ハルムの動く日記

「はるむ職品工房」子狐はるむの日記というかアニメ・特撮メインの感想及びツッコミ。休止期間を抜けてぼちぼち再開中。

小川一水「時砂の王」

2008年01月10日 | 読書しましたよ
時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)
小川 一水
早川書房

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 地球文明圏を襲う自動機械群。それらの侵攻から人類の存在を守るため、26世紀から過去へと人造人間の部隊が送り込まれた。過去の人類をサポートして敵と戦いつつも、過去へ過去へと転戦する彼らに勝機はあるのか。

 オススメ度★★★★  幻魔大戦度★★★  関西人必読度★★★★ 鋼鉄ジーグ度★

 AMAZONのオススメ掘ってたら、ずいぶんと下の方に埋まってましたよ、小川一水の10月の新刊。ぐはぁ、気付かなかったぜぇ、出てたの。
 とりあえず小川一水なので信用買い。

 あらすじに書いたような軸で、読んだ後も文庫一冊276ページだとは思えないスケール。初の時間SF長編と裏表紙にあるものの、同著者の「導きの星」でのタイムスケールの大きさを再び味わえた。

 第448話がメインエピソードで、「「敵」の知識と戦闘能力に秀でた異文明の戦士と、行動的な女王が出逢って戦いが始まる」という、幻魔大戦なトコロは、いや、どちらかというと歴史改変やパラレルなソレが、っていう真・幻魔大戦な感じ。でも1冊でちゃんと終わる(笑)

 ちょいと「ウルトラセブン」のアレとかあるが、ネタバレのおそれがあるのであまり詳しくは書かない。

 スパロボの精神が好きな人にはオススメ。人類に逃げ場なし!
1943年エピソードの、全世界戦力による総力戦とか好きだなぁ。

あ、鋼鉄ジーグの件は、卑弥呼とかミマソとかイキマとか、そのへんの話ですババンバン。

 
コメント
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