今度こそ、放課後デイ

GWの合間に見学に行った児童デイサービス施設に、今日の放課後、契約を前提とした面談に行ってきました。

法改正により、この4月から障害者自立支援法の事業だった児童デイサービスは→児童福祉法の事業・放課後等デイサービスに変わりました。
よって、事業所で用意する契約書類作成が間に合わなかったそうで、今日は正式な契約には至りませんでしたが、来週から健太の放課後デイの利用が始まる事になりました！

当面は同じ学校のお友達と利用日を合わせて（送迎の関係上）、他校の利用者がいない日を選んでじっくり引き継ぎをする予定です。
次の利用日は一週間後。
しばらくは週に1～2回の利用になるのかな。
同じ学校のお友達も利用を始めたばかりで、はいずれは毎日預けたいと、母たちの目標は一致していています♪

現在放課後デイの利用者は健太を入れて4人で、建物は新しいしお部屋は広いしゆったりした雰囲気だし、何より施設の代表者やスタッフが受け入れオーラ全開のベテラン揃いなのが頼もしいかぎりです。
この事業所はもともと保育園と通所介護のホーム（高齢者のデイサービス）を運営していて、1年ちょっと前に立ち上げた放課後デイ施設を合わせて、ごく近所で3軒仲良く交流しているそうです。

前回ちらっと書きましたが、今度の施設は学校からさらに30分遠く、職場からお迎えに行くと1時間かかります。
帰りの道のりは、トータル約1時間半。
まあ、長年ショートステイや通園でお世話になっている療育園を経由しての通勤も同じくらいかかっていたので、何とかなるでしょう！

児童デイサービス、お断りされる！

びっくりする事が起こりました！
去年11月から面談を重ね、学校決定より念入りに進めてきた児童デイサービスの利用を、一度もまともに利用しないまま断られてしまいました。

主な理由は、健太のために雇い入れたという看護師さん。
医療機関で働いた経験がなく、看護師の資格を生かした他の職種で何十年も働いていた人だそうです。
児童デイサービス施設の代表者と面識があり、施設の代表に請われて定年退職後のパートとして来たという事でしたが…。

利用が始まる前に打ち合わせをしたいというこちらの申し入れは叶わず、健太＆母との初顔合わせは入学後でした。
その時“医療行為が出来ない人”が来てしまった事を初めて知らされたのですが、まあ看護師免許は持っているのだし、シロウトの母が出来る程度の事だもの、当然大丈夫…なはず…。
ところが、ペーパードライバーにアクセルとブレーキの位置から教えなければならないようなレベルで、重症児を見た事もなく、清潔操作の意味もわからず、健太に接する前に手を洗うでもなく。
母が仕事の時間を犠牲にして通った1時間×5回の引き継ぎで根をあげて、やっぱり出来ませんですと…。
で、代表者も新しい看護師を捜すでもなく「看護師がお世話出来ないという難しいお子さんを安全にお預かりする事は出来ません」という結論を出したそうです。

ま、吸引や導尿はおろか酸素吸入すら出来ない＆覚えられない人に声をかけたピントのずれた代表者や、医療行為をするために雇われた職場で出来ない理由ばかりを探している看護師と早々に縁が切れた事は、健太にとってラッキーだったのでしょう。
母はどこへ行っても何をしても、たいてい楽しく居心地良く過ごせる性格なのですが、この児童デイサービスはとても気疲れして、正直、利用を断られて困るより、もう行かなくて良いのかと思うと心底ホッとしてしまいました。

沈没しかけた船の気配はわかるもので、実は母はGW合間の平日（利用を断られる前）に、家や職場からはかなり遠いけど、学校に送迎に来てくれるという他の児童デイサービス施設に健太と見学に行ってきたところだったのでした。
前もって現状（医療行為の出来ない看護師と引き継ぎが進まない、送迎車に乗る練習も毎回ずらされて一度も出来ない、代表者と話すたびに利用日数などの条件が変わる、しかし、健太のために新しく看護師を雇って受け入れようとしてくれた誠意を裏切る事は出来ないなど）の不安を包み隠さずお話した上で、快く見学を受け入れてくれました。
そこは健太にぴったりのゆったりした環境で、困ったらいつでもまた相談に来て下さい、すぐにでも利用開始できますよと言ってくれました。

最初の児童デイ施設の一件で母は疲れてしまったので、新しい環境に身を投じるのはちょっと先延ばしして、しばらくは健太の送迎をしながら学校の時間帯だけ仕事に行って、在宅勤務も足しながら頑張ろうかなと思っています。
利用が始まると、長距離通勤で消耗しそうだし。
なーんて言いながら、来週あたり申し込みの電話をしてそうな気がする…。

付き添い卒業！

本日、健太の学校の医療ケア付き添いを卒業しました。
やったー！！

先週金曜日にはすでに付き添いなんて必要ない感じでしたが、健太担当の担任がお休みだったため、一応一日教室で健太の側にいました。
今日は保護者控え室にいる母に一度も呼び出しがなく、ナースも先生も母も全員一致で付き添い卒業となったのでした。

注入だけのお友達は一週間前に付き添いがなくなり、気管切開＆酸素吸入だけのお友達は欠席が多かったけれど今日一緒に付き添い終了が決まり、実質、健太は人の倍くらいかかりました～。
まあ、注入・気管吸引・酸素吸入（しかもその都度状況を判断して投与状況にばらつきあり）・導尿・発作対応の盛りだくさんメニューをお願いする割には、スピーディーな引き継ぎだったと思います。

明日はお迎えがてら、放課後に担任、養護教諭、ナースが立ち会って気管カニューレの抜き差しを実演します。
学校でカニューレが抜けたら母の到着を待っている余裕はないだろうという事で、万が一の抜去事故の時にはナースがカニューレを入れてくれるそうです。
なんて頼もしい！

N支援学校、ナースのレベル高し。
もうすっかり安心してお任せ出来ます♪