晴れたらそらと遊ぼう!

天国へ散歩に行ってしまった「そら」と
その後迎えた「クレア」「ジル」とのわんこライフ🎶

富士山 双子山

2014年12月15日 | 山歩き

こっち(静岡)の人は富士山を見て天気予想をする。
傘雲=雨 は有名ね。で、冬になるとよく出るのは、
富士山の東の尾根にほうきではいたような雲、
この雲が出てたら数時間後は強風が吹く。
富士山天気予報はほんとに良く当たる。

先週土曜日の富士山はまさにこの掃き出し雲。


案の定、朝は無風だったのに10時ころからものすごい風。
ちょろっと駿河沼津SAのランに行ってみたけど、あまりの寒さに即退散。

翌日曜日。この日はすっきり富士山。
これなら大丈夫!やぼ用(地区の会合)を済ませて慌てて山歩きへ。

向かったのは、富士山麓  水ケ塚。ここから登山口に入る。
富士山の裾野5合目あたりの2つのこぶ。双子山。
そこを目指して登ります♪ 富士山 雲出ちゃったけど、大丈夫なはず。

 登山口の看板。富士山周辺にはたくさんのトレッキングルートがあるの。

 始めはほとんど標高線と平行移動。なので高低差なし、楽々♪
途中シカに遭遇。そらが猛烈に後追いしそうになる(汗)

 落ち葉の下は霜柱。でも風がないから寒くないわ。

 20分ほど歩くと、御胎内広場。ここからは登りが始まる。

 登りって言ったって、今までの山に比べればそんなにたいしたことはないの。
でもこの日そらパパは不調。息が上がってる。

やがて、幕岩と呼ばれるところへ。
なんか大きなクレーターみたい。富士山が火山であることがよくわかる。


にしても意味が分からないほどの大きな立看。


もうシーズンオフということもあり、すれ違ったハイカーさん
(うちは遅い時間にスタートしたから登頂して下ってくる人)は3組のみ。
でも、皆さんが口々に教えてくれたのが、双子山山頂直下に遺体がある。
たった今警察に連絡したとのこと。(恐)
いろんな体験をするものだ。こんな情報を聞いて…
ありえない体験にじかに遭遇してみたいという野次馬根性と、(申し訳ないとは思いつつ)
縁起が悪いので、できうるなら回避したいという2つの複雑な気持ち。
そんな気持ちになりながら(心の中でお経を唱えながら)さらに標高をあげると、森林限界を抜けて…
目指すピークが見えてきた!左は富士山の尾根。雪が積もってる。

 地は完全に富士山特有のザレザレした小石。
しっかりした道しるべがあるので、誰もいないけど不安なし。
自分の声がやたら響くように思える。粉雪舞ってます。


まずは奥の小さいお山のほうから登りましょう。
そらの左にそらの吐く息が白くもやってるのわかるかな?

やがて小さいお山ピークゲット。(1804M)
いっちょ前に小さな鳥居がある。後ろの富士山は相変わらず雲の中。

結構立派な標識も。

景色は・・そりゃあ富士山ですから絶景が広がってます。
山中、河口湖方面。

裾野演習場の奥に最近登った金時山。

来年は登りたいと思ってる愛鷹山塊。

駿河湾も見えてるよん♪  すごい雲が映ってるけど、それほど悪天候じゃなかったんだよね。
もしこんな雲の下だったら超怖いじゃんね~。

ここで遅めのランチにしようと思ったら、まさかのガス切れ。
じっとしてると思い切り冷えてくるので、隣の高いほうのお山へ向かう。
ザレザレした足場にそらともども苦戦しながらやっとピーク!(1929M)
こっちのほうが高いのに、こっちにはケルンらしきものに棒が斜めに突き刺さってるだけ。


ところで、ご遺体の話は…
このピークに登る途中ですれ違いました。でも救護隊4名の方がちょうどシートに包んだところでした。でもじゃないな、直接見なくてよかった。
さっきの小さいほうの山を見下ろすショット。
写真からは見切れてますが、この右側、私たちの数メートル先で収容していた。
この直後、ヘリコプターで運ばれていった。きっと、昨日の強風の中登ったのかなぁ。
それか、心臓発作とかの体調急変? 翌日の朝刊に載ってたけど、その時点ではまだ身元が分かってなかった。

山の恐ろしさに気を引き締めながら大きなこぶ山を下山。
なんだけど、ザレ場を下るのは怖い。思い切りつま先に力を入れて踏ん張りながら
ちょとづつちょっとづつ…そらも苦労してる。
さっきまでの体調不安のそらパパは今度は私たちを見ながら面白そうに呑気にシャッター切ってるし…
悔しい!!けど、ゆっくりしか進めないのよ~~!

日暮れと競争するようにどんどん下山。
駐車場には16時20分ごろでした。
距離13・27K。時間約5時間(休憩含む)。標高差500弱でした。
そんなにたいしたルートじゃないのに、2人ともいつも以上に足にきて疲れた。

駐車場では思わぬ出会い。
私たちも登ったことがある腰切塚に遊びに来ていたゴルのジュエル(4歳)ちゃん。
かわいいわぁ。


初対面だけど、そらのこと知っていた。
うちのブログを時々見てくださっていると云ううれしいお言葉。
そらをマッサージまでしてくれて、疲れていたそらは思い切り体預けて、恍惚の表情。

 
こんなうれしい出会いもあると、ブログをやっててよかったなと思います。
今年も押し迫ってきましたが、寒気団が次から次から攻めてきています。
皆さん、お体大切にしてワンズと楽しい冬遊びしていきましょうね♪

 

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (らすまま)
2014-12-16 19:06:33
うわぁ・・・そっか、山に登ると
そういう事もあるんですね。
その人は一人で登ったのかなぁ。
恐いですね。

ジュエルちゃん可愛い~♪
ブログ読んでくれてたなんて感激ですね!
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Unknown (Wan Peace)
2014-12-16 19:27:11
どこかの海外の風景みたい♪
The 山!って感じ(≧∇≦)

この前と、そらちゃんの表情が違う~♪

中高年男性死亡の記事は見ましたが、まさかその日、その時に、その場にいたとは…(^^;;

心筋梗塞か…もしくは…硬直してたらしいですし、発見が午前中だったので、前日に歩いていての凍死ですかね…(>_
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大変な・・・ (ぱんママ)
2014-12-16 20:36:16
貴重な?大変な?経験もしてきたのねぇ(;´∀`)

画像で見る限りはなだらかそうに見えるけど足元が変わるだけで大変なのね(;´∀`)

お山で山ワン仲間に逢えるなんて素敵ね~(#^^#) これから寒くなるし山登りはしばらくお休み?くれぐれも気を付けて楽しんでよね(*^^)v
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らすままさんへ (そらまま)
2014-12-16 23:43:05
遭難した人は単独だったようです。
身元が分かるものはなかったようなの。
私もそういうものは持っていなかったけど、今度からは免許証のコピーとか入れておこうかな。

読者の少ないブログなのに、こんな出会いがあるとは…
うれしいびっくりでした♪
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wan peaceさんへ (そらまま)
2014-12-16 23:51:50
富士登山のほんの端っこをかじってみたけど、
そらもあたしも、あのザレザレには苦労しちゃったわ。
富士山てっぺんまでなんてとても無理と実感。
あらためて、wan peace 家のすごさに感心しちゃったわよ。

積雪もまだないところだったので、まさかと思ったけど、
風から逃れるようなところもないので、天候次第では危険も潜んでるし、体調管理も大切ね。
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ぱんままさんへ (そらまま)
2014-12-16 23:57:20
ほんとに、まさか広い富士山の中でその現場に居合わせるとはって感じでした。この日は穏やかだったけど、遮るものがないので、悪天候になったら最悪の事態も起こりうるわ。

冬山も行くのよ。スノーシューもアイゼンもあるからね~。
でも、今回の人のようにならないよう、十分気を付けたいと思ってます。
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