☆シアワセ製作所☆

13トリソミーという病気(染色体異常)の三男の事を中心としたブログです。
沢山の人達に支えられて日々頑張っています!

REF-P1届きました

2015年12月16日 | 育児
昨日の記事で書いたREF-P1、本日手元に届きました!

キユーピーのホームページによると、粘度調整食品というものらしいです。
ペクチンを水に溶かした食品で、胃の中で栄養剤のカルシウムイオンと反応してゲル化させるそうです。
MGなどの細いチューブでは半固形食は注入出来ませんが、REF-P1は粘度が低いので、栄養剤と別々に注入する事で細いチューブからの半固形食摂取が可能になります(もちろん胃瘻でも使えます)。
REF-P1を使うと、胃食道逆流症や水様便の改善、また血糖値コントロールにも効果があるんだそうです。

とりあえず、一番量が多い夜~夜中にかけての注入で使ってみる事にしました。
エンシュア、エンシュアH、エネーボの中ではダントツでエネーボの反応粘度が高いので、REF-P1と一緒に使う栄養剤はエネーボに決定。
エネーボ150ccに対して、REF-P1はパックの半量45cc使います。
メーカーは、開封した残りは8時間以内に使うよう奨めていますが、母は毎回新しいシリンジに入れて冷蔵保管して次の日に使うつもりです。

ちょっと面倒なのが、栄養剤を希釈できないこと。
健太は栄養剤を希釈して水分摂取をしているのですが、REF-P1を使う時は、30分以上前に水分だけ注入を終えておかなければなりません。
そして、いつもの注入時間にREF-P1をシリンジで注入し、すぐに栄養剤を原液で注入します(30分以内)。
いつもかなり慎重にゆっくり注入しているので、30分の休憩を入れても、注入にかかる時間はほとんど変わりませんでした。
水分注入の時間が前倒しになるぶん、注入が終わる時間が早くなって、これからはちょっと早く寝られそうです♪

持続吸引器を作ってみた

2015年12月15日 | 育児
12月の2週目に、入院して骨粗しょう症治療の『ボナロン』を点滴する予定だった健太ですが、またもや高熱が出て入院延期になってしまいました。
7月も9月も、発熱でボトックス入院延期。
今回は初・大学病院入院だったので、よほど嫌だったのかしら。
ちなみに、今年で3年連続、母の会社の忘年会の日に高熱を出した甘えん坊さんです…。
次回のボナロン入院は1月の予定。
今度は体調崩さないと良いなぁ。

先週の主治医の定期受診で、あまりに発熱が多いので、気休めで良いから何か試してみたいとしつこく食い下がったところ、誤嚥対策に“胃の中でとろみを付ける補助食品”と“持続吸引”をやってみたらどうかと言われました。

健太は胃瘻ではなく鼻注なのでチューブが細く、とろみ食は無理だと思っていました。
でも、胃の中でペクチンとカルシウムを反応させて栄養剤にとろみをつける食品があって、鼻注でも使えるんですって。
(デザートのフルーチェが固まる原理と同じですね)
名前は『REF-P1』。キユーピーから発売されています。
2日くらい前にネットで注文したけど、まだ届いていません。

そして、持続吸引。
定期受診の日の午後に行ったショートステイ先で、そこのドクターと世間話がてらその日の受診内容についてしゃべっていたら、『REF-P1』の細かい具体的な使い方と、持続吸引器は手作りすると安く出来るというナイスな情報を教えてもらいました。
何でも、金魚の水槽に使うエアーポンプを改造するんだとか。
ネットでググると、結構沢山紹介されていました。
空気を排出する構造部分の弁を逆にすると、空気を吸い込むようになるとの事。
早速Amazonで探して、“金魚飼育4点セット”なる送料込みで700円くらいのポンプを買いました!
こんなに安いのに何とチューブまで付いていて、お買い得♪

使う道具は、プラスドライバーと両面テープとピンセットとハサミくらい。
初めての母でも1時間かからず改造出来ました。
作り方が気になる人は、ググってみてね。
※改造・使用は、もちろん自己責任で!!

こんな感じで使います。

太いチューブ(1m)はポンプに付属していたもの。
コンセントが短いので、チューブが長くて便利かも。
ボトル部分は手動吸引器のお古です。
あら、チュープの太さがピッタリ!

手動吸引器のオリジナルはこちら。

1年くらい使うとゴムが劣化して、バルーンに亀裂が入って使えなくなってしまいます。
代替えする時に、部品取りに使えるかも…と、毎回一応前のものを取っておいています。

完成してから健太はよだれを出さずに寝ているので、まだ本格的には使っていませんが、無理矢理吸ったわずかなよだれや鼻水、良い感じです。
ちなみに、買ったポンプの消費電力はたった1.2Wなので、1ヶ月24時間連続で使っても30円もかかりませ~ん。
吸引圧はわかりませんが、改造前の吐出量は0.8L/分。
音はとても静かで、持続低圧吸引にはちょうど良いパワーだと感じます。