ハルムの動く日記

「はるむ職品工房」子狐はるむの日記というかアニメ・特撮メインの感想及びツッコミ。休止期間を抜けてぼちぼち再開中。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破」(ネタバレあり)

2009年06月28日 | 映画観ましたよ
繰り返す世界。そこに居る、前回を記憶しており、変えようとしている人物。刃物を握るメインヒロイン
そんな
「ひぐらしのなく頃に」



そして左回りのコーナーで威力を発揮するスニーカー!最新のCMでは地面も隆起するぜ、アキレス!!

メガネメガネ・・・・

それが「破」!(そんな切り口でいいのか)


初日の夜の回とレイトショーで2回立て続けに見てまいりました。
とりあえず劇場の売店でくじを売るのは順番待ちの列が長くなってよろしくないですぜ。
パンフだけ買った。ネタバレ禁止だから見るまで読むなとシールしてあった。開けたら(1回目観て、2回目観る前に読んだ)決定的なトコは袋とじにしてあった。いい仕事してはる。

そして内容はというと。
なんという「昭和歌謡大全集」。
というか「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」というか。

濃ゆい戦闘シーンなどで3回の、まさかの昭和名曲集。エンディングBGMの宇多田ヒカルがスカスカとしててもう(笑) 2回目と3回目は誰が歌ってたんですかのぅ? 声の出演の後ろのほうの人? 

そしてやっぱり「ひぐらしのなく頃に」というか「ビューティフル・ドリーマー」というか。

カヲル君の「今度こそ」の発言で、やはり2回目以降の世界だということに確信が持たれたわけです。
アスカがシンジにラブラブなのは加持との関係が無くなったからではなく前世のパラメータを引き継いでいるんじゃないかとか邪推してたり。レイもラブラブですな。監督の結婚生活の反映なのか?

トウジの「ハズレかいな」でフラグ回避を予期してちょいと泣きそうになったワタシ。

トウジといえば妹が初登場。今回はコアの中身に縁者が入ってるわけじゃないのか、ガンダムWばりに乗換えが発生してもう。セリフでも乗り換え容易だという説明が。

で、乗り換えたマリ様の「獣モード」を含めて、人を超え、獣を超え、今、神になる断空我!
なんというスパロボフラグ。ちょっと順番違うけど。

ロボといえばリボルテックで先に玩具が出た5号機。パンフによるとやはりアレは商業的な要請で出たもので、加持さんの台詞は
「(話題性を出すために使徒の番号を一つずつずらしたので宙に浮いてた)第三使徒
と(話題性と商品展開のために出さないといけなくなった)仮設5号機
の処理は終わりました(スタッフ的に)」ということか。

その加持さんと絡むのが新キャラ、眼鏡っ娘マリ様。アスカの立ち位置かと思いきや、加持の持ち駒として動いてるようである。ゼルエル戦では加持の代わりみたいになってたし。
 まぁそれも引っ掛けかもしれないが。序盤以外は状況証拠しかないし。

というわけでマリ様!
素晴らしすぎますマリ様!!
屋上シーンが最高ですにゃマリ様!!!
だが彼女のネタ振り、そしてツッコミ待ちに、悲しいかなシンジくんはツッコミきれない!
「あ、メガネメガネ・・・」(「横山やすしかい!」または「昭和のマンガか!」「をを、眼鏡っ娘の定番!」など)
「君、面白いね」(「キミほどやないわ」など)
ここにいるのが鈴原トウジだったらと思ったヨ。ホンマに。

まぁそんな妄想以外の(っていうかオイラはそう信じてるが)、人生楽しもうっぷりも含めて、もう萌えまくりですにゃ。っていうか、即売会とかによくいるよね、こんな娘。
 そんなわけで、オイラ的にはマリ様は「一歩引いた猪名川由宇」 こみパですにゃ。

即売会といえば、アスカのテストプラグスーツはヤバげですな。コミケで再現すると更衣室出口で止められるとしても、コスプレCD-ROMとかで大変なことになりそうな気がする。
 っていうか今回アスカはどんだけエロス担当なのかと。

この劇場版は前世よりリリカルな展開で、そして平均30パーセントくらい各キャラ幸せ度が増しているというか不幸度が減っているというか。
 でも前回の予告などで構えたほど、実は変わっていなかったり。

使徒に乗っ取られた3号機。初号機はダミーシステムで操作され、シンジの友達が乗るエントリープラグを破壊する。
最強の使徒ゼルエルの襲来に、2号機と零号機が立ち向かうも・・・
エヴァ、獣のような姿になってゼルエルに立ち向かう

アスカ、搭乗していたエヴァをバラバラにされてリタイア
綾波、使徒に吸収を試みられ零号機は失われる

立ち位置を変えてイベントを整理したら立っていたフラグが消えたり、別のところで立ったりした、という程度。だがそれが面白い。

そして色々な「行動」の結果、レイ絡みのところが結果的に変わってきている。
 しかし、流れとしては男の戦いまでだと思ったら最後のシ者のアタマまで行ってしまってるのは驚いた。

そしてゼルエルの色っぽさに悩殺された(爆)

使徒といえば鬼頭莫宏がデザインに参加。アレかな?と思ってパンフ読むとやっぱり第三使徒だった。

綾波がポニョっていうか、ポニョが綾波だったということに気づく。
金魚鉢のなかで育てられた娘が男の子と恋をして男親から離れていく話か。そういえば。

あと、気になった点を少々。

加持さんの報告でマルドゥック機関が消滅だとか言ってたので、クラス全員エヴァ搭乗者候補はナシか。もうマリ様も出てるし。

6号機(Mark6)の素材は紫っぽかったがやっぱり中身は前世の初号機なのか。

んでカヲルくんが「はじめまして、お父さん」と言ってたが
1.「はじめまして、シンジくんのお父さん」
2.「はじめまして、お義父さん。シンジくんをボクに下さい」
3.「実はボクがシンジです」
4.「実はボクのお父さんは冬月さんです」
果たして!?

たぶん2。

予告で8号機とか言ってたが、やはりマリ様の機体なのか? 
それともマリ様自体が自律型のエヴァ7号機なのか? バスターマシンな感じで!!
そうすると8号機のパイロットは予告で全てをかっさらって行ったあの人か。

次回予告は場内大爆笑でした。マジで。


謎解き要素はあるけど少なめで、別ルートのエヴァを楽しめる、そんないい映画でした。
てなわけで、一部場面のCG臭さによる画面のゆるみのマイナス点を入れてオススメ度は★★★★。

時々エヴァの腹がたるんでるような場面があるんだよなぁ。
コメント (2)
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