このタイトル、ちょっとオーバーだったかな…
そら家、とうとう百名山の一つを登った!
事の始まりはTVのローカルニュース。
伊豆の天城山のアマギシャクナゲが、10年ぶりの大開花だという。
これはもう登って見るしかないでしょう。
天城山は日本百名山の一つ。
ご存知の方も多いと思いますが、日本百名山は、小説家で登山家の深田久弥が
自分で登った山の中で、山の品格・歴史・個性をかんがみて制定した百の山のこと。
あたしはついこの前まで、標高の高い順に百個の山のことだと思っていたら、
「そんなことも知らないで、山々って騒いでいるの?」とそらぱぱに呆れられた。
でもさぁ、歴史・個性はわかるけど、山の品格って何よ?
要するに、その深田久弥って人の個人的好みってことなのかなぁ?
話を戻して…
この時期の天城山、TVでやるぐらいなので超人気のお山。
ワン連れ登山としては、混みあわないうちに登りたい。
なので、いつものごとく、24日(土)に前泊。
ハイカー用の広い駐車場(100台ぐらい)が、天城ゴルフC・Cに隣接している。
夜9時過ぎ駐車場に着いたら、もうすでにたくさんの車。
でもなんか変。みんな三脚でカメラいじってる。
見つめているのは星空。
どうやら、星空ウォッチングの名所らしい。確かにすごくきれい。
明けて、25日(日)星の人の話し声と、ハイカーの車の音でほとんど寝られなかったそらとあたし‣・
そらぱぱは爆睡してたけど…
6時20分、登山スタート。
始めは緩やかな傾斜。楽勝じゃん!
ところが、すぐにそんなに甘くないことを知る。
道中、岩場がたくさん。
でも、この日のそらさん絶好調。ピッチを上げてどんどん登る。こっちがついていくのが大変なくらい。
こんな難所も、もはや慣れたもの。
「よっこいしょ」
ほとんどが林間歩きの行程。ちょっと開けたところで一休み。「調子いいぞ!」
相変わらずどんどん登る登る。
でも、先は長い今日の山登り。焦らず休憩はさみながらネ。
1時間ちょっとで最初のピーク、万二郎岳(1299M)ゲット! 7:50
ここを過ぎると、花花花の素敵な山歩き。
まずは、トウゴクミツバツツジの群生。
新緑に映えるピンクがビューティフル!
アマギシャクナゲを期待してきたのに、つつじもこんなにきれいなんて、この山ただ者じゃない!
しかもずーっと私たちを迎えてくれる。
肌がつるつるしたヒメシャラの木も美しい。
でも、ここから本日最難関の道のり。梯子場も何とかクリア。
大きな岩を乗り越え乗り越え…
そして花を見てまたほっとして…これはアセビ。
そしてまた梯子。「なにくそー!」とそらが思ったかどうかは???
梯子を上から見るとこんな感じ。斜度80度?
そら難なくクリアして平気な顔で歩いてる。恐るべし!いつからそんなにたくましい?
このあたりからようやくアマギシャクナゲの乱れ咲き。
薄いピンクやら濃いのやら、それはそれはお見事な満開♪
登った人だけが見ることができると思うと、大変な思いも吹っ飛ぶ美しさ。
いつものように、丸太にカメラ乗せてオートシャッターで。
そして、天城山最高峰、万三郎岳(1406M)頂上。やったね! 9:30
「登ってきたの?すごいねぇ」他のハイカーさんに褒められること数回。
今度はヤマアジサイまで咲き始めて…どこまで楽しませてくれるのでしょう?
そして分岐点。さらに縦走をする人は左へ。ブナの群生が見られるそう。
行けそうな気もしたけど、下山の余力も考えて、うちは登山口方向へ。
この選択が正解だったことを思い知らされる下山道。きつかったー!
まずはながーい階段。結構な斜面。足にきます。
さすがにそらもややスローペースに…そらぱぱの後ろをつくように…
そしてとどめはこれでもかと思うほどの岩場続き。
足の置き所を考え考えの下山。息あがってます。
さらにはこんな場所。そらがんばれ!
そしてやっとのことで登山口まで戻ってきました~。(11:40)
ほんと、「おつかれさまでした」です。
休憩含めて5時間半。充実の山歩きでした。
そして、そらが山ガールとして、どんどん成長していく姿に感動した山歩き。
帰宅してマッサージしてみれば、明らかに後ろ脚の筋肉が太くなっていることに納得。
今度の日曜日はまたまたお楽しみイベント。
そらもあたしも元気バリバリです!♪
今回の山歩きデータ。
後で他人のレポ見たら、この日の天城山、登る人の渋滞ができるほど混んでた。
そういえば、下山したらバスも何台か停まってた。
うちは数人のハイカーさんと行き会っただけ。朝早く登って大正解でした。