想及びツッコミ。休止期間を抜けてぼちぼち再開中。

「攻殻機動隊SAC 2ndGIG」12~15話

2004年12月18日 | 攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG
 「個別の11人」が発症し、様々なテロ行為を行った12人が集まり、ビルの屋上で声明を上げ、そして互いの首を斬り合った。残るは11人の死体。1人は、首相を襲った彼は不完全だった。そのキーは存在しない論評「個別の11人」。(12話)
 
 と、メインの話の後は、9課のメンバーのエピソード。
バズは、バズと寸分違わない義体となった昔の女に襲われ、(13話)
狙撃手サイトーは新米のメンバーに、ホラともつかぬ、素子との対決とスカウトの昔話を語る(14話)。

 そして15話は、タチコマのハナシ。主体が別のもうひとつのどこかに存在するような変な感じが、と主張するタチコマ。その折り、タチコマの開発者が亡命せんとする。彼との接触でタチコマ達が知った、もうひとつのどこか。それは・・・

 その回の、タチコマ会議(笑)での個別主義者論議での台詞で
「個を強調する割には、没個性的な人たちだとは思わないか?」

ソレは、アレですか? 

コミケではなぜみんな同じようなファッションなのかとかいう、初コミケ参戦者の感想みたいなもんですか?
 ・・・特化してしまってるのかのぅ。あるいは全く特化しないがゆえのベクトルゼロ方向なのか。
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「攻殻機動隊SAC 2ndGIG」11話「草迷宮」

2004年12月12日 | 攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG
 女性を襲うフル義体の男を撃ったトグサが主役の、義体差別を題材にした法廷劇(10話)をはさんで、11話は素子がまぎれこんだ「過去を預かる店」のエピソード。

 そこにあったのは二つの、子供のフル義体。男の子と女の子。飛行機事故で生き残った二人の、抜け殻。

 隣の、空になったベッドに向かって、唯一動かせる左手を使って折り鶴を折る男の子。医者が連れてきたフル義体の女の子も男の子に義体化を勧めるが、じゃあその手で折り鶴が折れるのか、と問う男の子。

 折り鶴を折ろうとする手元の動画が素晴らしい。めくれない、届かない・・少しずつ折れてきた・・・あ、破けてしまった・・。

 折れるようになってみせる、と言うも、それ以来現れなくなった女の子。その娘が隣のベッドの娘だと知って、フル義体になった男の子は、大学へサンプルとして寄贈されていた、その時の娘の義体を手に入れて自分の子供時代の義体と並べた。彼はその娘を今でも捜しているというが・・

 トグサに向けての、「俺なら(素子を)探し出せるぜ」というバトーの台詞。

 そして、素子が折った一羽の鶴。

ちょっとイイ話でした。

 この作品は、この時代ならではのギミックを使っての脚本づくりをしてるんで高評価ですわ。
うむ。SFしておる。
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「攻殻機動隊SAC 2ndGIG」9話「人間爆弾の恐怖」(嘘)

2004年12月10日 | 攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG
 6話でトグサが潜入した都地下の原子力発電所からの放射性物質の秘密輸送で(7話)、やっと独自に動き出して追っていた男を1課を使って抹殺され(8話)、と内庁の、口先三寸に特化した男、ゴーダ(声はハムスター館長、西田健)にペテンにかけられ続ける9課。
 素子は、彼の目的を探るべく、単独潜入、内庁の巨大端末「デカトンケイル」へ潜り、ゴーダの仮想人格と対話、「個別の11人」が難民蜂起を目的として彼が仕組んだシステムであることをつきとめる。
 一方、他のメンバーは、連続する人体(義体)自爆テロを追っていた。


 自爆犯の一人を少女と見てなだめようとするトグサと、その少女のあごを撃ち、ぐしゃぐしゃの奥歯から信管をひっぱり出すバトー。
「義体」であるからこそできる絵(コンテは岡村天斎)だが、それにしてもえげつない。相手はそれでも「人間」だというのに。
 しかし、その措置を取らなければ地下鉄構内で自爆していたワケで、それはまだ義体率の少ないトグサの甘さか。

 一般放送では切られるであろう、各話ラストに付く、世界観説明の実写コーナー。最初は前作の笑い男のコスプレしたよくわからんおねーさんが出てたんだが、7話分からなんと田中理恵が出演!
 9話では仮想人格について語るが、
「2004年の時点ですでに存在している。使い物にはならないけどな」なんてのたまってます。
ちぃ、おぼえた!」とか言ってたパソコン娘のくせに!(笑)
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「攻殻機動隊SAC 2ndGIG」5~6話

2004年12月07日 | 攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG
 戦争難民保護政策についての要求とともに届いた首相の暗殺予告。9課は首相の身辺警護を命じられた。予告状から読み解いた「個別の11人」から、某評論集の幻の11章、515事件を扱ったものが浮かび上がる。首相は守り通したものの、フル義体の犯人は取り逃す(5話)

 交通事故を偽装して始末された義体から得た情報をもとに、トグサは旧大戦で廃墟同然となった東京へと派遣される。そこでその義体の男、コタンを捜す女(林原めぐみ)と共に彼の足取りを追ううち、地下の放射能施設に行き当たる・・・(6話)

 傷痍難民、「個別の11人」といった今シリーズのキーワードが表に出て来だした感じ。

 壊滅した東京なんてぇのは、いかにも押井なイメージ。水没した内環七とか。ラストの巨大煙突と化したあの建築物には大ウケ。
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「攻殻機動隊SAC 2ndGIG」4話「天敵」

2004年11月29日 | 攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG
 AIサポート型の戦闘ヘリの演習中にパイロットが急死、だが電脳が生きていると判断したAIはパイロットを保護するために無人機を従えて独立危機排除行動に出た。ヘリを止めるため、9課はタチコマへ搭乗、作戦を開始する。

 タチコマの
「対戦車ヘリってボクたちの天敵みたいなもんだよね」
「バトーさん、バトーさん、ボクたちおなかが痛いんだけど、帰っていい?」
って台詞がなんだかイイですなあ。

 ヘリ対タチコマ戦もなかなかのアクションでやんした。
「地上に降りるな! ロックオンされたら終わりだ!」
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「攻殻機動隊SAC 2ndGIG」3話「猫目小僧」(嘘)

2004年11月25日 | 攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG
 どっかで見たような予告カードの怪盗CASH EYE・・・って、いいのか攻殻!そんなベタなネタで!!

 電子マネーのセキュリティに信用を置けず全てキャッシュで財産を保管している田所は、犯行を予告する怪盗に対し、9課の出動を要請する。だが犯行予告の当日は、その地下金庫のあるビルでセクサロイドを連れての趣味のパーティーが開かれる予定だった。

 タチコマ達の
「この人たちってエッチな人なの?」
「っていうより、趣味の人かな
イタタタタタタタ・・・・(汗)

 個人的には9課で使ってるアンドロイド達がエスコートされてきたのがなんだか嬉しい。アレ、結構好きなんだよな。
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「攻殻機動隊SAC 2ndGIG」1~2話

2004年11月23日 | 攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG
 CS、PPV(ペイパービュー)にて視聴。

 「個別の11人」と名乗るテロ組織の籠城。警察の部隊より早く、人質に犠牲を出さずに解決すれば以後の9課の活動と予算を認める密約を首相とかわした課長は、突入を指令する(1話「再起動」)

 電脳ハッキング、光学迷彩に素子のビル落ち、と「攻殻」の定番をとりあえずやりました、みたいな回。やっぱ素子のビル落ちは欠かせない・・・のか?

 
 2話は真実を隠して報道するテレビ局長のヘリパイロットの、暗殺計画の妄想と現実の混乱したハナシ。押井守が絡むとこうなる、みたいな。

 今シリーズの背景は、戦後の、難民の流入した社会で、思想やら社会やら理解に手間かかりそうな気配。

 とりあえず、1話ラストでタチコマ復活させときながら2話でサッパリ姿見せないのはシリーズ構成としてどうかと。
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