☆シアワセ製作所☆

13トリソミーという病気(染色体異常)の三男の事を中心としたブログです。
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持続吸引器を作ってみた

2015年12月15日 | 育児
12月の2週目に、入院して骨粗しょう症治療の『ボナロン』を点滴する予定だった健太ですが、またもや高熱が出て入院延期になってしまいました。
7月も9月も、発熱でボトックス入院延期。
今回は初・大学病院入院だったので、よほど嫌だったのかしら。
ちなみに、今年で3年連続、母の会社の忘年会の日に高熱を出した甘えん坊さんです…。
次回のボナロン入院は1月の予定。
今度は体調崩さないと良いなぁ。

先週の主治医の定期受診で、あまりに発熱が多いので、気休めで良いから何か試してみたいとしつこく食い下がったところ、誤嚥対策に“胃の中でとろみを付ける補助食品”と“持続吸引”をやってみたらどうかと言われました。

健太は胃瘻ではなく鼻注なのでチューブが細く、とろみ食は無理だと思っていました。
でも、胃の中でペクチンとカルシウムを反応させて栄養剤にとろみをつける食品があって、鼻注でも使えるんですって。
(デザートのフルーチェが固まる原理と同じですね)
名前は『REF-P1』。キユーピーから発売されています。
2日くらい前にネットで注文したけど、まだ届いていません。

そして、持続吸引。
定期受診の日の午後に行ったショートステイ先で、そこのドクターと世間話がてらその日の受診内容についてしゃべっていたら、『REF-P1』の細かい具体的な使い方と、持続吸引器は手作りすると安く出来るというナイスな情報を教えてもらいました。
何でも、金魚の水槽に使うエアーポンプを改造するんだとか。
ネットでググると、結構沢山紹介されていました。
空気を排出する構造部分の弁を逆にすると、空気を吸い込むようになるとの事。
早速Amazonで探して、“金魚飼育4点セット”なる送料込みで700円くらいのポンプを買いました!
こんなに安いのに何とチューブまで付いていて、お買い得♪

使う道具は、プラスドライバーと両面テープとピンセットとハサミくらい。
初めての母でも1時間かからず改造出来ました。
作り方が気になる人は、ググってみてね。
※改造・使用は、もちろん自己責任で!!

こんな感じで使います。

太いチューブ(1m)はポンプに付属していたもの。
コンセントが短いので、チューブが長くて便利かも。
ボトル部分は手動吸引器のお古です。
あら、チュープの太さがピッタリ!

手動吸引器のオリジナルはこちら。

1年くらい使うとゴムが劣化して、バルーンに亀裂が入って使えなくなってしまいます。
代替えする時に、部品取りに使えるかも…と、毎回一応前のものを取っておいています。

完成してから健太はよだれを出さずに寝ているので、まだ本格的には使っていませんが、無理矢理吸ったわずかなよだれや鼻水、良い感じです。
ちなみに、買ったポンプの消費電力はたった1.2Wなので、1ヶ月24時間連続で使っても30円もかかりませ~ん。
吸引圧はわかりませんが、改造前の吐出量は0.8L/分。
音はとても静かで、持続低圧吸引にはちょうど良いパワーだと感じます。